買っちゃいました・・・買っちゃいましたよ24セルテート!
理由は単純。
洗練されたデザインが超かっこよかったから!
と!あともう一つ理由があるのですが、それは追々語らせていただくとして、2万円台までのリールしか使用したことのない私にとっては人生初の4万超えリール。
レジでお会計をする時に財布を握る手がブルブル震えていました。
もちろん、持ち前の面長ポーカーフェイスで、いかにもイグジスト3台くらい持ってる男感を出してお札を引っこ抜きましたが、内心は心臓バクバクで幼少期の音楽発表会以来の貧血を起こしそうでした。
すいません、前置きが長くなってしまいましたが、本日はそんな苦労をして手に入れた24セルテート2500-Hのインプレと実際の使用感を書いていきたいと思います!
結論から言うと、アルミ製フルメタルボディの重厚感とツヤ感が最&高にかっこよくて、違和感のないカッチリとした巻き心地が今後の釣行をポジティブに想像させてくれる所有欲の満たされるリールです。
もくじ
購入理由
1つ目の購入理由は冒頭で書いた通り、アルミ製フルメタルボディの重厚感と銀色×黒カラーの洗練されたデザインが気に入ったからなのですが、もう1つ理由があります。
それは、以前メバリングに行った時にたまたま出会った釣り人の方に16セルテートを触らせてもらったことがあり、その方のセルテートに対する熱量がすごすぎて、普段高級リールに興味ない私もさすがに気になるリールの1つになっていたんですね。
「これで28㎝のメバルを釣ったんです、良かったら巻いてみてください」と言われて巻いた時は正直、かなり使い込まれたものだったようで巻き心地は決して良いとは言えないレベルだったのですが、持った時の重厚感とカッチリ感で安価なリールとの違いを感じさせられました。
その方はメバリングにも熱い思いを持たれていて、瀬戸内の渋い地域で数が釣れない中、一晩かけて良型メバルを探しているような方で、私も同じようなことをしていたので嬉しくなった記憶があります。
そんな釣り場での思い出があり、いつか手にしたいと思っていたリールがセルテートでした。
そして今年、ついにセルテートがモデルチェンジするということで、手に入れるなら今でしょ!となったわけであります。
スペック
スペックについてはGoogle検索で山ほど出てくるため細かい説明は省きますが、19セルテートと大きく違うのはエアドライブデザインが採用されたことではないでしょうか。
エアドライブデザインとは最大4つのテクノロジーの総称ですが、24セルテートにはこのうち4つ全てが採用されています。
エアドライブローター
不要な肉をそぎ落とすことで軽量化を実現させたというエアドライブローター。
エアドライブベール
従来のエアベールをさらに軽くしたのがエアドライブベールです。
ベールの形状も変化を遂げており、従来の弧を描く形から台形のような形に変化しています。
あえて傾斜をつけることにより、巻き取ったラインをベールからラインローラーへよりスムーズに運ぶことが可能になっています。
エアドライブスプール
スプールも不要な肉をそぎ落とすことで軽量化されており、軽くなることで巻き出しの軽さに貢献しているとのこと。
エアドライブシャフト
メインシャフトとピニオンを非接触構造とし、摩擦抵抗をゼロにするリニアシャフトを、さらにピニオンの両端をBBで支持することで、入力されたパワーを最大限回転力ヘ繋げることを可能としたシステム。
さらにメインシャフトを高精度カラーで支持することにより、回転ノイズを徹底的に減らすことを可能としました
DAIWA公式サイトより引用
エアドライブシャフトになったことで、低価格帯のリールと比較して同じ力を入れた際のリールの回転力UPと回転ノイズ減少効果があるようです。
DAIWAのテクノロジー満載
その他にもモノコックボディ(ネジやビスを必要としない一体型成形により、大きなギアを格納できることでパワーUP)や、追従性の高さと滑り出しの良さに貢献するATD TYPE‐LなどDAIWAのテクノロジーが詰まっています。
このクラスのリールになってくると、あのテクノロジーは搭載されているのか?という議論が必要なくなってくるんですね。
ベアリングは10BB
スプール部とスプールメタル部以外の箇所にボールベアリングが搭載されています。
なお、スプール部・スプールメタル部それぞれに1BBづつ追加可能のようです。
※ダブルハンドルモデルは12BB(ハンドルノブが2つあるため)
FCはマグシールドラインローラー非搭載
セルテートのラインローラーはマグシールド仕様になっていますが、FC番手はマグシールド非搭載のようです。
マグシールドラインローラーは注油禁止(マグオイルと混ざるため)とされていますが、非搭載のFC番手に関しては時々注油をしてメンテナンスする必要がありそうです。
デザイン
ブラック×シルバーのシックなデザインとなっており、シルバーの部分はフルメタルアルミボディ特有の?光沢とツヤ感があり、高級感が漂っています。
下の価格帯で同じようにシルバーの配色が施されているフリームスと見比べてみましたが、重厚感が違いますね。
とにかくかっこいい!
巻き心地
最初に店頭で巻いた時は期待値が高すぎたのかそこまで良いとは感じませんでした。
これなら家にある17セオリーと一緒くらいじゃないか・・・?と。
BUT!
購入して家に持ち帰って巻き比べてみると全然違いました。
ハンドルが違和感なくカッチリとはまっていることから雑音(ノイズ)が少ないんです。
少ないと書いたのは、ややシュルシュル音がするからです←グリスが馴染んでないからなのか?購入したてのリールにありがちなあれです。
それでもコツコツ感やハンドルの嚙み合わせの悪さからくるノイズは一切ないです。
巻き心地はSHIMANOリールのようなぬるぬる系ではなくて、軽くてシルキーな巻き心地だと感じます。
好きです。
セルテートは重い?
セルテートは耐久性・剛性を重視しているフルメタルアルミボディということで、他のDAIWAリールと比較して重めです。
ですが、私はそこが気に入りました!
最近のリールはどんどん軽量化が進んでいて、エギングによく使う2500番クラスだとロッドと合わせた時に先重り状態になってしまうことがあったんです。
あえてさらに重い3000番を選んでも良いのですが、他の釣りと併用するなら2500番が使い勝手的には一番いいよなぁと。
そして、昨年の秋に23レガリスの2500番(200g)でエギングをした時のタックルバランスがすごく良くて、それくらいの重量感があった方がしっくりくるんだなと実感しまして(その時のロッドはセフィアSSの96g)
ロッドも軽量にすればリールも軽くて良いのでしょうけど、軽量なエギングロッドは価格も高くなりますし・・・
そこで今回、元々気になっていたセルテートのスペックを見た時に、
となったわけであります!
それに、ある程度の重量があるからこそ高級感を感じることもできるように思います。
軽い物より、ズシッと手に乗る重みを感じた時に所有欲が満たされるアレです。
ライトゲームには向いてない?
セルテートは耐久性・剛性が必要な釣りのためにあるリールのようですから、本来私のようなメバルやアジ、アオリイカを本命にするライトゲーマーには全く必要のないリールなのだと思います。
もちろん、大型メバルの引きは凄まじさは体験していて、なんども根に潜られたりもしていますが、あくまで30㎝程度までの魚なんですよね。
大型シーバスやブリを釣るのとではリールに掛かる負荷がまるで違うはずです。
ですので、スペック的にはメバルという小魚を釣るのにはオーバースペックなんですよねたぶん。
なので、メバルを釣るために、アオリイカを釣るために手に入れるリールというよりは、「シンプルに見た目が気に入った」「ハイエンドと呼ばれるリールで釣りをしてみたい」くらいのモチベーションでいいのではと思います。
私はそうしましたw
実際、気に入ったリールで釣りをするとモチベーションが上がりますし、その結果釣行数が増えたり集中力が増したりしてメモリアルフィッシュに出会えたりするんですよね。
LT2500‐Hを選んだ理由
ハンドル1回転あたりの巻取り量が80㎝という、ローギアでもなく超ハイギアでもなく、ちょうどエギングがやりやすそうな番手にしました。
今までは巻取り量が84㎝の17セオリーを使用していましたが、春エギングの際に海草が繁茂して釣りにくい場所でもう少し巻取り量を抑えてエギの移動距離を少なくしたいと思ったからです。
ただ、移動距離を抑えるためだけに巻取り量の少ないローギアにしてしまうと、次は回収に時間が掛かるのがストレスになるため、80㎝・・・ちょうどええやないか!となりました。
後は自重が200gというのも気に入ったポイントですね!
私の持っている95g前後のロッドにはこれくらい重量がある方がタックルバランスが取れてシャクりやすいように感じています。
また、メバリングではPE0.4号あたりを巻いて磯でのプラッギングやボトムワインドに使っていきたいなと思っています。
一応ハイギアなので、海草の繁茂する磯でメバルを掛けても何とかなるかな?と考えています!
メバリング用番手はどう選ぶ?
障害物の少ない場所でのメバリングやアジングがメインの使用用途なら、FC番手でローギア~ノーマルギアのLT2000S-PかLT2500Sがハンドル1回転あたりの巻取り量が少ない&自重も軽くて軽量ロッドとも相性が良く釣りやすそうです。
FC LT2000S-P
春に海草の多い場所でメバリングをするならFC LT2500S-XHがエクストラハイギアで巻取り量が多く、素早く海草から引き離してキャッチ率を上げることができそうです。
ハイギアならプラグやメタルジグを素早くキビキビ動かしてアピールできるメリットもありますね。
FC LT2500S-XH
このあたりは自分の釣り方や釣る場所(堤防なのか磯なのか、ルアーを素早く動かしたいのか海草は多い場所なのか)によって選択する必要がありそうです。
メバリングの使用感
3月にセルテートでメバリングをしてきましたが、高い静音性と違和感のないカッチリ感のある巻き心地により、ただ巻きを多用するメバリングでの集中力はかなり高く保つことができました。
実際の釣行記はこちら↓
また、25㎝クラスの大型でも当然ですがリールがたわむようなこともなく楽に寄せてくることができましたね。
ジグ単・フロート共に使用しましたが、LT2500‐Hの巻取り長80㎝ハイギアで巻取りに時間が掛かってストレスと感じるようなことはなく、3月ということでまだ海草も伸びておらず問題なくメバリングができました。
ただ、海草の繁茂する4月後半くらいからは巻取り長さ80㎝だとメバルに潜られやすかったりと厳しくなりそうなので、重宝するのはそれまでの期間かなと思っています。
そこからはXH(エクストラハイギア)以上の方が海草から引き離しやすくて釣りやすいかと。
そんな感じの印象ですが、使用感は今まで使用した2万円台までのリールと比較して当然ですがずば抜けて良かったです。
5月頃からはエギングメインで使用したいと考えています。
エギングの使用感
釣行後に追記していきます。