遠くの魚を狙いたい時に使用するフロートですが、根がかりやすっぽ抜けでロスしてしまうともったいないですよね。
なるべく出費は抑えたいし・・・笑
私は去年、泉南のシャローエリアでの尺アジが釣りたくてフロートフィッシングデビューしたのですが、かなりの数をロスしてしまいました(;’∀’)
特にシンキングタイプは沈めすぎて根がかりロスさせてしまうことが多かったです・・・
あれは2018年、夏の事でした。
私はアホみたいに根がかりさせフロートをロスしていました・・・。
そんな時、イライラを募らせ一人で地団駄を踏んでいる私を見かねてか、近くにいたおじさんアングラーが親切にも手を差し伸べてくれたのです。
そう言って車のトランクを開け見せてくれたのは、ざっと見だけでも50個はあるフロートの数々でした。
感想を述べた後、ついでに隣にあったクーラーボックスの中を見せていただくと、尺サイズのアジがゴロゴロ入っています。
これは・・・間違いなくスカウターが壊れるくらい戦闘力が高いおじさんです。
こんな戦闘力5のゴミに、親切丁寧に教えていただいたおじさんに感謝の言葉を告げた数日後、さっそくフロートを作ってみたので、超簡単なフロートの作り方を画像を交えて解説していきたいと思います!
自作フロートのアジ・メバル釣行記はこちら↓
作り方の手順と必要なもの
ラグビースーパーボール20個入り
超硬質ステンレス線 15本入り0.6㎜
0.6mmはサイズ選択から選択できます!
必要な材料は以上の2点。
後は、ステンレス材を変形させたり、スーパーボールに突き刺したりする時にペンチが必要です。
ステンレス材のカット
50㎝あるステンレス材を、スーパーボールに突き刺してもはみ出ないサイズにする為に、ペンチで約9㎝にカットします。
変形
ステンレス材の真ん中の部分をペンチで挟み、傷の付かない台の上などに押しつけながら曲げていきます。
ある程度曲がったら、画像のようにペンチでしっかりと湾曲させます。こうすることでスーパーボールに挿しやすくなります。
挿し込む
スーパーボールの上下どちらでも良いので、先ほど変形させたステンレス材を画像のように挿し込んでいくと、案外すんなり入ってくれます!
ここでのポイントはしっかり垂直に挿し込むように意識することです。
適当に挿し込むとスーパーボールの側面からステンレス材が飛び出ることがあります;’∀’)
奥まで挿し込んで、はい!完成です!笑
垂直に入れるのが重要と言っておいて、まんまと斜めになってしまいましたが、側面にはみ出ていなければオッケーなんです!
後はここにスナップなどを付けてやれば使い回しもし易くなりますね!
今年の春はこれを使って磯場で良型メバル仕留めました(^O^)/
シンキングタイプの作り方
フロートと言ってもよくロスするのは沈んでいくシンキングタイプの方だ!ということで、シンキングタイプも作ってみました。
有名なシャローフリークのDIVEだと水深1~3mの浅い場所では沈下スピードの速さが原因んですぐに着底してしまって根掛かりが頻発するんですよね(;’∀’)
作り方は簡単で、先ほど作り上げたフロートに、木ねじを挿し込むだけです!
木ねじをステンレス材を挿入した方と反対側に挿し込んでいきます。
最初にある程度突き刺し、その後はドライバーを使ってグリグリと中に挿し込んでいきます。
この時、スーパーボールのカスがぽろぽろと落ちてきますので、ゴミ箱の上などでやると良いです。
奥までねじ込めたら完成です!
スーパーボールの素材の関係上、どうしても画像のように周辺がひび割れするのですが、意外とキャストしても抜けないので安心してください。
ただ、何度もキャストを繰り返すと抜ける可能性があるので、私は接着剤を垂らして固定させています。
使う木ねじですが、私の場合は長さ2㎝、重さ1gの100均で購入した木ねじを使っています。
これだと0.4gのジグヘッドを使用した時にゆっくり沈んでくれるので、シャローエリアで根がかりしにくく、使い易いです。
あとは沈めたいスピードによって挿し込む木ねじの大きさ(重さ)を変えると良いですよ。
あんまり軽いねじだと浮力に負けて沈んでいかないので、ボールなどに海水と同じ塩分濃度の塩水を作って実際に沈み方を見ながら調整すると自分好みのシンキングフロートを作ることができます!
重さは大体10gのフロートになるのですが、自作のフロートとシンキングフロートがあれば30m程度の飛距離が出るので、大抵のポイントは攻略できます。
売っているフロートと大差なく簡単に釣れるので本当におすすめです!
シンキングフロートはネジの重さを変えることで好みの沈み方に調整できる
※追記 20個入りで約2年半使えた
2019年の7月頃に購入した20個入りのスーパーボールですが、2022年3月でようやく残り3個になりました。
その間に釣ったアジとメバルは合わせて200匹は余裕で超えていると思います。
使用頻度はこの自作フロートが9割で、たまに飛距離を稼ぐためにシャローフリークの15gフロートを使用するくらいです。
1個あたり100円以下の値段でこれだけ長期間使えるのであれば自作しない手はないな~と改めて感じましたね。
ということで、私も2年半ぶりに追加購入しました!
※追記 再購入分で2024年5月現在もまかなえています。
ちなみに超硬質ステンレス材については、この先10年以上使えそうな量が残っていますw
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/