21エメラルダスMX83MLを購入しました!
21エメラルダスMXの種類には、春~秋にオールラウンドで使用できるロッドパワーのあるM(ミディアム)と、
主に秋の新子イカがメインターゲットとなるロッドパワーが弱めのML(ミディアムライト)、その他にはMH(ミディアムヘビー)やS(ソリッドティップ)モデルなどがあります。
この中でも今回私が購入したのは秋エギングに特化した柔らかめの83MLです!
ということで、21エメラルダスMX83MLの使用感やスペック、17エメラルダスからの進化点や違いを詳しく書いていきたいと思います!
MXの中でおすすめの番手も書いていくので、参考になれば幸いです。


もくじ
購入理由

購入理由としては、秋の数釣りエギングを今より楽しめるロッドを探していたからです!
私は現在17エメラルダスMX83Mというロッドを所持しているのですが、こちらは春~秋のオールラウンドモデルということもあり、バットパワーが少し強めなんですね。
もちろん、それでも年中楽しめてはいるのですが、
秋の600gくらいまでのアオリイカを掛けた時にもっと曲がってくれて最大限楽しめるロッドはないかな~ということで、バットが柔らかめの21エメラルダスMX83MLに決めたというわけです!
スペック

21エメラルダスMX83MLのスペックは以下の通りです。
全長 | 2.52m |
---|---|
継数 | 2本 |
仕舞 | 130㎝ |
自重 | 92g |
先径 | 1.4mm |
元径 | 10.4mm |
使えるエギサイズ | 1.8~3.5号 |
適合ライン | 0.4~1号 |
価格 | Amazon等で約23000円 |
エギングにおいて腕の疲れに直結するロッドの重量は大切ですが、21エメラルダスMX83MLは92gとかなり軽量です!
私は17エメラルダスMX83Mの95gを約2年使っていますが、100gを切るロッドは重量のあるロッドと比較して、腕の疲労感が全然違います。
100g以上のロッドだと、長時間シャクる場合は両手でシャクるなど工夫しなければ腕がパンパンになります。笑
ロッドを実際に測ってみると94gでした。

実際のスペックと誤差が出ていますが、測り方によるものでしょうか。
これまで95gの17エメラルダスを使用してきて、もっと軽いロッドが欲しい!と思ったことはないので個人的には十分な軽さです。

進化点と違い
17エメラルダスMXから4年の時を経て進化した21エメラルダスMXですが、その違いを見ていきたいと思います!
デザインの違い

デザインに関してはぱっと見一緒なのですが、よく見るとリールシート上部のロゴデザインの大きさと色が変化しています。
17エメラルダス(画像上)が青色なのに対して、21エメラルダス(画像下)は紫色になっています。
何を隠そう、このロゴデザイン部分がちょっぴりオシャレな仕様になっていて、ロッドの角度を変えると光の反射に応じて紫色が青色に変化したりするんですね!
まさにエメラルド(エメラルダス)のように光に反射してキラキラ光る広大な海のようなデザインは釣り人心をくすぐられます!
エアセンサーシートが追加

21エメラルダスMXには17エメラルダスMXには無かったエアセンサーシートが追加されています。
エアセンサーシートとは、軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入りリールシートのことで、汎用リールシートでは体験できない操作性を生み出す。というものです。
上位ロッドであるエメラルダスAIR AGSにも搭載されている機能ですね!
実際にリールを装着した状態で持ってみると、肌触りがよくこれは素晴らしいです。

グリップ部分の広範囲をリールシートがカバーしてくれているので、バット部分がむき出しの物と比較してひんやり感もなく、何より持ちやすいです。
17エメラルダスMXはむき出しタイプでした↓

これはこれで持ちにくいなんてことはなかったのですが、ずっとシャクっていると親指の付け根部分が痛くなることもあったので、この進化点は非常に嬉しいです!
実際に海でシャクってみると、肌触りがよく指がスレて痛くなるようなこともなかったので、長時間シャクる人でも使いやすいと感じました!
X45やHVFナノプラスはそのまま

ネジレ防止機能のX45やHVFナノプラスは21エメラルダスMXにも搭載されています。
X45はキャスト時のロッドのねじれを防ぐ機能で、パワー・操作性・感度が飛躍的に向上すると言われています。
HVFナノプラスはロッドに使われているカーボン繊維の密度を高める技術で、これにより高強度化・軽量化を実現させています。
これらは17エメラルダスMXにも搭載されていた機能なのですが、実際にキャスト時のブレは少なく飛距離は出ますし、シャクった後のブレの収束が速いのでエギングに非常に集中できます。
数千円のブレの収束の遅いロッドだとけっこう気になるんですよね。(釣果にそこまで影響があるわけではないのですが)
だから私個人としてもエメラルダスMXへの満足度は高かったわけなんですね。

軽量化はされていない
21エメラルダス83ML | 17エメラルダス83ML | |
全長 | 2.52m | 2.52m |
継数 | 2本 | 2本 |
仕舞 | 130㎝ | 130㎝ |
自重 | 92g | 90g |
使えるエギサイズ | 1.8~3.5号 | 1.8~3.5号 |
適合ライン | 0.4~1号 | 0.5~1号 |
21エメラルダスと17エメラルダスのスペックを見比べてみると、なんと自重は軽量化されているどころか、+2gとなっていました!
てっきりリニューアルして軽量化されていると思っていたので驚きです。笑
ただ、最近の軽さ重視の釣り業界で!?軽量化の流れに逆行して増やしてきた点は何かこだわりがあったのでしょうか。
個人的にはなんでも軽ければ良いというわけではないと思っているので、増えた点は特に気になりません。
その分、リールシートなどが変化して釣りの快適性が向上しているならOKです!
タックルバランス
220gの20レブロスを装着した場合の重心は手元よりのこんな感じです↓

180gの21カルディア装着時の重心は少し手元から離れます↓

重心が手元によっているレブロスの方がシャクリやすいのかな?と思ったりしますが、カルディアもそこまで離れていませんね。
これは実際に両方使ってみてからレビューしたいと思います!
実際の使用感
ここからは実際に9月にエギングしてきた使用感を書いていきたいと思います!
キャスト性能
よく飛びます。
Mと比較してMLはティップが柔らかいのでキャスト時に少しコツが必要ですが、柔らかい分よく曲がるバネを利用することで、3号のエギで50mは飛びました。
シャクった使用感とブレ

ロッドが柔らかいのでショートジャークは少しやりにくさを感じますが、スラックジャークなどのゆっくりしたシャクリはやりやすいです。
そのため、キレのある動きに反応しやすい新子アオリのエギングよりも、シーズン終盤のスローな動きに反応しやすいイカに相性が良いかもしれません。
竿先のブレに関してですが、ティップが柔らかい分シャクった後はブレやすいです。
正直、もう少しブレないロッドかと思っていましたが、柔らかいと仕方ないのでしょうね。
ですので、竿先のブレが気になる人には不向きなロッドです。
そういう方には83Mや86M表記の硬さのロッドがおすすめです!

釣った時の曲がり方

釣った時は非常に気持ちよく曲がってくれます。
新子のアオリイカの300gまでを数杯釣りましたが、小さくてもしっかりとしなってくれるので釣り応えはかなり楽しめます!
83MLと83Mはどちらがおすすめか

堤防がメインの陸っぱりエギングでは、ティップ(竿先)が柔らかめの83MLとティップが硬めの83Mが主な選択肢になるかと思いますが、両方の硬さでエギングをした結果、
シャクった後の竿先のブレを少しでも抑えたい人には83Mの方がおすすめで、多少竿先のブレがあったとしても秋イカの引き味を存分に味わいたい人には83MLがおすすめです。
83Mは硬めで竿先のブレが少ないため、小さなイカがスッとエギを引っ張るような場面でも即座に合わせを入れやすいと感じます。

それとは逆に83MLは柔らかい分、シャクった後にブレる時間がMよりは長いため、シャクった直後の小さなイカの引っ張りには反応が少し遅れるように感じました。
ただ、釣れるイカのサイズが大きくなってくるとエギを引っ張る力も強くなるため、胴長15㎝前後以上のサイズのイカを釣る時はMでもMLでも釣果に影響はないのではと考えます。
ちなみですが、春の大型アオリイカを狙ったエギングではM、MLどちらのロッドでも問題なく楽しめますので好みで選ぶと良いと思います!

21エメラルダスMX83M

21エメラルダスMX83ML
ちなみにロッドの長さに関してですが、個人的には86よりも83の方が短くて操作性が良く扱いやすいと感じるのでおすすめです。

それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/

