発売が遅れていた21フリームスFC LT2000Sが届きましたので、スペックや使用感などを書いていきたいと思います!
結論から言いますと、18フリームスから進化している点はあるものの、実際の使用感としては大きな感動は無かったというのが正直なところです。
18フリームスからわざわざ買い替える必要はないと感じました。
とはいえ!21フリームスは新素材ZAION Vで軽量化&剛性がUPしていたり、魅力的な点もあります!
この記事では18フリームスとの違いや21アルテグラとの違う点について写真付きで書いていきますので、購入に迷っている方は参考にしてみてください。
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21フリームスFC LT2000S
もくじ
スペック
品名 | 21フリームスFC LT2000S |
---|---|
ギア比 | 5.2 |
巻取り長さ | 68㎝ |
自重 | 185g |
最大ドラグ力 | 5㎏ |
ハンドル長さ | 40㎜ |
ノブ | I型 |
ベアリング | 5/1 |
標準糸巻き量 | PE0.6‐150m |
21フリームスFC LT2000Sはローギアリールとなっているため、ハンドル1回転あたりの巻取り長さは68㎝と少ないです。
そのため、メバリングやアジングでのゆっくりとしたリトリーブ(ただ巻き)や誘いを行いたい場面で活躍してくれるリールですね!
特に、ジグ単の釣りでは飛距離が出ても20m程度なので、ハイギアとローギアではじっくりと誘いやすいローギアの方が使いやすいと感じます。
DAIWAといえば、リール内部に海水が侵入しないようにマグオイルを使用したマグシールドというテクノロジーが採用されていますが、21フリームスもマグシールドは採用されています↓
銀色が美しいデザイン
21フリームスのデザインは銀色×金色となっており、光沢のある銀色が美しく高級感を感じさせるデザインです。
1万円クラスのリールだけあって、所有感をしっかりと満たしてくれるデザインになっていると感じますね。
ピンク色のPEラインを巻くと↓のような雰囲気になります。
エクセレント!
ラインを巻くと早く釣りに行きたくなります。笑
ハンドルノブの形状
ハンドルノブはI型となっており、ハンドル長さも40mmと短い造りになっているため、ただ巻きなどのリトリーブが非常にやりやすいです。
指で握る部分の素材はゴムのような感触になっているため、滑りにくく魚が掛かった直後もすぐに握って回すことができます!
軽量!
21フリームスFC LT2000SはPEライン0.3号を150m巻いた状態で183gと軽量です!
公式発表では185gとなっているのですが、個体差なのか私のフリームスは183gでした。
18フリームスLT2000Sは190gだったので、その差は−5g~7g。
ただ、その重量差は実際に2つを交互に持ってみるとようやくわかるレベルというのが正直な感想です。笑
釣りに集中している時は気にならないレベルといえますね!
BUT!軽いのは間違いなく軽い!進化しています!
使用感
2021年6月に21フリームスでジグ単メバリングを行いましたが、非常に快適な釣りができました。
- 巻き心地
違和感無し。開封直後は少し重いと感じていた巻き心地でしたが、長時間釣りをしているとグリス?が馴染んできたのか滑らかに回転してくれるようになりました。
- ドラグ
シーバスを掛けましたが、激しい走りに追随して気持ちよく滑ってくれました。
メバル・アジのライトゲームにおいて、不足のない満足できるリールだと感じました。
21アルテグラとの違い
ここからは最大のライバルである21アルテグラとの違いについて書いていきます!
いや~本当に甲乙つけがたいといいますか、どちらも素晴らしいリールなのですが、違いはあります!
巻き心地
- 21アルテグラC2000S
21アルテグラの巻き心地はしっとり系で非常に滑らかに回転してくれます。
最初に巻いた時は感動しました!
ここまでの巻き心地を実現できている理由は、極上の巻き心地と言われているSHIMANOの最上位機種、ステラと同じマイクロモジュールギアⅡが搭載されていることや、
その他のテクノロジーもふんだんに搭載されていることが理由となっています。
- 21フリームスFC LT2000S
21フリームスの巻き心地はサラサラ系でこちらも滑らかに回転してくれます。
ですので、アルテグラがしっとり系、フリームスがサラサラ系かなと。
ただ、しっとり系かサラサラ系かに関しては好みだと思うのですが、個人的にはアルテグラの方が滑らかさが上だと感じます。
ですので、巻き心地の滑らかさを重視するなら21アルテグラを選べば間違いないかと思います。
21アルテグラC2000S
デザイン
デザインに関しては上画像をご覧いただければ分かるように、全く違います!
21アルテグラが紺色主体のボディカラーであるのに対して、21フリームスは銀色主体のボディカラーとなっています。
個人的な印象としては、アルテグラの方が紺色で落ち着いた色合いなので、大人な雰囲気を感じます。
フリームスの方はシルバーが主体で少し派手目なので、光沢感のあるリールが好きな人にはGOODだと感じます。
その他にもドラグノブの形状の違いや、スプールのデザインの違いなど細かい点がいくつかあるので下に書いていきます!
ドラグノブ
21フリームスと21アルテグラのドラグノブを上から見た画像です。
21アルテグラの方がノブに高さがありますが、どちらも掴みやすく、不意に大物が掛かった時でもドラグの調整がスムーズに行えます。
ハンドルノブ
ハンドルノブはどちらもI型なのですが、21アルテグラの方はI型というよりもひょうたん型と言った方が伝わりやすいかもしれません。
これに関しても、どちらかが掴みにくいといったことはなく、どちらも指で持ちやすく扱いやすいと感じています。
ラインストッパー
ラインストッパーは21フリームスが上画像のような逆台形となっており、21アルテグラが下画像のような逆三角形となっています。
フリームスの形状の方がラインが掛けやすいという意見もあるようですが、個人的にはどっちでもいいという感じです。
使いづらさとかはないです。
ストッパー付きボディか否か
21アルテグラにはボディのストッパーレバーは無いのですが、21フリームスには付いています。
ストッパーレバーに関しては必要無いという意見が多いようですね。
というのは、逆回転させる場面が少ない・ドラグ調整でカバーできるからというのが理由だと思います。
ストッパーレバーを使う場面としては、例えば夜暗い中で釣りを行っている際、仕掛け回収時に巻きすぎて穂先にジグヘッドなどが詰まってしまった場合など、ベールを開けれない状況の時に使用しますよね。
私は今でもたまに巻きすぎる時があるので、このストッパーレバーはなんやかんやで助かります。笑
無くてもドラグ調整で難なく解決するのですが、ドラグノブを回すよりも楽な気がします。
その後、再度ドラグ調整をしなくても良いですしね。
重量
- 21アルテグラC2000S
21アルテグラC2000SはPEラインを150m巻いた状態で187gという計量結果になりました。
公式発表では185gということですが、PEラインの重さが加わっていることを考えると誤差だと思います。
190gを切ってくるとかなり軽いです。
- 21フリームスFC LT2000S
すでに上記していますが、21フリームスFC LT2000SはPEラインを150m巻いた状態で183gという計量結果に。
こちらも公式発表では185gですが、個体差なのか?多少の誤差があるようです。
BUT!
187gも183gも持ってみると違いなんぞ殆ど分かりません。
どちらも軽いので気にする必要はないレベルですね!
18フリームスとの違い4つ
一見、どこが違うの?と思ってしまうくらい見た目の変化が薄い18フリームスと21フリームスですが、実はしっかりと進化しています。
FCによる軽量化
21フリームスは2000番クラスまでがFCモデルになっています。
FCとはフィネスカスタムの略称で、基本的に軽量化を目的として、ボディの小型化、パーツの軽量化がなされているモデルと考えて良いと思います。
DAIWAのFCモデルはカルディアやルビアス等の上位機種に採用されていますが、それぞれのリールによってフィネスカスタムされている箇所が違うようです。
21フリームスの場合は、ボディとローターにZAION Vというカーボンハイブリッド樹脂が使用されたことで軽量化に成功しています。
18フリームスのボデイにはDS5という樹脂素材が使用されていて、これも軽量化に大きな貢献を果たしたようですが、21フリームスでZAION Vが採用されたことでさらなる軽量化を果たしています。
18フリームスのボディが141gなのに対して、
21フリームスのボディは136gです。
ですので、190gの18フリームスと185gの21フリームスが軽量化(FC)された部分はボディ(ローター含む)ということですね!
とはいえ、5g程度の違いでは実釣での違いを殆ど感じることができないレベルです。
ボディ素材がZAION Vに変わり剛性UP
少し上記した内容と被ってしまうのですが、ボディ素材にZAION Vが使用されたことにより、軽量化だけでなく剛性もUPしています。
剛性がUPすることのメリットは、ボディがたわみにくくなることでギア同士がしっかりと噛み合い、巻き抵抗が低くなることで楽にリールが巻けることが挙げられます。(人によって感じ方は違うと思いますが)
私自身は経験がないのですが、どうやら超大物が掛かるとリールに負荷がかかり、グニャッとボディが変形してしまうことがあるらしいです(;’∀’)
マジすか・・・。
ただ、アジングやメバリングレベルの「大きくても30㎝くらいまでの魚」を掛けた時にそこまで剛性が必要なのかと考えると、おそらく必要ないのではないでしょうか。
ですので、余程大きいルアーを動かしたり、大きい魚を狙わない限りは18フリームスでも問題ないと考えます。
巻き心地
21フリームスを巻いてみて感じたこと。
「あれ?18フリームスの方が滑らかかも・・・?」
これが正直な感想なのですが、理由はおそらく新品のため、グリスなどがリールに馴染んでおらず、まだ巻き心地に滑らかさが少ないのかもしれません。
ベアリング数も18フリームスと変わらないのであれば巻き心地は同じはずです。
ただ、過去にリールを購入した直後は巻き心地に違和感があったものの、長期間使用していると滑らかになった経験があるので時が解決してくれるのかもしれませんが・・・。
とはいえ、決して巻き心地が悪いわけではなく、サラサラ系で滑らかではあるのです。
2022/1/24 追記
実際に使用しているうちに巻き心地のなめらかさは長期間使用した18フリームスと近いレベルになってきました!
デザイン
デザインに関しては殆ど一緒であまり変化していないのですが、その中でも変化しているのはスプールを上から見た時のデザインです。
画像左の21フリームスのふちが銀色なのに対して、右の18フリームスはふちが金色になっています。
その他の違いは、スプールのデザインが18フリームスは下画像のように肉抜きされていますが、
21フリームスは肉抜きのデザインが変化しています↓
微々たる変化ですね!笑
以上4つがスペックや実際に使用して感じた違いですね!
※リール袋は無し
21フリームスにはリール袋が同封されていないので、リール袋が欲しい人は100均で巾着袋を買うなどして用意する必要があります。
21フリームスがおすすめな人
21フリームスがおすすめな人は、18フリームスを持っておらず、フリームスよりも低価格帯のリールを使用していた人です。
1万円台前半のリールとしては、基本的なスペックが総じて高いので満足できるはずです。
それとは逆に、すでに18フリームスを持っているという人はわざわざ買い替える必要はないと感じます。(違う番手なら別ですが)
重量差も微々たるものですし、巻き心地なども特段良くなっているという印象は受けませんでしたので。
型落ちの18フリームスが安く購入できるのならそっちの方がお買い得かもしれません。
とはいえ、3年前に18フリームスが発売された当初は、この価格帯で衝撃の高スペック!と評されていたくらいですから、
少しでもそのスペックを上回っている21フリームスが素晴らしいリールというのは間違いありません!
21フリームスFC LT2000S
少しでも参考になれば幸いです!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/
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