月下美人のPEライン、デュラセンサー+Si2【マッスルPE】でアジング・メバリングの釣行回数を重ねたので使用感を書いていきたいと思います!
- 一般的なPEラインと同じく風には弱いですが、感度と強度は十分なものがあり、価格も2000円前後と比較的安価なので、これからライトゲームを始めるという方に特におすすめです!
初心者の方はジグ単の場合0.3号、フロートで遠投する場合は0.6号を基本に選べば快適に釣りができます。
もくじ
UVF月下美人デュラセンサー+Si2のスペック
UVF月下美人デュラセンサー+Si2【マッスルPE】のスペック表です↑
150mと200mが用意されており、
- 0.15号が3本編み
- 0.2号~0.3号が4本編み
- 0.4号~0.6号が8本編み
となっています。
今回私が購入して使用したのは0.5号の150m8本編みですので、それを基準にして使用感を書いていきたいと思います。
編み込み本数の違いについて
3本編み?4本編み?8本編み?ってなに?と思われる方もいるかもしれないので、さらっと触れておきます。
多くのPEラインは1本1本の細い原糸を編み込んで作られており、編み込み本数が多いほど1本1本が細く、完成した時に表面に凹凸が少ない状態のため、滑らかに仕上がると言われています。
表面が滑らかだと、キャスト時の糸抜けの際に摩擦が生じる面積が少なくなり、飛距離が出やすくなります。
逆に3本編みや4本編みは1本1本の原糸が太く凹凸ができやすいため、キャスト時の糸抜けの際にガイドに擦れて糸鳴りがすることがあります。
ですので、理屈だけで言うと8本編み→4本編み→3本編みという順に飛距離が出やすくなるということになります。
ただ、実際には作っているメーカーや価格によっても強度や滑らかさが変わってくるため、一概には言えないという感じです。
例えば、今回取り上げるUVF月下美人デュラセンサー+Si2【マッスルPE】については、3本編みや4本編みであってもEvo Silicone2加工などの技術で密に編み込まれているため、糸鳴りの軽減と飛距離アップに成功しているようです。
ラインの強力(㎏)
ラインの強力は一番細い0.15号で1.3kg、一番太い0.6号で4.3kgとなっています。
ライトゲーマーの目標になりがちな尺メバルの平均重量が500g程度と言われているため、計算上は0.15号でも抜き上げ可能ですね。
ということで、強力は全くのモーマンタイ(無問題)です。
もし、同じ価格帯でさらに強いPEラインを求めているならアーマードF+proがおすすめです↓
どんなPEライン?マッスルPEって?
デュラセンサーは「月ノ響」というPEラインからモデルチェンジされて登場したDAIWAのPEラインで、特徴としては
- こすれに強い
- 耐久性向上
- 音鳴り軽減
- 飛距離アップ
このような感じです。
月ノ響も強度があり使いやすいPEラインでしたが、それ以上の進化を遂げた最強コスパPEラインってところでしょうか。(月ノ響はもっと高価格でした)
上記しましたが、PEラインは編み込み本数が少ないほど表面に凹凸ができやすく、音鳴りや飛距離ダウンの原因になることがありますが、
このデュラセンサーはマッスルPEとも呼ばれ、New Evo Silicone2加工で密に編み込まれているため表面の凹凸が少なく、音鳴りの軽減と飛距離アップを実現しています。
※マッスルPEとは、デュラセンサーの中でも特に編み込まれたPEラインのこと
実際にフロートアジングで尺アジを何匹も釣りましたが、音鳴りはしていません。
音鳴りがしないということは、飛距離も他の音鳴りのするPEラインと比較すれば出ていると思われます。
比重
比重は0.98となっており、海水の比重が1.02~1.04程度と言われているため、海水に浮きやすく沈下速度はゆっくりめです。
このため、ジグ単で表層を狙うメバリングとの相性が特に良いです。
ハリ・コシがあって扱いやすい
PEラインにはハリ・コシのあるPEラインと、ふにゃふにゃ系のハリ・コシのないPEラインがあります。
この2つでライントラブルが起きにくいのがハリ・コシのあるPEラインなのですが、下画像のように月下美人デュラセンサーはハリ・コシがあります↓
右がデュラセンサーで、左がソルティメイトスモールゲームPE‐HGです。
釣り糸以外でも、物体は真っすぐなものよりクネクネしている物の方が絡まりやすいのはこの世の理なので、そういう意味では扱いやすいPEラインと言えます。
感度良し!
アジング・メバリングで使用した感想ですが、感度はすこぶる良いです。
実釣ではアジやメバルを釣りましたが、潮の流れが速い状況下でフロートで遠投した沖でのついばむような「コココッ」というアタリや、
「コッ」というワームを吸い込む小さなアタリがしっかりと手元に伝わってきました。
アジやメバルは大型になるほど吸い込む力が強くアタリが小さくなりがちですが、それでもしっかりと感知できたため、感度は高いと感じました。
強度は高いが擦れには弱め
直線的に引っ張られた時の強度は高いのですが、PEラインの宿命か・・・擦れには弱めと思われます。
とはいえ、アジング・メバリングでは擦れても大丈夫なようにフロロカーボンラインを結束(リーダー)するため、PEラインが直接岩などに擦れることはよっぽど根の荒い場所やテトラ帯でない限り心配はないでしょう。
私も今のところ、0.5号をフロートゲームメインで使用していますが、PEラインから切れたことはないです。
強いリーダーならシーガーグランドマックスFXがおすすめです↓
風には弱い
これもPEラインの宿命か、いくらハリ・コシのあるデュラセンサーといえども風には弱いです。
風の強い日は追い風でない限りはポイントを移動するか、PEの使用をやめてフロロやナイロンラインを使用した方がストレスはないと思います。
半年使用後の色落ち具合
使用前と使用後の色落ち具合です。
- 使用前
- 使用後
激しいですねw
色落ちスピードに関しては、今まで使用したどのPEラインよりも早いと感じていて、1回目の釣行からかなり落ちてきました。
釣行後にロッドのガイド部分を確認してみると、ピンク色の色素が溜まっているくらいです。
ただ、ピンク色は保っているため目視しにくくなった等はないですね。
安くて扱いやすいPEライン
特別なこだわりがなければ、十分な強度と感度があり、ある程度のハリがあるため扱いやすくておすすめのPEラインです。
価格も2000円前後で購入できるので言うことなしですね。
正直、過去には4000円近くするソルティメイトスモールゲームPE-HGという高級PEライン(自分の中では高級)を使用したこともありますが、私のような凡人には違いが分かりません。
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/