メバリング初心者のみなさま、こんにちは!
メバリングを始めようと思っておすすめのリールを検索すると、「メバリングにおすすめのリール20選!」とか出てきて絞りにくいったらありゃしませんよね。
今回はそんな悩める子羊方のために、私自身が最初にぶち当たった壁でもあるメバリングのリール選びについて、その選び方やおすすめのハイコスパリールについて書いていきたいと思います!
分かりやすいようにおすすめのリールは厳選した6つに絞らせていただきました。
- 2000番のリールが最適
- 感度が大切なメバリングには軽いリールがおすすめ(200g前後)
- 6000円以上~1万円台前半のリールがあれば楽しめる
- 最もおすすめするリールは20レブロスLT2000S
20レブロスLT2000S
もくじ
メバリングリールの選び方の基準
冒頭にも書いたように、結論としてはどんなリールの種類でも2000番のリールがあれば快適なメバリングを楽しむことができます。
それを踏まえた上で、さらに快適に行うための基準をいくつかピックアップしていきたいと思います。
まず、メバリングの釣り方は主に2種類あり、
- ジグ単(フックとおもりが一体となっているもの。ワームを付けてすぐに釣りができる)
- フロート(フロートと呼ばれるウキを付けて遠投する釣り)
この2種類があります。
その中でも今回は、一番手軽で分かりやすい「ジグ単」の釣りにおすすめのリールについて書いていきます。
メバリングのリール選びについて、私なりの基準ですが、
- リールの番手は2000番(汎用性の高さ)
- 軽いこと(200g前後)
- 巻き心地が滑らかであること(アタリに集中できる)
- ローギアであること(ゆっくりと巻きやすい)
- シャロースプールであること(ラインを巻くのが楽)
メバルを釣ること自体はラインの巻いてあるリールさえあればどんなものでもできるのですが、よりジグ単メバリングを快適に行えるという理由からこの5つを基準にしています。
番手は2000番(汎用性が高い)
メバル・アジなどのライトゲームに最もよく使われている番手が2000番です。
その理由は、2000番は汎用性が高く、ジグ単だけではなくプラグやフロートを使用したくなった時もそのまま流用できるからです。(ラインは変えた方が良い場合が多い)
また、6千円~1万円前半までのリールで200g前後と軽量なものが多く、感度が大切なメバリングに向いています。
これより小さい番手である1000番だと、軽量であることから軽量ロッドとのタックルバランスが良く、軽量ジグヘッドを扱った際の感度が良くなるというメリットはあるものの、
スプール径が小さく遠投向きではないため、フロートなどの遠投が必要な釣りには不向きです。
ということで、汎用性という点では2000番よりも扱いにくいです。
ではもう1つ上の2500番はどうなのか?
と考えますが、2500番にジグ単用のPEライン0.3号やフロロカーボン0.6号などを巻くとなると下巻が必要になりますし、
リールが大きくなると単純に重くなってしまうため(種類にもよりますが)、わざわざ2500番をジグ単に使うメリットがあまりないというところでしょうね。
以上の理由から、2000番は自重も軽いものが多い上に汎用性が高く、細いラインの巻き付けの際も基本的には下糸を巻かなくて良いため、
「めんどうな作業がいらず、色々な釣り方ができる万能リール」というまさに初心者向けの番手なのです。
軽いこと(200g前後)
ライトゲームにおいて軽さは正義と言ってもよいかもしれません。
250g前後の重いリールだと、腕の疲れの原因や感度の低下に繋がってしまいます。
もちろん、リール単体の重さだけではなく、使用するロッドとのタックルバランスをある程度考える必要がありますが、メバリングに使用することの多い7f台のロッドであれば、200g前後のリールとの相性は良いことが殆どだと思います。
200g前後のリールとは、価格帯で言うと大体6000円~1万円台前半の2000番のリールが当てはまります。
リールが軽いと腕が疲れにくく、長時間集中力を持続できるため、結果的に釣果にも繋がりやすいです。
巻き心地が滑らかであること(アタリに集中できる)
メバリングは「ただ巻き」と言われるゆっくりとリールを巻き続ける作業がメインになるため、巻き心地が滑らかであるほど繊細なメバルのアタリに集中しやすいです。
巻いた時に違和感の出るリールだと、アタリなのかリールの違和感なのかが分かりにくくなってしまうことがあるからです。
ローギアであること(ゆっくりと巻きやすい)
「ローギア」の方がゆっくりと巻きやすいため、ゆっくりと目の前を通過する獲物に反応することの多いメバルを釣りやすいです。
リールには主にローギアとハイギアの2種類があり、その大きな違いはリール1回転あたりの巻取り量です。(パワーや巻き心地も若干違う)
ハイギアの方が1回転あたりの巻取り量が多いため、ゆっくりと巻きたい釣りにはローギアの方が適しています。
※ハイギアでも意識すればゆっくりと巻くことができますが、疲れてくるといつの間にか早く巻いていたりするものです。
そのため、特に初心者の方にはローギアがおすすめされていますし、私もジグ単メバリングではローギアを使用しています。
シャロースプールであること(ラインを巻くのが楽)
絶対条件ではないのですが、0.2号~0.3号程度の細いラインを巻くライトゲームでは、シャロースプール(ラインを巻く場所が浅いもの)の方が下糸を巻く必要がないため楽です。
※下糸とは、実際に使うラインとは別に底上げ用に巻くラインのことです。
シャロースプールではないスプールの場合、購入したラインをそのまま巻くとスプールに多くの余白部分が出てしまい、キャスト時に摩擦が起こることで飛距離が出にくくなることがあります。
安いリールと高いリールの違い
私自身そうだったのですが、最初はなるべく安い釣具で始めたいと思うものですよね!
その考え方は間違っていないと思いますし、むしろ正常だと思うのですが、あまりに安すぎるものは重たくて腕の疲れの原因になったり、
ライントラブルが多くて後々後悔することもあるので、実際に後悔したことのある私としてはそこそこのリールを購入することをおすすめします。
と言っても、いきなり数万円もするようなリールをおすすめしようとは毛頭思っておりませんのでご安心を!
6千円~1万円台前半までで選別しました!
安いリールと高いリールの何が違うの?という話ですが、大きな違いは自重や剛性、巻き心地です。
その他にも防水機能やベール、スプール形状の違いなど細かい点はいくつもありますが、基本的には価格が上がるほど「強くて軽量で巻き心地が良く、ライントラブルが起きにくい造り」になっています。
おすすめのリール6選
上記の基準を満たしたリールを価格の安いものから順に6つご紹介していきます。
私自身が実際に使用してみて良かったと感じたものを含めて選択したので、参考にしてみてください。
20レブロスLT2000S
Amazonで約6500円 自重200g
20レブロスLT2000Sは供回り式ハンドルですが、巻き心地にガタツキはなくただ巻きも行いやすいです。
15レブロスから5年の時を経てモデルチェンジした時は、DAIWAのLTコンセプトによって大幅な軽量化が施され、6000円台という価格にして200gと非常に軽く衝撃的なデビューを飾ったリールでもあります。
また、DAIWAのテクノロジーであるATDが採用(魚の動きに追随するようにドラグが滑ってくれる機能)されているため、初心者でも魚とのやり取りがスムーズに行えますし、スプールにはLC-ABS採用で飛距離も出やすくなっています。
とにかく、安価な上に必要十分なテクノロジーが詰め込まれているため、超ハイコスパリールなんです!
私は一つ上の2500番を所持しているのですが、この価格帯にしては軽さがずば抜けているため、腕も疲れませんし、釣りの集中力が持続します。
価格を安く抑えつつ、それなりのスペックを求めたい人に激推しのリールですね!
22サハラC2000S
Amazonで約6500円 自重215g
上記した20レブロスと同じ価格帯ですが、レブロスよりも15g重いです。
ただ、ねじ込み式ハンドル+サイレントドライブというSHIMANOのテクノロジーが搭載されているため、巻き心地が滑らかで静音性が高いです。
そのため、重量よりも巻き心地の滑らかさを重視したい人におすすめですね!
私自身も実際にメバリングで使用しましたが、少し重さが気になったものの違和感のない滑らかな巻き心地のおかげでアタリに集中することができました。
ドラグ性能については価格なりという感じで、ATD搭載のレブロスの方がしっかりと効いてくれるように感じました。
18レガリスLT2000S
Amazonで約8000円 自重190g
DAIWAの中では20レブロスの一つ上の価格帯のリールであり、2018年に発売されて以来、アンダー1万円クラスで絶大な人気を誇るリールです。
その理由は、価格以上の見た目の高級感と機能性、2000番で190gという軽さでしょう。
20レブロスとの違いは、見た目とベアリング数とボディ素材、重量差(10g)となっており、18レガリスの方が巻き心地がやや滑らかで軽量と言えます。
ですので、レブロスの金額に+1500円ほど出せるならレガリスの方がおすすめです!
見た目も高級感があるため、釣りのテンションも上がりますよ。
やや上の価格帯にはSHIMANOの21ナスキーや22ミラベルがありますが、どちらもワンピースベール(ライントラブルが起きにくいベール)ではないため、初心者の方におすすめするならエアベール採用の20レブロスか18レガリスですね。
21ナスキーC2000S
22ミラベルC2000S
そこまで大きな違いがあるわけではありませんが、初心者のうちはただでさえライントラブルが起きやすいため、なるべくトラブルリスクの少ないリールを選ぶのがおすすめです。
21ナスキーや22ミラベルは性能自体は素晴らしく口コミでも好評ですが、個人的には価格帯的に中途半端感が否めないです。
それなら、もう少し財布の紐を緩めて軽くて高性能な21フリームスを買うかな~というのが正直なところ。
21フリームス
Amazonで約1万円 自重185g
位置付け的にはSHIMANOの21アルテグラと並んでエントリーモデルの中の最上位にあたるDAIWAの21フリームスですが、Amazonでの実売価格は22ミラベルと同じくらいになっています。
正直、これは買いだと思います。
1万円まで出せる!というのなら間違いなくフリームスをおすすめします。(実際は1万数百円ですが・・・)
巷では21アルテグラが巻き心地が滑らかすぐる!ハイコスパ!!ともてはやされているのですが、実際にはフリームスもライトゲームにおける性能は不足なしで素晴らしいリールです。
21アルテグラ、21フリームス両方を所持している私が言うので間違いありません。
巻き心地は確かに21アルテグラのようなぬるぬる感はありませんが、ねじ込み式ハンドルでしっとりサラサラ系の違和感のない巻き心地です。
そしてフリームスのボディとローターはZAION V製でライトゲームにおける剛性は十分かと。
もちろん、ATD(魚の動きに追随するようにドラグが滑ってくれる)やLC-ABS(飛距離の出やすいスプール形状)搭載でメバルやアジの釣果を追い求めるのに必要十分な性能を備えています。
また、防水機能であるマグシールドにより多少海水を被っても大丈夫ですし、(後で水洗いは必要)雨の中でも安心して使用することができます。
とにかく、このリールがあれば「何かが足りない・・・」といったような不満が出ることなくライトゲームを続けることができると言えます。
21アルテグラ
Amazonで約1万2千円 自重185g
前述したように、DAIWAのフリームスと並んでエントリーモデルの最上位にあたるのがSHIMANOの21アルテグラです。
自重は21フリームスと同じ185gと軽く、最大の特徴はマイクロモジュールギアⅡ搭載による滑らかで静音性の高い巻き心地です。
発売当初、このクラスのリールにマイクロモジュールギアⅡが搭載されたのは初めてだったため、それはそれは話題になりました!
私もすぐに購入して噂の巻き心地を体感したのですが、噂通りのぬるぬる感があって、自宅にいる何でもない時にふと回してしまうことがありました・・・
それくらい病みつきになる巻き心地ではあります。
ですので、とにかく巻き心地にこだわりたい!フリームスよりぬるぬる感のある巻き心地が良い!という人におすすめですね!
また、SHIMANOに限って言うと、22ミラベルはワンピースベールではありませんが、アルテグラはワンピースベール採用リールのため、SHIMANOの中でライントラブルの起きにくい価格そこそこの高性能リールが欲しい!という人にもおすすめです。
その他、防水機能であるXプロテクトや、飛距離向上が期待されるロングストロークスプールなど、上位機種に搭載されているテクノロジーが盛りだくさんなので、SHIMANOのテクノロジーが体感できるリールとなっています。
ただ、個人的にドラグ性能に関してはフリームスのATDの方がよく効いてくれると感じており、ドラグはよく滑ってくれるものの、ATDのように魚の動きに追随するように滑ってくれる感じではありません。
なので、フリームスの方が大型の魚が掛かった時は楽にやり取りができると感じています。(アジング・メバリングでは大きな違いは感じていません)
22ソアレBB
Amazonで約1万3千円 自重185g
2022年末に18ソアレBBからモデルチェンジされた22ソアレBBです。
21アルテグラと同じ価格帯ですが、アルテグラとの大きな違いは「ハイレスポンスドラグが搭載されているか否か」です!
結論から言うと、+500円ほど出せるならアルテグラよりもソアレBBが激推しです!
というのも私自身22ソアレBBを所有しており、先日メバリングをしてきたのですが、「巻き心地がアルテグラと同じくぬるぬる系で、なおかつドラグ性能も良い!」んです。
これは、アルテグラと同じマイクロモジュールギアⅡが採用されていることと、アルテグラには無いハイレスポンスドラグが搭載されていることが関係しています。
ざっくり言うとドラグ性能がアルテグラよりも優れています。
ハイレスポンスドラグというのは、イメージ的にはDAIWAのATDと同じような機能を持つものになります。
魚が掛かった時のドラグの滑り出しが早く、メバルの突っ込みに対して追随するようにドラグが滑ってくれるため、一言で言うと「釣り上げるのが楽」でした!
この機能は、メバリングよりもさらに細いラインを扱うことの多いアジングにおいて特に活躍してくれるはずです。
なぜなら、細いラインほどラインブレイクしやすくなるため、ドラグの滑り出しがスムーズであればあるほど魚のキャッチ率は上がるからです
ですので、将来的にアジングにも力を入れたい!1万円台前半までで一番おすすめのリールを教えてくれ!という人には激推しのリールですね!
まとめ
今回おすすめさせていただいたリールであれば、メバリング・アジング初心者の方でも快適に釣りが行えるはずです。
最悪、メバリングにハマらなかった場合はメルカリ等のフリマで売ることもできるので、そう考えると実質の支払額は低く抑えることができます。
その辺までを考慮すると、検討中のものよりもワンランク上のリールを購入してみるのもありだと思います。
ではでは、ハイコスパリールを引っ提げて、2023年春のメバリングシーズン気合入れていきましょ~!