リール

23レガリスと21フリームスはどっちがおすすめ?

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2023年にモデルチェンジした23レガリスですが、実売価格が1万円前後となり、上位機種であるフリームスとの価格差が殆どなくなりましたね!

例えば、23レガリスLT2500S‐XHはAmazonで約9700円

対する21フリームスLT2500‐XHは約11000円約1400円の差しかありません。

こうなってくると気になるのがどっちを買えばいいの?どっちがおすすめなの?という点ですよね!

結論
  • 使用感の違いは殆どないですが、ワンピースベールやマグシールドを重視するなら21フリームスがおすすめ
  • そこにこだわりがない人は安価なレガリスがおすすめ

ということで、23レガリスと21フリームスどっちを買うべきなのか迷っている方に向けて、どちらとも所有している私が詳しく書いていきたいと思います!

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スペックを比較

使われることの多い2500番のハイギア同士で比較していきます。

品名 23レガリスLT2500S-XH 21フリームスLT2500‐XH
ギア比 6.2 6.2
巻取り長さ 87㎝ 87㎝
自重 185g 200g
最大ドラグ力 5kg 10kg
ハンドル長さ 50mm 50mm
ノブ I型 T型
ベアリング 5/1 5/1
標準糸巻き量 0.6号‐200m PE0.6号‐290m
実売価格 Amazonで約9700円 Amazonで約11000円

スペックの違う点をオレンジ色に染めました。

自重の違い

自重は23レガリスLT2500S-XHの方が15g軽く、その重さはなんと185g

個人的には200g以下になると相当軽く感じるため、どちらも軽量リールではあるのですが、185gまで軽いとライトゲームではどんな釣りでも腕の負担を感じずにこなせるイメージです。

なぜレガリスは下位機種なのにここまで軽量なのか?という点ですが、23レガリスにはDAIWAの最新テクノロジー「エアドライブデザイン」が2つ採用され、ローターやベールが軽量化されたため、このような軽量リールに仕上がっています。

最大ドラグ力の違い

最大ドラグ力とは、ラインが巻いてある状態でドラグをMAXまで締め込み、そこに負荷を掛けた場合にラインが出ていく時の数値ですね。

ですので、レガリスの場合は5kgの負荷が掛かるとドラグが滑り始め、フリームスは10kgの負荷が掛かるとドラグが滑り始めるということになります。

5kgと10kgを比較すると、最大ドラグ力の数値が低い方がライトゲームには適していると言われているため、5kgの方がエギングやアジングには適していると言えます。

その理由は、5kgは低値(0.5kg~2kg)の間で微調整が効きやすく、10kgの場合は5kgほど細かく微調整できないからと言われています。

このため、エギをシャクった際にジャッジャッとドラグが滑る値を細かく設定したい人はレガリスがおすすめと言えますね。

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ただ、10kgのフリームスでもエギングができないわけではなく、ドラグの滑り具合や低値での微調整がしにくいというだけなので、エギング専用リールなのか、大型魚も狙うのかによっても選択肢が変わってきます。

ノブ形状の違い

ハンドルノブ形状の違いですが、2500番同士で比較すると、レガリスがI型なのに対して、フリームスはT型です。

I型はアジング・メバリングなどの力のあまり必要ないライトゲーム向きです。

一方、T型はI型よりも力を込めやすいため、アコウなどの根魚などを力強く巻き上げたい人に向いています

ただ、ハンドルノブ形状に関してはどちらかというと、というレベルのものなので細かくこだわる人以外は気にしなくてOKかと。

標準糸巻き量の違い

レガリスがPE0.6号を200m巻ける浅溝タイプ(シャロースプール)なのに対して、フリームスはPE0.6号を290m巻ける深溝タイプです。

例えば、レガリスをエギングに使用する場合、PE0.6号の200m巻きを購入して巻けばOKなのですが、フリームスの場合は200m巻いても90mの余白ができてしまうため下糸を巻く必要があります。

これらはラインがどれだけ巻けるか?の違いだけのため、実釣には影響ありません。

価格の違い

Amazonの実売価格で言うと、2023年10月時点で約1400円の差があります。

フリームスの方が上位機種になるため、やはりフリームスの方が高いですね。

この価格差をどう捉えるのか?という点ですが、テクノロジー面が関係してきますのでこの後詳しく書いていきたいと思います

ボディ素材・テクノロジーを比較

使用されている素材等のテクノロジー面を比較していきます。

素材・機能面 23レガリス 21フリームス
ボディ素材 ザイオンV ザイオンV
ローター素材 ザイオンV ザイオンV
ギア タフデジギア タフデジギア
ドラグ ATD TYPE‐L ATD
防水機能 マグシールド
スプール LC-ABS LC-ABS
ベール ツーピースベール ワンピースベール
ハンドル ねじ込み式ハンドル ねじ込み式ハンドル
ON/OFFストッパー あり あり

ドラグシステムの違い

23レガリスにはDAIWAの最新テクノロジーである「ATD TYPE-L」が採用されています。

21フリームスは従来のATD(オートマチックドラグシステム)ですね。

ATD TYPE-Lとは、これまでのATDよりもフッキング時や瞬発的な魚の引きに対して滑らかにドラグが滑ってくれるように改良されたものです。

アジングなどの極細ラインを使用する釣りでその真価を発揮してくれるのではないかと思うのですが、エギングでどちらも使用してみたところ、正直殆ど違いが分からなかったというのが本音です。

あと一歩でラインが切れるような魚とのファイトではその恩恵を感じれるのかもしれません。

マグシールドの有無

レガリスにはマグシールドがありません

マグシールドとはDAIWA独自のテクノロジーで、マグオイルと呼ばれる磁力のあるオイルをリール内部に忍ばせておくことで、海水等が侵入してきた際に内部を守ってくれるというものです。

結論から言うと、普通に釣りをする分にはマグシールドは必要ありません

ではどんな状況でマグシールドが役に立つかというと、「タフなコンディションの釣り」ではないでしょうか。

荒れ狂う波の中でヒラスズキを狙うだとか、天気の悪い日に釣りをするだとか、そんなリールが水を被ってしまう状況で釣りをすることの多い人にはマグシールドはあった方が良いと感じます。

ですが、「週1で天気の良い日にしか釣りに行かない」というような人には殆ど必要ないテクノロジーだと思います。

ただ、私の話ですが、以前フリームスを不注意で海水に落とした時に修理に出さずにガタツキもなく復活できたのはマグシールドが海水の侵入を防いでくれたからなのかな?

と感じた経験もあるため、ないよりはあった方が良いと思いますが、基本的には必要ないと感じています。

ベールの違い

レガリスが2ピースベールなのに対して、フリームスはワンピースベールです。

何が違うのかというと、上画像の青で囲んである部分が違います。

右のフリームスのベールは滑らかな曲線を描きながらラインローラーと接続されているのに対して、左ノレガリスは一旦折れ曲がった後、ラインローラーと繋がっています

これは、フリームスが1本のベール(ワンピース)で完成しているからで、レガリスの方はワンピースではないためラインローラーと繋ぐための継ぎ目が存在します。

よく言われていることが、この継ぎ目部分にラインが引っ掛かることでラントラブルが発生しやすいということです。

ですが、私自身23レガリスを実釣で使用しましたがライントラブルは起こりませんでした。

どうすれば引っ掛かるのだろうか?と色々試してみましたが、逆に継ぎ目に引っ掛ける方が難しいくらいでした。

おそらく、昔のよくライントラブルが起こっていた2ピースベールよりは改善されているのだと思います。

とはいえ、レガリスの2ピースベールはワンピースベールよりも若干開閉がスムーズに行えない瞬間があったりしたため、ベールの快適さを求めるならワンピースベールに越したことはないと感じます。

ということで、ベールはフリームスに軍配が上がった形となります。

やはり、1400円という価格差はこの辺りのテクノロジー面に影響しているようですね。

タフな状況でも使っていきたいならフリームス

上記したように、波を被るような釣り場で釣りをしたり、雨天でも関係なく釣りに行くような人には21フリームスの方がおすすめですね!

その理由は、マグシールドが搭載されているからです。

フリームスであれば、そういったタフな状況で使い続けても長持ちしてくれるはずです。

また、極力ライントラブルを減らしたい、ベールの開閉をスムーズに行いたいというような人にもフリームスはおすすめですね!

実際に2ピースベールを使用してみて感じましたが、やはりワンピースベールは使いやすいです。

そういう意味では初心者の方はフリームスの方がいいかもしれません。

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エギングに使用するならレガリス

2500番に限って言うと、エギング用に開発されたのではないか?というくらいエギングでの使用感が良かったため、エギング用であればレガリスがイチオシです。

ATD TYPE-Lでドラグの効きも滑らかですし、最大ドラグ力が5kgのため、0kg~2kgあたりでの微調整がしやすく、シャクる時に軽快なドラグ音と共にシャクることができます

また、マグシールドやワンピースベールにこだわらないという人にも価格の安いレガリスがおすすめですね!

これでワンピースベールなら言うことなしなのですが、ワンピースベールにしてしまうとフリームスを買う人がいなくなってしまいますもんね(;’∀’)

とはいえ、2ピースでも慣れてしまえば扱いやすいものですし、住めば都じゃないですが使用しているうちに快適性は増していくと思います。

それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/

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