私は27歳の時にタクシードライバーに転職しました。
それまでタクシードライバーにだけは絶対なりたくない！と思っていた私ですが、何故なりたくないと思っていたのかをお話しします。
危険
1つ目がこれですね。
タクシードライバーは危険というイメージがありました。
というのも、1年に1回はニュースなどで、「タクシーが強盗に襲われて運転手が暴行を受けた」や、ひどい時には「タクシー運転手が強盗に襲われて刺された」など怖い事件を見ていたからです。
強盗に襲われて刺されるって危険すぎるやろ・・・タクシードライバーなんて絶対なりたくないわ！
そう思ったのが正直な感想です。
そもそも、あの密室空間で見知らぬ他人と2人っきりってかなり異常な空間だと思うんですよね。
タクシーで働く前はそれが恐怖でしかありませんでした。
タクシードライバーとして働いている今でも、たまにそういうニュースを見ると怖くなってお客様の動向をいつも以上に気にしたりしてしまいます(;’∀’)
ということで、私の危険というイメージは車の運転による事故などよりも、お客による暴行事件などの人的な被害の方でした。
（本当は事故の方が確率も高くよっぽど怖いです）
ただ、実際に2年以上働いていて乗客とのトラブルは何度かありましたが、暴行を受けた事はありませんし、座席を蹴られたなどの間接的な暴力行為もありません。
数百人勤務している私の会社でも極稀にあるくらいなので、ニュースに出ているような事件は本当に珍しいものと思ってよいと思います。
もしも、万が一暴行を受けた場合はすぐに全力で逃げようと思っています！
イメージが良くなかった
2つ目がこれですね。
タクシードライバーのイメージが良くありませんでした。
よく目にするタクシードライバーって、駅のタクシー乗り場や路上に車を停めて、たばこをバカスカ吸いながら他のドライバー達とくっちゃべって・・・と、なんか中高生の不良がコンビニでたむろしているのと似たような雰囲気を感じていたんですよね。
何故か車内なのに帽子被ってるおっちゃんとかいるし。まぁそれは色々と事情があるのかもしれないけど（察してあげてください）。
クロックスとか履いて運転している人までいるし。それはさすがにどうかと思った。
後は、実際に自分が乗客としてタクシーに乗った時に、行き先を告げても返事もしないドライバーの方がいて、そのまま無言で走り出して不安にさせられたりもしたので、そういう体験もイメージが悪くなった要因だと思います。
という具合で、なんかタクシードライバーって不良というか怖い人たちっていうイメージがあったんです。
似たようなイメージを持たれている方や、実際にタクシーに乗って嫌な思いをされた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？
ただ、実際に働いてみると、そんな人たちは少数派という事に気が付きました。
タクシードライバーとしてお客様を安心安全に目的地へお届けしたいという真摯な心持ちで働かれている方はたくさんいらっしゃいます。
中にはお客様を会話で楽しませる事まで考えるおもてなし精神のすごい方も。
タクシードライバーになって、「えっ！こんなにいい人たちがいっぱいいたんだ・・・！」って思ったくらいです。
実はカッコ良いと思っていた
世間のタクシードライバーに対するイメージはあまり良くありません。
実際、タクシーに乗っているとお客様から「なんで若いのにタクシーなんか乗ってんの？」なんて言われる事もあります。
なんかて！いきなり失礼な人だなぁと思いますが、それが正直な感想なんでしょうね。
私自身、上記で書いたようにタクシーへのイメージは良くありませんでしたから人の事は言えません。
ただ、タクシードライバーをカッコ良い仕事と思っていたのも事実なんですよね。
大阪市内の御堂筋などの大きな道路や交差点をスムーズに車の揺れも少なく走るドライバーさんの運転する車に乗った時。
行き先を告げるとすぐに理解してくれて最短のルートで案内してくれた時。
こんな都会で道にも詳しくて運転もうまいなんて、カッコ良いな～！って思いました。
まだタクシードライバーになる前、大阪市内をプライベートで運転した時にむちゃくちゃ怖かったので余計にそう思ったのだと思いますが。(笑)
だから、自分がタクシードライバーになってお客様が目的地を言われた時に瞬時に場所と最短ルートが閃いてご案内できた時は、少し得意気になりますね。
最初の何か月かは道が分からなさ過ぎて大変な思いをしましたが(;’∀’)
まとめ
- タクシーは危険（暴行事件など）
- ドライバーのイメージが悪い
以上のイメージがあったので、タクシードライバーには絶対なりたくないと思っていました。
しかし、実際に働いてみるとイメージ通りの部分と、そうではない部分があります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
