ロッドを選ぶ際に一番気になるのが、自分のやりたい釣りに適した物かどうか?だと思います。
陸からのメバルやアジなどのライトソルトフィッシングでは、主に3種類あり、
- 軽量リグを扱うジグ単向けロッド
- 少し重量のあるプラグやスプリット向けロッド
- 10g程度のフロートやキャロで遠投するパワー系ロッド
などがあります。
その中で今回は、アジ・メバル関係なくジグ単の釣りに特化したロッドを値段別に紹介していきたいと思います。
上限は自分が使用したことのある2万円台までとします。
初心者の方はロッドの種類がありすぎて選択に迷いやすいと思うので、6つに絞りました。
- 一番のおすすめは後半で紹介する1g以下のジグヘッド専用モデルのショートロッドです!
- その理由は、軽量リグの重みが分かる事によりジグ単の釣りが圧倒的に面白くなるからです。
とはいえ、適合ウエイトが1g以上のロッドでも十分に楽しめるので、まずは価格帯の安い物から紹介していきたいと思います!
5千円台
5千円台で購入できる初めの1本としておすすめのロッドがこちらのメジャークラフト アジングロッド スピニング ファーストキャストです。
自重 不明 適合ルアー重量:0.6-10g
何と言ってもこのロッドの魅力は値段の安さですね!
メバル・アジを釣りたいと思って最初に手にするロッドとして非常に手を出しやすいです。気になる口コミを見てみますと、
ジグヘッドの重みも感じられて、有名メーカーのエントリーモデルと遜色なし!何より軽い軽い!
メーカーは公表してないみたいなので、計ってみたら68gでした。
Amazon口コミより
なんと重さはこの値段で驚異の68gだそうです!私自身で確認したわけではないので正確性に欠けますが、もし本当ならDAIWA月下美人の中級クラスレベルです・・・。
1g程度のジグヘッドを投げるには腕が必要な感じですが、2g〜であれば初心者でも割と扱いやすいと思います。
ボトムの感触もよく伝わってきますし、ショートバイトでも明確に感じます。
Amazon口コミより
肝心のジグヘッドは2g程度からでないと重みが分かりにくいようですので、ある意味上級者向けかもしれません。
いずれにしても、この値段で購入できるロッドとしては十分な性能が備わっていると感じます。
7千円台
7千円台で購入できるロッドとしておすすめできるのが、こちらのダイワ(Daiwa) アジングロッド スピニング アジング X 59UL-Sです。
自重 98g 適合ルアー重量(g):0.3-5
このロッドのメリットは、ショートロッドという点!
個人的にジグ単の釣りは短いロッドほど扱いやすく操作性に優れていると考えているので、値段を考えても使ってみる価値はあると思います。
気になる口コミを見てみますと、
この竿を購入して使ってみると夜の不安定な足場の中でも直感的に操作でき
根掛かりしてリーダーを組みなおすのもテンポよく行えます
0.5gほどの軽量ジグヘッドもそこそこ飛び小さなカサゴでも竿が唸る感度と熱いファイトが楽しめ
この値段でこの性能は化け物かと戦慄できるほどにいい竿だと私は感じます
性能も満足できるレベルにあるようですね。
ただ、こちらも1g程度のジグヘッドだと重みを感じにくいようで、ジグ単で釣るなら1g以上は必要のようです。
1万円台
1万円台で購入できるロッドとしておすすめできるのが、ダイワ(DAIWA) の20月下美人74UL-Sです。
自重 66g 適合ルアー重量(g):0.3~5
こちらは私も持っているロッドなのですが、ジグ単メバリングを始めるなら間違いないロッドだと言えます。
それくらい、軽量で感度が高く快適な釣りができます。
この価格帯で66gのメバリングロッドはまずないと思います。
ジグ単メバリングの他にも、軽量なフロートを使用したフロートメバリング・アジング・ジグ単アジング・ヒイカエギングなどで使えて汎用性も高いです。
その中でも一番適していると感じるのは、1g~2g程度のジグヘッドを使用したジグ単メバリングです。
ただ、1g以下では重みを感じ取りにくいため、実際の使用感から感じる適合ウエイトとしては1g以上がベストと感じます。
74UL-Sは穂先が柔らかい乗せ調子ではあるものの、ある程度ハリもあるため、メバルのアタリを感知する感度とフッキング力が高いです。
逆にジグ単アジングでは、予備ロッドとしては使えるものの、アジングに最適な硬さはないため、合わせがワンテンポ遅れがちでフッキングが甘くなりバラしは増える傾向にあります。
そのため、アジング専用としては心もとないのですが、メバリングメインでアジが回っている状況下で「ちょっとアジも釣りたい」くらいなら十分楽しめます。
20月下美人74UL-Sについてさらに詳しくはこちら↓
1万円台でもう1つご紹介するのは、2019年に発売されたばかりの シマノ 19 ソアレ BB アジングロッド S64UL-Sです。
自重70g 適合ルアー重量(g): 0.3~6
このロッドのメリットは、1万円という比較的お財布に優しい価格でありながら自重70gという軽さではないでしょうか。
軽量リグを扱う時、ロッドは軽いほど魚のアタリを感知しやすいので、これは大きなメリットになりますね。
あとけっこう重要なことですが、軽いと腕も疲れません!
シマノ公式サイトを見てみますと、
ジグヘッドスペシャル
ジグヘッド単体での釣りが特に得意なアイテム。常夜灯周りなどの近距離での繊細な釣りにもオススメ。小型サイズのバイトを弾きにくく、抜けアタリや居食いなどの難しいアタリにもしなやかに対応することが出来ます。
シマノ公式サイトより引用
ジグヘッドスペシャルと謳われているように、ジグ単の釣りに特化させたロッドのようですね。
また、穂先はタフテックという素材が使われているらしく、その恩恵で従来のカーボンドリッドよりも強度が高くなっているそうです。
タフテック
素材の配合と製法を見直すことで、従来にない強さを与えられたカーボンソリッド穂先
シマノ公式HPより引用
数名のインプレ記事をチェックしましたが、0.8g~のジグヘッドから重みを感じることができるという経験談がありました。
さすがジグヘッドスペシャルと名乗るだけありますね・・・!
また、アジングロッドとなっているので、穂先にある程度のハリがありトゥイッチなどのアクションもしやすくなっているようです。
計量ジグヘッドを操ってみたいけど、そこまでお金は掛けれない・・・という人は19 ソアレ BB アジングロッド S64UL-S がおすすめかもしれません。
1g以下を感じたい人におすすめの3本
とにかく軽量リグにこだわりたい!ジグヘッドは1g以下でも重みを感じ取れるロッドがよい!これまで感じにくかったアタリを取りたい!という人におすすめのロッドを紹介していきます。
鯵道5g S622L
まずはメジャークラフトから出ている鯵道5Gです。
こちらは2021年に発売されたロッドなのですが、性能と価格のバランスが良い意味でおかしいと言われているくらいハイコスパで評判のアジングロッドです。
実売価格は2万円を切りますが、とあるアジンガーの方は4万円くらいの高級ロッドと比較しても遜色ないと言っていました。
実際、私も使用していますが1g以下のジグヘッドの重みを感じることができ、かつ尺クラスのアジまで抜き上げも余裕でできる繊細さとパワーを兼ね備えたロッドだと感じています。
鯵道5gで釣った37㎝までのアジたち
豆アジ~尺超えアジまで1本のロッドで対応できるという適応力が非常にありがたい存在です。
硬さのラインナップはL・M・Hと3種類あるのですが、L(ライト)クラスが最も軽量ジグヘッドの存在を感じやすくておすすめです。
次に長さの選び方ですが、漁港回りであればS502L~S622Lまでの長さが扱いやすいと思いますが、その中でもS622Lが足場の低い漁港・高い漁港どちらにも対応しやすく初心者の方におすすめです。
ただ、癖がなく扱いやすい分、何かに特化しているわけではないため、1g未満の軽量ジグヘッドの扱いに特化するならこの後にご紹介する「ブルーカレント」や「月下美人MX」のアジングロッドの方がおすすめです。
ブルーカレントⅢ 510
ということで次はヤマガブランクス(YAMAGA Blanks) のロッド ブルーカレントⅢ 510です。
自重 56g 適合ルアー重量 0.3~4.5g
長さが約1m78㎝という取り回しのしやすいショートロッドで、自重は56gという腕の負担の少ない軽さと扱いやすさを実現しています。
510はショートレングスになることでシャープな使用感ながら、キャスト、ファイト共にスムーズな曲がりを味わえるジグ単メインのアジングロッドとして徹底的にバランスを追求しました
ヤマガブランクスより引用
当然ながら1g以下のジグヘッドでも重みを感じ取れ、操作感も抜群のようです。
1グラム以下のジグヘッドでもストレス無く操作出来、長さからは想像できないほどよく飛びます。
Amazon口コミより
軽く、細く、短いロッドがどれだけ操作感に優れているかは、実際に手に取った人のみが分かることだと思いますが、このロッドは間違いなく満足させてくれそうです。
月下美人MXアジング 510UL-S
もう1点おすすめしておきたいのが、私自身の愛用しているダイワ(DAIWA) アジングロッド スピニング 21月下美人 MX アジング 510UL-Sです。
自重 50g 適合ルアー重量 0.3-5g
こちらも1m78㎝というショートロッドとなっていますが、私は実際にこのロッドを使うようになり、短いロッドがいかに使いやすいかを学びました。
ジグヘッドも無風状態で0.4gの重みが感じ取れるので、漁港内での豆アジングから潮流が速く感度が必用な場面まで様々釣り場で活躍してくれます。
私は、アジング・メバリング両方で使用していますが、どちらの魚種も釣りやすく万能感のあるロッドです。
ロッドが短いため、足場の高い釣り場よりは足場の低い釣り場が適しており、そのような釣り場ではアジ・メバルを1本のロッドでこなせるため重宝しています。
特徴としては高弾性ソリッドと呼ばれるテクノロジーが採用されており、穂先にハリがあってトゥイッチ等のアクションが入れやすくなっています。
20㎝オーバーのメバルから尺アジまで釣っていますが、ショートロッドの割には魚を浮き上がらせる力もそれなりにあって扱いやすいですね。
このロッドについてはこちらの記事で詳しく説明しています↓
今まで1万円クラスまでのロッドしか使ったことのない方は間違いなく満足できるレベルだと思います。
ジグ単を最大限に楽しむ為に
個人的には、ジグ単の釣りは他のどの釣り方よりも魚のアタリ・引きをダイレクトに感じることができて面白いと思っているので、ジグ単の釣りを最大限に楽しみたいなら、それなりのロッドを用意した方が良いと思います。
とはいえ、いきなり数万円のロッドを購入するのも無理な話ですよね。
ですので、完全初心者の方であれば、まずはファーストキャストあたりで釣りを始め、慣れてきてもっと軽量ジグヘッドを扱った釣りがしたいと思うようになったら、2万円台の中級クラスに一気に飛び級しても良いのかなと思います。
その理由は、1万円クラスは1g以下の軽量ジグヘッドを扱うにはどうしても中途半端感が否めないと感じるからです。
ジグヘッドの存在は分かるんだけど・・・何だかなぁ・・・と、モヤモヤして釣りをするなら、さらにランクアップして2万円クラスのロッドを手にした方が長い目で見て楽しめると思います。
もちろん個人的な思いなので、参考程度にしていただければと思います。
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/