メバルって、シーズン中なら漁港内で表層をただ巻きしているだけで比較的簡単に釣れる魚ではありますが、20㎝以上の良型と言われるサイズだと少し難易度が上がりませんか?
特に、私のホームでもある瀬戸内海だと、ポイントによっては小メバルばかりということも珍しくありません(;’∀’)
とはいえ、良型が釣れやすいポイントも確かに存在すると感じます。
その中でも、釣り方はジグ単でのただ巻きやドリフトという簡単な釣り方で、20㎝UPのメバルが釣れやすいポイントがいくつか存在すると感じているので、自分の経験を元に3つほど挙げていきたいと思います。
※釣る時期は4~5月の最盛期で考えています。メバリング初心者の方向けの記事となっています。
水深のある堤防角
まず1つ目のポイントが、水深のある堤防の角です。
メバルは水深が10m以上あるような場所でも、シーズン中は夜になると表層1m以内まで浮いてきます。
そこまでの水深から浮上してくるメバルには私も驚いたのですが、メバルは水深に関係なく表層を意識して捕食しているようです。
表層にいるメバルが食べている物は、ボラの稚魚やアミなどの表層を泳いでいる魚や漂っているプランクトンになります。
見出しに書いた堤防角ですが、割とどこにでもあるような狙いやすいポイントです。
例えば、下画像のような場所です。
GoogleMAPで釣れそうな雰囲気のある漁港を見つけてきました。
釣れるポイントとして有望なのは、画像の矢印方向に潮が流れている時の青で囲ってある反転流の中です。
常夜灯に関しては、私は無い場所で釣ることの方が多いので無い場所という設定で考えていただければと思います。
ちなみに常夜灯がある場合は、それはそれでプラグを使用したメバリングに有効になるかと思います。
こういった潮通しが良く水深のあるポイントでは、20㎝以上の良型メバルが釣れる確率が高くなると感じています。
この時重要なのは潮の流れで、満ち上げでも下げ潮でも良いのですが、ジグヘッド1.5g程度をキャストした時にロッドから流れを感じる(ロッドに重みを感じる)程度はある状態が良いです。
それくらい流れのある状態であれば反転流ができやすく、ベイトが溜まりやすいため、メバルが釣れやすくなります。
このポイントでの釣り方の一例ですが、立ち位置を赤丸の地点とした場合、まずはジグヘッド1.5g程度で反転流を超える場所へキャストします。
そして、表層1m以内を意識しながら潮の流れに乗せ、反転流の中を通すだけです。(ドリフト)
画像のように潮が左から右へ流れている場合は、仕掛けが自分の方に寄ってくる方向と逆方向に潮が流れている状態なので、ロッドに潮の流れ(重み)を感じるはずです。
この時、ずっとドリフトさせているだけだと、潮の流れがあるとはいえジグヘッドの重みで少しづつ沈んでしまうので、
時折リールを巻いたりロッドを立てたりしながら、なるべくワームが表層を通るように意識します。
メバルが表層のベイトを捕食している場合は、水面下30㎝までの超表層にいることも多いので、同じ釣り方で広範囲に探っていきます。
探っていく中で、斜め上を向いているメバルの上をワームが通過すれば食ってくるイメージですね。
また、ジグヘッドの重さは潮の流れの速さに応じて、表層を通せるような重さに変えるのも有効な手段になります。
私の場合は、表層を釣る場合は1g~1.5g、流れが無い場合は1g以下を使用することもある感じですね!
外洋に面した潮通しの良い堤防角は、メバル以外を狙うアングラーにも人気のポイントですが、空いていれば是非入りたいポイントです。
シャローエリア
2つ目のポイントは水深1~5m程度のシャローエリア(浅い場所)です。
シャローエリアとはどんなポイントかというと、堤防の付け根付近の浅い場所です。
例えばこのような場所になります↓
特に有望なのは、画像のように磯が隣接している堤防で、底の形状は砂地に所々シモリや海草があるとさらに期待度が上がると感じます。
堤防の付け根付近は瀬戸内海の場合、干潮時には干上がってしまう場所もあるのですが、夜になり潮が満ちてくると同時にメバルが入ってきます。
その理由は、気温が上がってベイトが豊富になる4月中頃~5月頃は浅い場所の方が効率よく捕食しやすいからだと思われます。
アタリの出始める潮の状態としては、満潮に向かっての満ち上げ5分以上からが多く、個人的には満潮からの下げ潮ではあまり実績がありません。
こちらはエギングの動画ですが、シャローエリアについて分かりやすく解説されているので貼り付けておきます。
シャローエリアは動画の55秒あたりから出てくる、波止の付け根付近のカケサガリになっているような場所です
シャローエリアは当たり外れが多い印象もあるのですが、良い場所を見つけた時は一晩で20㎝UPを50匹近く釣った経験もあります。
ただ、その時はアタリ年だったようで、それ以降は10匹以上釣るのも難しい状況になっているのですが、サイズは釣れたら20㎝UPということが多いです。
ですので、シーズン中は必ず確認したいポイントになります。
画像のようなポイントでの釣り方の例ですが、シャローエリアの場合、表層からボトムまで広範囲にメバルが潜んでいることが多いので、まずは表層からチェック→ボトムという流れで釣っていきます。
表層を釣る場合は、1g程度の軽いジグヘッドで堤防の真下から探っていきます。
堤防と平行になるようにキャストし、キャスト後すぐにただ巻きを開始して堤防の際に潜むメバルを狙ったり、正面にキャストして探ったりします。
表層で反応が無ければ、ボトムにいる可能性が高いので、ジグヘッドを1.5g程度に変更し、少し遠投してボトム付近をゆっくりとただ巻きします。
これが個人的には癖になる面白さだったりします。
というのも、ボトムの形状を想像しながらメバルの潜む場所を見つけた時の快感がすごいんです。笑
ただ巻き中に良型メバル特有の、ゴッ!というアタリが来た時の興奮ときたらたまりません。
シャローエリアは意外と狙っている人が少ない印象があるのと、釣れれば良型というパターンが多いので、良さそうな場所があれば積極的に狙いたいポイントの一つです。
海草のある磯場
3つ目のポイントが、海草のある磯場です。
磯場と聞くと、行ったことのない人には難しそうなイメージがあるかもしれませんが、私の経験上はポイントさえ見つけてしまえば、波止よりも簡単に良型メバルに出会うことができる場所です。
そして良型メバルの中でも、少し大きめの25㎝クラスが比較的簡単に釣れるイメージです。
しかも、釣り方もジグ単のただ巻きで釣れることが多いので、分かりやすいメバリングが楽しめます。
ここまでだと磯メバルはいいとこ尽くしの超魅力的な釣り場に思えますが、一点注意点があります。
それは、波止などに比べて足場が悪く滑りやすい場所が多いので、磯歩きをする時は必ずスパイクブーツを履いて安全第一で行動することです。
この他、潮の満ち引きにも注意が必要です。
磯場のポイント選びや必要な道具、注意点などについては、こちらの方に詳しく書いていますので参考にしてみてください↓
磯場は海草があまり生えていない場所だとメバルの生息数or接岸数が少ないと感じるので、
上記の記事にも書いていますが、4~5月にポイントを探す時は海草がたくさん生えている場所を狙う方が釣果に繋がるように感じます。
実際に、今年の春に過去に実績のある磯場に行きましたが、全然釣れず・・・明るくなって海中を見ると例年より海草が少ない状況でした。
ですので、実績場所でも年や時期によって釣果にムラがあるのも磯場の特徴なのかもしれません。
とはいえ、やはり良型~大型メバルを狙うなら磯場は外せないポイントだと思うので、根気よく探していきたいですね!
まとめ
・水深のある堤防角
・波止の付け根のシャローエリア
・海草のある磯場
ジグ単で良型メバルを釣りたい時に狙いたい3つのポイントについて詳しく書いてきました!
せっかくメバリングを始めたんだから大きいメバルを釣りたい!とは誰しもが思うはずなので、ここで書いたことが少しでも参考になれば幸いです。
私自身は、早く20㎝後半のメバルに出会えるようにポイント探しや釣り方を工夫していきたいと思います!
それでは、よいフィッシングライフを(^O^)/