21月下美人アジングMX65L-Tを使い始めて1年近く経過したので、使用感をインプレしていきたいと思います!
結論から言うと、ティップ(穂先)にハリがあるチューブラーロッドのため、自ら掛けていくスタイルのアジングを楽しみたい人におすすめです。
また、ティップにハリがあることでトゥイッチなどのアクションを入れやすいため、ジグ単だけでなくメタルジグを使用したアジングにも使いやすいです。
ソリッドティップよりも集中力が必要なので、よりゲーム性の高いアジングに興味がある人向けであると感じました。
21月下美MXアジング65L-T
もくじ
スペック
21月下美人MXアジング65L-T | |
全長 | 1.96m |
継数 | 2本 |
仕舞 | 102㎝ |
自重 | 55g |
ルアー適合重量 | 0.5~8g |
適合ライン | PE0.1~0.4号 |
価格 | Amazonで21000円程度 |
21月下美人MXアジング65L-Tの最大の特徴はチューブラーティップであることです。
実際に使用して感じたチューブラーティップのメリットは、
- 活性の高い時は次々にHITに持ち込める
- 掛けていく楽しさがある
- 継ぎ目がないため綺麗に曲がり込む
- ティップにハリがあるため、トゥイッチ等のアクションを入れやすい
逆にデメリットは、
- 活性が低い時はティップの硬さでアタリを弾いてしまうため、掛けるのが難しい
- 潮の流れを感じにくい
このように感じました。
スペックに関してですが、まずロッドの長さは2m弱と、短すぎず長すぎずで操作性は非常に良いです。
そして自重は55gと、持っていることを忘れるくらい軽量であり、ジグヘッドは1g前後の存在感を感じて操作できます。
中が空洞のチューブラーティップのため感度も高いです
なので、スペックに関しては言うことなしですね。
実際にアジングをしていて特に感じたことは、トゥイッチ等のアクションが入れやすく、自ら掛けていくゲーム性が楽しい!という反面、
アジの活性が低い時には掛けるのがめちゃくちゃ難しいということです。
この辺りの得意・不得意なことに関しては後半で詳しく書いていきたいと思います!
デザイン
全体は黒色で統一されており、バット下部には月下美人のロゴが刻印され、銀色で煌めく配色がなされています。
月下美人MXのメバルモデルはこの部分が赤色なので、アジングモデルとは色で差別化されています。
リールシートにはエアセンサーシートが採用されており、操作性と感度が向上しています。
高感度チューブラーティップ
チューブラーティップになっているため、ガイド部分に継ぎ目がなく曲がった時に綺麗な弧を描きます。
これはソリッドティップのロッドと比較するとよく分かります。
チューブラーティップの恩恵で感度が非常に高く、アジの繊細なアタリや底や岩に触れた感触も手元まで伝えてくれます。
タックルバランス
飛距離
飛距離に関しては、1g前後のジグ単の場合、感覚的には同程度の長さのソリッドティップのアジングロッドと変わらないです。
ただ、ソリッドティップに慣れているとティップの硬さが違うため、初めのうちはキャストしにくく飛距離が出にくいと感じてしまうかもしれません。(リリースタイミングが変わるため)
10g程度のまでのメタルジグに関しては、ティップに硬さ(ハリ)があるため、軽い力でも気持ち良いくらい飛んできます。
扱いやすいジグヘッドの重さ
適応ウエイトは0.5~8gとなっており、アジングで多用する1g前後のジグヘッドの重みも感じることができます。
ただ、同価格帯のソリッドのアジングロッドと比較すると、ハリのあるチューブラーのため軽いジグヘッドの重みが乗りにくい感覚はありますね。
ですので、軽量ジグヘッドの存在は分かるけど、アジング用のソリッドロッドと比較するとやや劣るという印象です。
1.5gのジグ単やそれ以上のメタルジグに関しては明確な操作感があり、扱いやすいですね!
活性の高い時は合わせやすい
アジの活性が高く、小魚を捕食している時や入れ食いのような状態の時はワームをしっかりと吸いこんでくれるため、合わせが決まりやすいです。
BUT!
常夜灯下でついばむようにアミを捕食しているようなアジは、アタリを弾いてしまうため合わせるのが難しいです。
ソリッドティップであれば穂先だけ絞り込まれるためフッキングしやすいのですが、チューブラーだと絞り込まれず、ソリッドと同じ要領で合わせるとなかなか掛からないんです・・・。
上手い人はそれでも掛けていくのでしょうし、それがチューブラーの醍醐味とも言えるのだと思いますが!
そんな感じなので、万人受けするロッドではなく、アジングをもっと極めたい人や、ソリッドに飽きてテクニカルなアジングを楽しみたい人向けであると感じますね。
アクションを入れやすい
ハリのあるチューブラーティップのため、ジグヘッドやメタルジグでのトゥイッチ等のアクションが入れやすいです。
また、ソリッドティップよりも穂先で受け止める割合が大きいので、ダイレクトな操作感が手元に伝わってきて「操作してる感」が強いのが楽しいですね!
メタルジグやキャロが使いやすい
先ほどの内容と少し被りますが、ティップにハリがあるため、10g程度までのメタルジグやキャロが扱いやすいです。
キャスト時は軽く振り抜いただけでも飛距離が出ますし、アクションさせても動きに負けない反発力があります。
このため、遠投先でアタリを感知しても合わせが遅れにくく、HITに持ち込みやすくなっています。
ソリッドに飽きてきた人にもおすすめ
21月下美人MXアジング65L-Tはこんな人におすすめです。
- 向こう合わせではなく、自ら掛けていくスタイルを楽しみたい人
- キレのあるアクションと操作性でゲーム性の高いアジングを楽しみたい人
- ソリッドティップに飽きてきてテクニカルなアジングをやってみたい人
これまでソリッドティップでアジングを楽しんできたけど、ちょっと一味違ったアジングロッドで新鮮味を感じたい!
というような人に特におすすめです!
アジが渋い時のフッキングは最高に難しいですが、キレのあるアクションが入れやすかったり、メタルジグやキャロの操作性も良く総合的には楽しいロッドだと感じています!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/