釣りたい魚がいる場合、なるべく専用ロッドの方が釣りの快適性や釣果UPに繋がりやすいです。
ただ、専用ロッド以外でも「めっちゃ釣りやすい」のがタイトルに書いたように、アジングロッドでのメバリングです!
その快適性はもはや、アジングロッドの方がメバリングに向いてるんじゃないか・・・?と思うくらいのレベルです。
ということで、アジングロッドでメバリングがやりやすい理由やその快適性について、実際にアジングロッドでメバリングを楽しんでいる私が詳しく書いていきたいと思います!
- アジング・メバリング両方やりたい人はアジングロッドがおすすめ!
ちなみに私がジグ単で使用しているアジングロッドは21月下美人MXアジング510UL-Sというロッドで、適合ウエイト0.5~5gの長さ1.78mのショートロッドです↓
フロートアジング・メバリングに使用しているアジングロッドは20月下美人80ML-Tです↓
もくじ
アジングロッドとメバリングロッドの違い
アジングロッドとメバリングロッドの違いは、大まかに言うと「硬さ」です。
アジング・メバリングロッドには大きく分けて「ソリッド」と「チューブラー」という2種類のロッドがあるのですが、例えば同じソリッドであっても、
メバリングロッドのソリッドとアジングロッドのソリッドでは「硬さ」に違いがあります。
アジングロッドは硬めで、メバリングロッドは柔らかめの造りになっています。
順番に説明していくと、
メバリングはただ巻きやドリフト(潮流に馴染ませる)など基本的にはアクションの必要がない釣りであり、ロッドもメバルのアタリを弾かないように全体的によくしなる柔らかめの造りになってることが多いです。
そして、メバルは掛けた後に下へ下へ突っ込む習性があるため、そのパワーを受け止めて浮かせるだけのバットパワーのあるロッドになっています。
対してアジングは竿先をちょんちょんと動かしたり、アクションを加えた後のフォールで食わせることの多い釣りであり、
口切れしやすいアジにしっかりと掛けるための瞬発的なフッキング力も必要なため、硬めの造りになっていることが多いです。
また、アジの小さなアタリをキャッチするだけの感度の高さもあります。
掛けた後のアジの走り(引き)は下へ突っ込むというよりも横に走り回るので、バットパワーはそこまで必用なく、リールのドラグ性能でやり取りすれば釣り上げることができます。
ということで大まかなイメージですが、
アジングロッド=掛け重視で感度が高く硬め(パッツン系とか言われている)掛けた後はドラグ調整でなんとかする
メバリングロッド=食い込みが良くなるように柔らかい造りの乗せ調子で、掛けた後に海草や岩に突っ込むメバルの力強い引きを受け止めて浮かせるパワーがある
という感じですかね!
アジングロッドでのメバリングが楽しい理由
メバリングロッドではメバルしか釣れない!アジングロッドではアジしか釣れない!ということはなく、どちらのロッドでもアジング・メバリングは楽しむことができます。
その中でも、アジングロッドでのメバリングはよく釣れますしめっちゃ楽しいです!
私がメバリングにアジングロッドを使用したきっかけは、たまたまその時アジングロッドしか持ち合わせていなかったからなのですが、
初めて20㎝クラスのメバルを釣った時の楽しさは今でも覚えています!
「コッ」という小さいアタリに合わせた後のメバルの強烈な引き込み・・・上げてみると思ったよりも小さい20㎝のメバルでしたが、感覚的には22~23㎝クラスのメバルを釣っている感じなんです。
このように、繊細で細いアジングロッドだからこそ、そんなに大きくないメバルの引きでも最大限楽しむことができます。
サイズ以上の引きを楽しめるって最高だと思いませんか?
よく釣れる2つの理由
私はかれこれ3年程アジングロッドでメバリングを楽しんでいるので、よく釣れる2つの理由について書いていきます。
感度が高くアタリが取りやすい
アジングロッドは1g以下の軽量ジグヘッドを扱えるような繊細なものが多く、感度が非常に高いです。
そのため、メバルの小さな違和感アタリでも手元まで伝えてくれます。
さらに0.6gなどの軽量ジグヘッドで表層にいるメバルを狙いたい時でもしっかりと操作感を感じることができ、釣れた!のではなく自分で釣った!という快感があります。
「何をやっているか分からない」状態に陥りがちな軽量ジグヘッドの釣りにおいて、しっかりと操作感を感じれることは釣りの快適性を高めてくれます。
軽量ジグヘッドを扱いやすい
アジングロッドとメバリングロッドが同じ適合ウエイトの物であったとしても、メバリングロッドはその柔らかい性質上、どうしても軽量ジグヘッドの存在を感じにくいことがあります。
柔らかいと良くも悪くも衝撃を吸収してしまうため、手元に伝わる情報が少なくなってしまうんですね。
(メバリングの場合は衝撃を吸収してくれるおかげで針掛かりが良くなるメリットがあったり、メバルは流れに付くので柔らかいロッドの方が流れの中を探るドリフトを行いやすいメリットもありますが)
その反面、アジングロッドはアクションさせることを想定して作られているため、操作性が良く軽量ジグヘッドを扱いやすいです。
操作性が良いロッドとは、ジグヘッドの存在感や障害物に触れたことを感じ取れる感度、アクションのさせやすさや取り回しのしやすさなど、手元に伝わる情報が多いロッドだと私は思っているのですが、
アジングロッドにはその操作性の良さがあります。
抜き上げは大丈夫なの?
アジングロッドでメバリングを行う際に気になるのが、「釣ったメバルの抜き上げはできるのか?」という点だと思います。
これについては私が実際に釣った経験上、25㎝までのメバルは抜き上げることができると言えます。
私が使用しているアジングロッドは、 21月下美人MXアジング510UL-Sという対象魚が20㎝クラスのアジというパワーのないショートロッドですが、
それでも25㎝クラスのメバルを何度か抜き上げています。
ただ、26㎝以上の大型メバルとなると華奢なアジングロッドでの抜き上げは折れる原因になりかねませんのでご注意ください。
私の釣る広島~関西の瀬戸内海エリアでは25㎝以上は滅多に釣れないので、アジングのショートロッドでも特に問題なく楽しめています!
フロートもアジングロッドが併用できる
ここまで書いてきたのは「ジグ単の釣り」メインですが、フロート(ウキ)を遠投して釣るフロートメバリングでもアジングロッドが併用できます。
具体的にどんなアジングロッドが併用できるのかというと、フロートアジングで使用する8フィートほどのチューブラーティップのロッドです。
ジグ単ではアタリを弾きやすいチューブラーティップですが、その感度の高さと硬さが遠投先のメバルのアタリを捉え、そして掛ける過程で活躍してくれます。
なぜなら、柔らかいソリッドティップではぼやけてしまうような50m先のアジ・メバルのアタリでもチューブラーならハッキリと手元まで伝えてくれるからです
ですので、わざわざフロート用にメバリングロッドを揃えなくても、フロート用のアジングロッドで十分メバリングも楽しめます!
私が現在使用していて使いやすいと感じているのは20月下美人アジング80ML-Tです。
つい先日もこのロッドでフロートメバリングをしましたが、10gのフロートで50m近く遠投できますし、感度も高く遠投先でのメバルの吸い込むアタリもしっかりと捉えることができました。
当分はこのロッドでフロートアジング・メバリング両方を楽しむ予定です!
ジグ単でのおすすめはショートロッド
アジングロッドでジグ単メバリングをするなら、適合ウエイトが0.5g~程度の感度の高い6フィートクラスのショートロッドが圧倒的におすすめです!
その理由は、とにかく楽しいからです!
ショートロッドならではの取り回しのしやすさと、アジングロッドならではの感度の高さが相まってメバリングの面白さを最大限に引き上げてくれます!
特に25㎝までのメバルが多い瀬戸内海エリアでは活躍してくれると思います。
21月下美人MX510UL‐S
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/