メバルって釣りたてもコリコリして美味しいのですが、少し味が薄いというか、旨味に欠ける部分があるんですよね。
そこで5日間熟成させてみたところ、身が柔らかくなると同時に水分が抜けることで味わい深くなり、甘みも増えてちょっと良い居酒屋で出てきそうなお刺身に変貌を遂げました!
ということで、私の行った簡単な熟成方法を詳しく書いていきたいと思います!
熟成させたメバル
今回5日間熟成させたメバルは、淡路島で釣ってきた25㎝ほどのお刺身サイズのメバルです。
どんなサイズでも熟成はできますが、食べる部分が少なくなってしまうので20㎝以上のサイズがおすすめですね!
春(4月~6月)は脂乗りの良い黒メバルが美味しいと言われていますが、今回は白メバルを熟成させました。
熟成方法
釣ってから熟成までの流れですが、①釣る→②血抜きする→③クーラーでしっかり冷やして持ち帰る→④捌いて内蔵を取り、お腹を綺麗に洗う→⑤ペーパータオル等でお腹と全体の水気を取り、お腹にペーパータオルを詰め込み、魚をペーパータオルで覆い、サランラップで密閉して冷蔵庫に入れておく
これだけです!
メバルに限ったことではありませんが、魚を美味しく食べるポイントは生きているうちに血抜きすることと、氷たっぷりのクーラーでしっかりと冷やすことです。
なぜなら、魚は死に至ると、筋肉中のグリコーゲンが乳酸に分解する過程で発熱し、そのままにしておくとわずか数分間で肉質が落ちてしまうと言われているからです。
⑤の工程だけ文字では分かりにくいと思うので、画像付きでサクッと説明していきます!
魚を捌いてお腹まで綺麗に洗った後、水気を取ったお腹にペーパータオルを敷き詰めます(熟成期間中に水分が出てくるため)
水分が多いと腐敗の原因になってしまいます。
その後、全体をペーパータオルで包み、乾燥を防ぐためににサランラップで密閉します↓
乾燥しすぎると捌きにくくなってしまいますので。
あとはこの状態で5日間冷蔵庫の中の安定して温度の低い場所(庫内奥など)に放置しておくだけです!
5日間の熟成が終わりました
5日間の熟成が終わったのでメバルを冷蔵庫から出して3枚におろしました。
すると、白メバルに含まれている僅かな脂が全体にいきわたり、つやのあるほんのりピンク色の身が姿を現しました。
ソッコー骨を取り除いてお刺身にしました!
包丁を入れる時からモチモチしているのが伝わってきて、食べるのが楽しみで楽しみで。
お醤油に付けてパクリ。
これは!!
釣れたてのメバル特有の弾力がなくなって、柔らかくてほんのり甘くてうまい!!
釣れたてよりも旨味が増えており、柔らかいのでめっちゃ食べやすいです!
このモチモチしてほんのり甘いお刺身はちょっと良い居酒屋さんとかで出てきそうな感じのやつです。
前回のアジに引き続き今回メバルも熟成させてみましたが、熟成することで魚の旨味が引き出されるので本当にうまいです。
全国のメバルアングラーの方、まだ未体験でしたら是非!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/