リール

23月下美人のインプレとアジングでの使用感【リール】

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DAIWAのアジ・メバルなどのライトソルト専用設計のリールである23月下美人がエアドライブデザインを搭載して新発売しましたね!

月下美人は赤×黒のデザインがかっこいいと感じていて、個人的に好きなモデルなのでさっそく購入して竜巻が起こるんじゃないかというくらい回しまくりました。

結論
  • 2000番で165gと超軽量で軽量ロッドとの相性◎
  • 巻きの軽さと巻き心地は上位機種のルビアスに限りなく近い
  • ATD TYPE-Lの恩恵で従来のATD以上の追従性・止めの力が備わっている

前モデルの18月下美人より25gも軽量化され、昨今の軽量化が進むロッドとの相性が抜群だと感じました。

ということで、スペックや実際の使用感などを詳しく書いていきたいと思います!

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スペック

番手 LT1000S LT2000S LT2000S-H
ギア比 5.1 5.1 5.8
巻取り長さ 64㎝ 67cm 76cm
自重 165g 165g 165g
最大ドラグ力 5kg 5kg 5kg
ハンドル長さ 40mm 45mm 50mm
ノブ形状 I型 I型 I型
ベアリング 7/1 7/1 7/1
標準糸巻き量 PE0.3-200m PE0.4-200m PE0.4-200m
価格 Amazonで約21000円 Amazonで約21000円 Amazonで約21000円

※スペックの違う箇所をオレンジ色に染めています。

23月下美人のラインナップは3種類となっており、1000番と2000番で構成されています。

これは月下美人が大型魚を対象としていないライトソルト(アジやメバル)専用機だからですね。

それぞれのスペックの違いですが、ギア比・巻取り長さ・ハンドル長さ・標準糸巻き量が違います。

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LT1000Sはスプール系の小さいノーマルギアモデルとなっており、ハンドル長さが短くリール1回転あたりの巻取り長さも3機種の中で最も少ないです。

このため、ジグ単メバリングやアジングでスローに誘いたい人向けのモデルと言えます。

特に5f~6f台の短いロッドでのアジングに使用する場合、1000番の方がバッドガイドへの収まりが良くライントラブルが発生しにくいと言われているため、アジングメインの人におすすめのモデルですね。

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LT2000Sはノーマルギアモデルでハンドル長さが45mmと2番目に短く、リール1回転あたりの巻取り長さは67㎝となっており、こちらもジグ単メバリングやアジングでスローに誘いたい時に使いやすいです。

ジグ単でアジングとメバリング両方バランス良く楽しみたいという人におすすめのモデルですね。

スローに誘えつつも、1000番よりも少しだけリール1回転あたりの巻取り量が多いため、根の多いポイントでメバリングをする私はこのモデルを選択しました!

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LT2000S-Hはハイギアモデルとなっており、ハンドル長さが50mmと3機種の中で最も長く、ギア比が高いためリール1回転あたりの巻取り長さは3機種の中で最も長い76㎝です。

このため、ジグ単でスローに誘う釣りよりは小型のメタルジグで素早いアクションを演出したり、海草の繁茂する磯場でメバルを掛けた後に素早く巻き上げたい時などに使いやすいと言えます。

テクノロジー

23月下美人にはDAIWAのフラッグシップモデルである22イグジストから始まったエアドライブデザインやモノコックボディなどの最新テクノロジーが搭載されています。

エアドライブデザイン

エアドライブデザインは最大4つのテクノロジーの総称ですが、23月下美人にはこのうち3つが採用されています。

  • エアドライブローター
  • エアドライブベール
  • エアドライブスプール

それでは一つ一つ見ていきましょう~!

エアドライブローター

不要な肉をそぎ落とすことで軽量化を実現させたというエアドライブローターです。

眺めただけではよく分からん!ってことで2モデル前の16月下美人と比較してみます。

左がエアローターの16月下美人。右がエアドライブローターの23月下美人ですね。

どちらも肉抜きはされていますが、全体的なローターの大きさが23月下美人の方が小さく見えます。

では反対側はどうでしょうか。

左が23月下美人ですが、23月下美人の方がわずかに肉抜き範囲が広く、ねじの数も23月下美人の方が1つ少ないように見えます。

また、ねじの大きさ自体も小さく見えます。

少しづつ肉をそぎ落として不要なものを排除し、軽量化を果たしているのは間違いないようですね。

エアドライブベール

すでに軽かったエアベールをさらに軽くしたのがエアドライブベールです。

こちらも16月下美人と比較してみると

左の16月下美人の方が1.5倍ほど太く見えます。

またベールの形状も変化を遂げており、従来の弧を描く形から台形のような形に変化しています。

あえて傾斜をつけることにより、巻き取ったラインをベールからラインローラーへよりスムーズに運ぶことが可能になっているようです。

軽量化と極力ライントラブルが起こらないようなデザインに進化を遂げています。

エアドライブスプール

スプールも不要な肉をそぎ落とすことで軽量化されており、軽くなることで巻き出しの軽さに貢献しているとのことです。

こちらも16月下美人と比較してみると

16月下美人

23月下美人

23月下美人のスプールはラインを巻いた状態で32gのため、実質30g程度だと思われます。

16月下美人はライン無しで31gということで、約1gほど軽くはなっていますが殆ど差がないですね(;’∀’)

そしてこれまでのスプールと違うのは、内部にグリスが塗布されていないという点です。

このことを店員さんに聞いたところ、エアドライブスプールではグリスを塗らないのがデフォルトとなっているとのことで、誤って塗ってしまうと使用感に悪影響が出るため間違って塗ってしまわないようにしてください!

モノコックボディ

モノコックボディとは、ボディをひとつなぎにすることで余計な部品を必要とせず、そのおかげで従来よりもワンランク上の大きなギアを格納できるボディ構造のことです。

これにより巻き上げ力が向上するため、ライトゲームの中でも特段引きの強い20㎝中盤~後半のメバルを相手にする時などは強い味方になってくれます。

実際、モノコックボディが採用されている21カルディアを使用してメバリングをするようになり、デカメバルの強い引きでリールが巻けなくなるというような状況が減ったように感じています。

ですので、磯や根の荒い場所でメバリングをする人には特におすすめのリールと言えるかもしれません。

個人的にはかなり嬉しいテクノロジーです!

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ZAION V

23月下美人のボディ素材にはZAION Vが使用されています。

ZAION Vとはカーボンハイブリッド樹脂のことで、その剛性は金属を凌駕すると言われています。

DAIWAのボディ素材ランクで言うと、DS4<ZAION V<ZAION という感じですね。

これらはシンプルに強度が違うため、ZAION に近づくほどボディがたわみにくかったりといった恩恵があるようですが、確かにDS4とZAION Vでも使用していて強度の違いというを感じます。

ただ、使用していて思うことはアジング・メバリングにはZAION V素材のリールがあれば必要十分ということです。

これまでアジング・メバリングをしていて、ボディ素材がZAIONだったら獲れたのにッッッ・・・って思ったことはないので・・・。

タフデジギア

モノコックボディの中に格納されているギアがタフデジギアです。

5年前に購入したセオリーというエギングで酷使しているリールが今でも巻き心地軽やかなので、タフだと思います。

マグシールド

マグシールドとは、マグネットのような磁力を持ったオイルをリール内部に注入することで、不意に波を被った時でも海水の侵入を防いでくれるというものです。

雨や波をかぶるような状況で頻繁に釣りをするという人はあった方が良いですが、釣りをするのは天気の良い日だけ、という人には不要かもしれません。

ただ、誤ってリールを海に落とす可能性も0ではないため、100%水の侵入を守ってくれるわけではありませんが、実際にリールを海に落とした経験から言うと、マグシールドの有無でリールの回復率に影響するような気がしています。

ATD TYPE-L

このATD TYPE‐Lがどうやら優秀みたいです。

というのも、従来のATD(オートマチックドラグシステム)よりも滑り出しの良さや追従性・止めの力が備わっているようで、アジングやメバリングで不意の大物が掛かった時にドラグがかなり仕事をしてくれるようなんです。

ドラグ性能が優れていると魚が無駄に走らず楽に寄せれることは私自身も経験したことがあるので、実釣で使うのが楽しみですね!

LC-ABS

LC-ABS(ロングキャストABS)とは、スプールのふちに2段階の段差を設けることで、リング上にラインが乗りにくくなり摩擦が減ることで飛距離の5%UPとライントラブルの軽減を実現させています。

ベールがカチッとなる

エアドライブデザイン採用で軽量化された23月下美人ですが、キャストする際にベールを開けるとカチッという音が鳴るようになっています

これによりベールの開閉に関してはSHIMANOのリールに近い使用感になったため、DAIWAの音の鳴らない使用感が良かったという人にとってはマイナス点かもしれません。

タックルバランス

50gの月下美人MXアジング510UL-Sと合わせた時のタックルバランスです。

普段185gのアルテグラやフリームスを使用するため、付けた瞬間にかなり軽く感じました。

また、重心がアジングに良いとされるリールフットから指2本空けたあたりにきているからかロッド操作をしやすいように感じました。

釣り方にもよるかと思いますが、50~55g程度のロッドとのバランスが良さそうです。

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巻きの軽さと巻き心地はルビアス!?

購入前に比較対象として20ルビアスも同時に巻かせていただいたのですが、正直殆ど違いが分からないレベルでした。

何度か巻いているうちに、巻き始めの軽さはルビアスがやや上だと感じ取ることができましたが、巻き始めてスピードに乗った時の巻き心地はほぼ同じように感じました(あくまで個人的な感覚ですが)

これは色んなリールを触っているマニアのような人でないと分からないレベルではないでしょうか。

リールに詳しい釣具屋の店員さんも、若干ルビアスが上ですが23月下美人かなりいいですよ!と高評価でした。

ルビアスとは実売価格が6000円ほど違うため、赤×黒という好みを選ぶカラーデザインが気にならない人で価格を抑えたい人は23月下美人いいかもしれません。

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アジングの使用感

10㎝程度の豆アジから37㎝の尺アジまで釣り上げましたが、ドラグ性能が優れているため、その点においては大型アジと不安なくやり取りすることができました。

特に37㎝の尺アジが釣れた時は左右上下に走られヒヤヒヤはしましたが、ドラグに粘りがあるため走られはするものの必要以上に走られなかったように感じます。

とはいえ正直、このサイズになってくるとやり取りに必死でリールの性能を冷静に分析している余裕などなかったのですが、

抜き上げた時にフックが外れたことから考えると途中でバレていても全くおかしくない状態だったと思うので、バレるかバレないかのギリギリの場面でリールの恩恵が少しはあったのではないかと考えています。

そういう意味ではこのリールのお陰で自己記録を更新できたのかもしれません!

もちろん、尺アジだけではなくドラグは細かく調整できるため小アジや中アジも楽しむことができました!

それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/

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孤独な釣り人
1人をこよなく愛する孤独な釣り人です。 基本釣りには一人で行き、一人で楽しんでいます。 自分が良いと感じたものを紹介したり、語ったりするスタンスです。