エギングが難しいものだと思っていませんか?
もしそうなら、今すぐその思い込みを捨てた方が釣れるようになるかもしれません。
私自身、3年くらい全くアオリイカが釣れなかった弱小エギンガーですが、ある程度釣れるようになった今だからこそ言えること。
それは、エギングって意外と簡単だったんだな!ということ。
釣れない原因は場所や天気など色々ありますが、それ以前に「思い込みの問題」だったと言っても過言ではありません。
ということで、私がエギングで釣果を出せるようになった時の「意識の変化」と、エギング初心者が釣果を出すコツについて書いていきたいと思います。
※秋のエギング初心者の方向けの記事です。
意識を変える
エギングはとてもシンプルで単純な釣りです。
どれくらいシンプルかというと、ラインにエギを括り付けて、投げてシャクって待つ→シャクっては待つ、を繰り返すだけの釣りです。
これが基本の釣り方で、これだけで釣れます。
本当にこれだけです。
おそらく、エギングでアオリイカが釣れない人は、この意識ができていないか、分かっていても釣れない為に、「エギングは難しい」と感じてしまっているのではないでしょうか。
こんな偉そうに書いている私自身も、エギングを始めた時は全然釣れなくて、「エギングむずすぎやろ・・・」と思っていました(;’∀’)
ですが、実際には釣れる時は本当に簡単に釣れるので、まずは「エギングは難しい」という思い込みを捨てて、「釣れない要因」を探っていきましょう。
イカのいない場所で釣っている
アオリイカのいない場所で釣っていると、当たり前ですが釣れません。
分かってるわ!馬鹿にするな!と言われるかもしれませんが、おそらく釣れない人の大半は、「イカのいない場所」で釣っている可能性が高いです。
もしくは、いてもすでに釣り上げられてしまっている等で、個体数が極端に少ないか。
エギングに限ったことではないですが、釣りは「ポイント選びが7割」と言っても過言ではなく、とにかく対象魚がいる場所で釣らなければ釣れません。
世の釣り雑誌やメディアなどでは、釣れるメソッド公開!このエギが釣れる!やっぱりムラムラチェリーだ!
みたいなことが書かれていますが、あまり気にしなくて良いです。
確かに、効率よく釣る釣り方や、釣れやすいエギは実際にあると感じるのですが、初心者のうちはそこを気にしても釣果に結び付きにくいと思います。
それよりもまずは、釣れるポイントを探すのが先決です。
釣れる場所でシャクれば、その辺で拾ったエギでも釣れます。
なので、エギングで釣れない人が優先してやるべきことは、「釣れるポイントを見つける」ということ。
これさえ見つけれたら釣れたも同然です!
釣れるポイントの見つけ方ですが、基本的には一般的な漁港で十分釣れます。
その中でも私のおすすめはシャローエリア(浅い場所)で、堤防の付け根付近の水深1~3m程度の浅い場所になります。
こんな場所ですね↓
青で囲ってある場所がシャローエリアなのですが、潮が満ちると共にアオリイカが入ってくるので、狙うタイミングは潮が5割以上満ちたくらいがおすすめです。
シャローエリアに入ってくるアオリイカは餌を求めて活発に捕食しているので、エギに対してもすぐに反応してくれることが多く、いる場合は比較的簡単に釣れます。
逆に、避けた方が良いのは超有名ポイントです。
やたら雑誌などへの露出が多かったり、釣果情報が上がっていたりする場所は、それを見た人が押し寄せてしまい、イカがスレてしまっているのでおすすめしません。
そういった場所は、初心者には超難易度の高いポイントになります。
なので、Googleマップを活用するなどして、あまり釣果情報が出ていないような漁港でエギングをした方が好釣果に恵まれることがあります。
日中(昼)ばかり釣っている
日中(昼)ばかり釣っていると、アオリイカが釣れる確率が下がります。
youtubeなどにアップされているエギング動画では、日の昇った明るい時間帯に釣っていることが多いですが、
あれは見やすい動画を作るためにエギング上級者の方がやっている場合が多いです。
実際、釣れやすいのは昼よりも朝マズメ・夕マズメや夜です!
特に朝マズメ・夕マズメは、イカの活性が最も上がるタイミングの一つなので、この時間帯だけ狙って釣行するだけでも釣果に繋がりやすいです。
具体的な時間帯ですが、9月なら朝マズメは薄明るくなり始める4時半~6時頃まで。
夕マズメは18~19時頃の完全に暗くなるまでです。
ここがエギングのゴールデンタイムなので、日中ばかり釣行していて釣れないと嘆いている人は、まず釣行する時間帯を変えてみるのがおすすめです!
ただ、9月の半ば頃までの胴長15㎝以下のアオリイカは、日中の満潮前後に釣れることも多いと感じます。
これは、まだ目が十分発達していなくて夜だと獲物を追いにくいからなのか?分かりませんが、とにかく9月の前半に過去に釣行した時は、昼でも反応が良かったです。
潮のタイミングを意識していない
潮のタイミングを意識できていないと、エギングの釣果は確実に下がります。
潮は、大潮・中潮・小潮・長潮・若潮の5つの種類があり、潮見表を見ると確認できます。
潮見表は、自分の釣るエリアの地域名+潮見表と検索すればすぐに出てきます。
例えば、「大阪 潮見表」で調べると以下のような表が出てくるので、これで釣行日の潮(大潮や中潮)、満潮時刻や干潮時刻を調べることができます。
エギングで重要なのは、潮の大きさ(大潮・中潮・小潮・長潮・若潮)よりも、潮のタイミングだと感じています。
具体的には、満潮前の潮が満ちるタイミングや、干潮前後の潮が動き出すタイミングがよく釣れると感じます。
よく、エギング動画などで「潮の動き出しで抱いていましたね~」とコメントされていますが、まさにその通りです。
なので、上記した朝マズメ・夕マズメにこの釣れる潮のタイミングが被っている日を狙って釣行すると、釣果に恵まれやすいです!
着底が分かっていない
着底が分かっていないと、自分が何をしているのか分からなくなりますし、何よりエギングが面白くありません。
ただ、投げてシャクって適当に待って、投げてシャクって・・・を繰り返していると、たまたまイカが釣れることはあるかもしれませんが、後が続かない場合が多いです。
なので、必ず着底を把握するようにしておくことが大切です。
私自身、最初は着底の大切さを全く理解していませんでしたが、着底を把握できるようになってから釣果が上がったのは間違いありません。
着底を把握することがなぜ必要かというと、
- 釣り場の水深を把握するため
- 自分がどの辺でエギを動かしているかイメージするため
このような理由があります。
釣り場の水深が分かることによって、ある程度海中の形状がイメージできるので、海中にあるエギの動きがイメージしやすくなります。
「どの辺でエギを動かしているか」のイメージを明確にしながら釣るのと、ただやみくもに釣っているのとでは、集中力が変わるので釣果にも影響します。
また、アオリイカはフォール中に抱いてくることが多いので、着底を把握していないと、妙なタイミングでシャクってしまったりして、
アオリイカが抱いてくる間を作れずに知らぬ間に釣れるチャンスを逃すことにもなってしまいます。
エギングが上手い人ほど、海中の障害物などの起伏を的確に把握している印象があるので、「いかに海中をイメージできるか」が釣果の鍵を握っているとも言えます。
着底が大切と言われているのは、そういうことだと思います。
フォールの重要性を理解していない
エギングはフォールが大切!とよく言われていますが、まさにその通りです!
私は最初、フォールの重要性を理解しておらず、イカは動いてくるときにも抱いてくる、と思っていたため、かなり適当なエギングをしていました。
その結果、全く釣れませんでした・・・。笑
もうこれについては、私が講釈を垂れ流すよりもこちらの動画を見ていただくのが手っ取り早いと思います↓
スイチャンネルさんの動画ですが、水中でのエギに対するアオリイカの反応を間近で見ることができます!
これを見ると、エギが動いている時には興味を示すものの、じっと見ているだけで、エギがフォール(沈んている)し始めると近寄ってきて最後には抱いています。
これを見るだけで、いかにアオリイカに対してフォールが大切か分かりますよね。
実際、ある程度釣果を上げれるようになった今は、シャクっている時よりもフォール中に神経を集中させていますし、ほぼフォール中に抱いてきます。
フォールの重要性を理解すると、エギングがかなり楽しくなりますよ!
イカのアタリが分かっていない
エギングで最初の一杯目を釣るまでは、「イカのアタリが分からない。当たっていても分からなかったらどうしよう」と不安を抱えている人もいるのではないでしょうか?
これについて、私も最初は不安に感じていたのですが、イカのアタリは思っている以上に分かりやすいので、あまり気にしなくて大丈夫です。
おそらく釣っていると、「あっ!なんか引っ張った!」という感じで合わせてみたらイカが釣れた!
ってなると思います。
他には、着底して次のシャクリを入れたらイカが乗っていた!というパターンもあります。
俗にいうシャクリ合わせってやつですね。
最初はこの程度の、「よくわかんないけど釣れた」くらいの感覚で大丈夫です。
そのうち、はじく様な当たり方をするイカパンチや、ゆっくりと引っ張られる居食いのようなアタリを経験します。
なので、イカのアタリについては全く心配する必要はありません!
まとめ
- エギングは難しいという意識を変える
- アオリイカのいるポイントで釣る
- 朝マズメ・夕マズメの釣れやすい時間帯に釣る
- 釣れやすい潮のタイミングに釣る
- 着底を把握して海中をイメージする
- アオリイカはフォール中に抱いてくることを理解する
- イカのアタリは分からなくてOK
これだけ書くと、「エギング難しそう」というイメージになってしまったかもしれませんが、冒頭に書いたように、シャクる→待つ→シャクる→待つの繰り返しで釣れます。
後は、なによりもポイントが大切なので、釣れるポイントをとにかく見つけましょう!
アオリイカがいるポイントで朝マズメか夕マズメに満潮を迎えるタイミングで釣りを行う
これを意識するだけでも釣れる確率がグッと上がります!
エギングでアオリイカを釣るコツは、エギングは難しいという思い込みを捨てて、釣る時間帯や潮のタイミングなどの、釣れやすい要素を取り入れることだと感じています。
参考になれば幸いです。
それでは、よいフィッシングライフを(^O^)/