リール

25カルディアをフルベアリング化する手順【初心者向け】

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25カルディアLT3000S-CXHをフルベアリング化したので、初心者の方でも分かりやすいように手順を書いていきたいと思います!

25カルディアにベアリング追加できる箇所は3か所(合計4BB)です。

  • スプール内
  • スプール受け 
  • ハンドルノブ

この3か所にボールベアリング(4BB)を追加可能です。

ラインローラーに関しては、21カルディアと同様にラインローラーキットM2が使えるかと思ったのですが、調べてみると21カルディアとは仕様が異なっているようで、ラインローラーのベアリング交換は不可能or不明部分が多く、この記事では記載しません。

リールの番手によるベアリング化作業の違いについて、2500番までと3000番でドラグ内部の構造が若干異なっていますが、使用パーツは一緒なので問題なくベアリング化が可能です。

25カルディアは元々6BBのリールなので、4BB追加で10BBのリールに生まれ変わります

※作業時間は約30分程度

用意するもの7つ

用意するものは画像の通りで、使用するベアリングはリールのベアリング化によく使われるNMBの安い物をAmazonで購入しました。

スプール内部用ベアリング

DL-1060 676 内径6mm×外径10mm×幅2.5mm

スプール受け部用ベアリング

DDL-1170 677 内径7mm×外径11mm×幅2.5mm

ハンドルノブ用ベアリング

DDL-740ZZ 674ZZ 内径4mm×外径7mm×幅2.5mm (2個入り)

ハンドルノブ用のベアリングは1パック2個入となっています。

六角レンチ

六角レンチはスプール受け部分のねじ回し用に0.89㎜が必要になるのですが、ホームセンターでも売っています。

オイルorグリス

ダイワ(DAIWA)
¥1,563 (2025/04/05 15:02時点 | Amazon調べ)

ベアリング交換の際に防錆予防や潤滑油としてオイルかグリスを塗布するので、どちらかあった方が良いです。(私は今回はグリスを使用しましたが、オイルでも可能です

マイナスドライバー

クッショングリップドライバー 〈細軸タイプ〉 -4×75 610

ハンドルノブのねじを回す際に必要になるのですが、家にあるドライバーでは回しにくくて開かん!という時にこちらのドライバーはグリップ力が高く力が入るのでおすすめです!

クリップや硬いハリガネ等

ハンドルノブのキャップを外す際に必要になります。

私はクリップを引き延ばし、先っぽをペンチで曲げて代用していますが、傷付くリスクを少しでも減らしたいという人には専用の物もあります↓

耐久性重視ならHRCB防錆ベアリング

防錆・耐久性重視の人はヘッジホッグスタジオが販売するHRCB防錆ベアリングという高耐久のベアリングがおすすめです↓

25カルディアのフルベアリングパーツを見てみる

作業前の心得

  • 白い紙の上で作業すると視認性が良くて分かりやすい
  • 細かいパーツの消失に注意
  • 部品を外す時は後から組み立てやすいように順番を決めておく(左から置いていくなど)←これを徹底すれば迷うことなく作業できます

以上の3つを心得て作業すれば、途中で混乱することがなくなります!

作業開始!

25カルディアのフルベアリング化は、作業初心者の人でも30分程度で完了できる簡単なものです。

交換する4つのベアリングには、あらかじめオイルorグリスを塗布しておきます(回転性能や防錆性能UP)

使い分けについては回転性能重視ならオイル、防錆性重視ならグリスが良いかと思います。

私は今回グリスを使用しました。

それでは、やっていきたいと思います!

スプール内部

まずはドラグの蓋を開けて中のパーツを一つずつ外していきます。

最初に、六角形のハリガネのような留め具をマイナスドライバー等を使用して外していきます。

留め具の間にクイッとドライバーを入れて外すイメージです。

この留め具は飛んでいきやすいので注意しながら外すようにしてください。

留め具を外した後は、他のパーツも順番に外していきます。

この時、後から順番が分からなくならないように左から順番に並べておくとGOODです↓

ここでは一番右に置いてある金属のベアリングを抜き取り、代わりにDL-1060 内径6mm×外径10mm×幅2.5mmを差し込みます。

下画像の矢印の部分ですね↓

この時のベアリングの向きはどちらでも大丈夫ですが、私はスッキリしている方を上にしました(人によって様々のようですので、本当にどちらでも良いようです

ベアリングが交換できれば、分解した手順と逆の手順で戻していけば完了です!

※25カルディアの2500番までと3000番でドラグ内部の構造が若干異なっており、2500番まではベアリング交換の前に小さなバネ材を外す必要があります↓

この小さなバネ材を外して、ベアリングを取り外して交換します。

小さなバネ材はベアリング交換で特に紛失しやすい部品なので、手で押さえながら作業するなどして十分注意してください。

ベアリング自体は2500番も3000番も同じサイズ(DL-1060 内径6mm×外径10mm×幅2.5mm)を使用します。

スプール受け部

スプールを取り外し、スプール受け部分のベアリングを交換していきます。

赤丸で囲ってある小さなネジ穴に0.89mmの六角レンチを入れ、イモネジを取り外します

4枚ある薄いワッシャーの間に六角レンチを入れ、反時計回りに回してイモネジを取り外します。

(ワッシャーを取り外して作業することもできるようですが、取り外すのが難しいので私は画像のように作業しています)

イモネジを取り外すと一番下にある白色のカラーを取り出すことができるので、DDL-1170 内径7mm×外径11mm×幅2.5mmのベアリングと交換します。

その後、逆の手順で戻していけば完了です!

ハンドルノブ内部

ハンドルノブをリール本体から取り外し、上記画像のようにクリップの先を少し曲げた状態のものや、ノブキャップリムーバー等を使用してノブキャップを取り外します↓

真ん中の穴に突っ込み、先の曲がった部分を食いこませてから強めの力で上に引き抜くと簡単に外れてくれます。

すると、下画像のようにねじ山が姿を現すので、ねじ山を舐めてしまわないようにグリップ力のあるマイナスドライバーで回して外します↓

ねじを外すと全てのパーツが外れるようになるので、下画像のように展開しました↓

赤丸で囲った2つのカラーをDDL-740ZZ 674ZZ 内径4mm×外径7mm×幅2.5mm (2個入り)と交換します。

軸側の部分と↓

ノブキャップ側のカラーを入れ替えます↓

ここでも外していった手順とは逆の手順で元に戻していき、交換完了です!

交換後にハンドルを回してみて巻き心地をチェックしてみると、ハンドルノブがくるくる回らず動きが鈍いので、もう一度分解して薄っぺらいシムワッシャーを1枚減らしました↓

そして再度組み上げると、シム1枚分の厚みが減ったことでくるくると高速回転するようになりました↓

ガタツキも無しです!

ハンドルノブはベアリング交換の中でも特に効果の高い部位だと感じていて、ノブがくるくると軽やかに回るようになるだけで、巻き心地や巻きの軽さに良い影響を与えてくれると感じています。

ここだけでもベアリング化する価値はあると思います!

ではでは、以上で25カルディアのフルベアリング化終了です!

お疲れさまでした(^O^)/

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