これまでフロートメバリング・アジングのPEラインには0.4号や0.6号を使用していたのですが、0.4号だと強度に若干の不安があり、0.6号だと飛距離に若干の不満が残る感じでいまいちこれだ!と思える感じではなかったんですよね。
そこで思ったのが、間を取って0.5号なら強度と飛距離のバランスが良くて使いやすいんじゃねか!?
ということ。
そこで結果的に購入に至ったのがサンラインのソルティメイトスモールゲームPE‐HG(ハイグレードPE)というPEラインです。

結論から言いますと、まさに求めていた飛距離と強度のバランスの良いPEラインという感じです!
すでにメバリングで10回ほど使用したので、詳しい使用感などを書いていきたいと思います!
もくじ
0.5号のPEラインがない!?
私はここ最近、アーマードF+ProのPEラインを気に入って使用していたので同じメーカーの0.5号を探したのですが、0.4号と0.6号はあるのですがなぜか間の0.5号がないんですよね(;’∀’)
何度も確認しましたが、どうやら公式サイトで見ても0.5号はないようなので、仕方なく違うメーカーで探してみた結果、目に入ったのがサンラインのソルティメイトスモールゲームHG‐PEだったわけなんです。

実は以前から気にはなっていたのですが、値段が約4000円と焼肉食べ放題最上プランに匹敵するレベルだったので敬遠しておりました。
ただ、値段が高い分ライン強度や耐久性が高いなら、長い目で見たコスパは悪くないのかも?と思い今回購入に至ったわけであります候。
スペック
号数 | LB | 直強力(kg) |
0.15 | 2.5 | 1.2 |
0.2 | 3 | 1.6 |
0.3 | 5 | 2.1 |
0.4 | 6 | 2.9 |
0.5 | 8 | 3.3 |
0.6 | 10 | 4.2 |
全て150m | 価格 | Amazonで4000円前後 |
ソルティメイトスモールゲームPE-HGのスペックは上表のようになっています。
ラインに負荷が掛かった時の強度は0.5号で3.3kgまで耐えれるレベルとなっており、春の大型アオリイカでも釣り下げようと思えばできますね!(その前に竿が折れると思いますが(;’∀’))
ラインの素材
ライン素材には超高強度ポリエチレン繊維(糸)IZANAS TM というものが使用されています。
特徴としては、しなやかでハリ・コシの少ないタイプで摩擦には弱いです。
比重
比重は0.97で水に浮くタイプの一般的なPEラインです。
今回はアジ・メバルのフロートゲームで使用するため、比重に関しては気にせずに購入しました。
ハリのないタイプ
ソルティメイトスモールゲームのPEラインはアーマードF+Proのようにハリのあるタイプではなく、どちらかというと昔ながらの「THE糸」という感じのしなやかなラインで、手に持つと下へ向かってだらんと垂れ下がります。

画像の右がソルティメイトスモールゲームで左がアーマードF+Pro
ソルティメイトスモールゲームにはハリ・コシがなく、代わりにしなやかさがあるのが分かります。
これまで10回メバリングに使用しましたが、ハリが無いからと言ってライントラブルが起きやすかったり、強度が弱いという印象はなく、
むしろ使われている素材(超高強度ポリエチレン繊維 IZANAS TM)の恩恵なのか毛羽立ちが少なく使いやすいと感じました。
感度抜群

感度に関しては伸縮性の低いPEラインだけあってすこぶる高いです。
10gのフロートを付けて50mほど遠投した先のメバルの小さな吸い込みアタリでもしっかりと竿先に伝えてくれます。
もちろん、使用しているチューブラーティップのロッドも感度UPに一役買ってくれているため、PEライン+チューブラーロッドの組み合わせが感度の面では最強かと思います。
高強度

強度に関しては直強力(kg)で3.3kgまで耐えることができます。
尺メバルでも500g程度と言われているので、リーダーと結束していたとしてもPEラインに傷が入っていない限り抜き上げは余裕のはずです。
私自身、今のところ28.5㎝までのメバルを釣り上げましたが、抜き上げで切れることはありませんでした。
ただ、長時間釣行しているとキャスト時にフロートとの結束部分が切れたことはありました。
何十回もキャストする中で結び目にダメージが蓄積されていたと思われます。
ですので、長時間釣行する場合は2~3時間に1回フロートを結び直すなど対策すると良いかと思います。
飛距離抜群!

やはり0.6号よりも0.1号サイズダウンしているだけあって飛距離はよく出ます。
実際に計測したわけではないのであくまで感覚的なものですが、0.6号よりも5mくらいは伸びているのではないかと思います。
たった5m?と思われるかもしれませんが、シャローエリアで遠くの岩陰を狙いたい時にもう少しだけ飛距離が欲しい!と思うことがあるのでめちゃくちゃ有難いです。
キャスト時の糸抜け感もスムーズで、4本捻りですが滑らかに捻り込まれているのか表面に凹凸が少ないようで糸鳴りもなく、ストレスフリーです。
ソルティメイトスモールゲームHG-PEを使用して今のところ10回釣行(約60時間)していますが、毛羽立ちも起こっておらず高飛距離が維持できています。
擦れに弱い
これはPEラインの宿命とも言えそうですが、擦れには弱いです。
とはいえ、私の場合はフロートメバリングやアジングでは水面下1m以内の表層を狙うことが多く、そもそも岩など傷の元になる物体に擦れること自体があまりないため、擦れによって切れることは滅多にありません。
もちろん、メバルが掛かってから潜られて擦れることはありますが、誘いの段階で擦れることは少ないですね。
ジグ単や沈むタイプのシンキングフロートで障害物周りを攻める場合でも、リーダーを長めに取っておくことで直接PEラインが擦れることは防げるかと思います。
0.5号にこだわらないなら、PEラインの中では擦れに強いアーマードF+Proはおすすめです↓

風のある日はライントラブルに注意

これはPEラインに限ったことではないですが、風のある日はライントラブルが増えがちです。
先日、強風時に釣りをしていた際、風の無い日と同じ要領でキャストを繰り返していたら、いつの間にかスプール内のラインに輪っかが出来ており、数メートル切らなければならなくなるトラブルが起こりました。
このようなトラブルに見舞われないためにも、キャスト時・キャスト後は毎回リールをチェックしてから釣りの動作へと移行しなければならないと改めて思いました!
ただ、風の無い日に普通に使用していてライントラブルが起きやすいという印象はなく、実際にも起こっていないため使い心地はかなり良いと感じています。
10回使用後の色落ち具合
まず使用前の状態がこちらです↓

次に10回使用後(約60時間)の状態がこちらです↓

使用前は濃いピンク色だったのが、10回使用後は薄いピンク色へと変貌を遂げています。
色落ちに関してはあまり気にしたことがないので落ちやすいのかどうかの判断基準が分かりませんが、ピンク色は維持できているので良い方なのではないかと思います。
うまく使えば長期間活躍してくれそう

ソルティメイトスモールゲームPE‐HGを実釣で使用してみての満足度ですが、
感度
強度
飛距離
毛羽立ち
色落ち
耐摩耗性
このような感じで、今回購入に至った一番の理由である「飛距離と強度のバランスの両立」は達成できたので満足しています!
使用する際の注意点ですが、風の強い日はキャスト毎にしっかりとリールを確認してラインメンディングを行えば、毛羽立ちも少なく耐久性も高そうなので長期間使えるのではないかと感じました!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/


