メバルを釣る時は海面をライトで照らしてはだめ!
これはルアー釣り、餌釣り関係なくよく言われていることですよね。
私も小さい頃、初めて父親にメバルの延べ竿探り釣りを教えてもらった時に、「海面をライトで照らしたら魚が逃げるけぇいけんで」と注意された記憶があります。
しかし、実際の所はどうなのでしょうか?
私の答えとしては、メバルは海面をライトで照らしても釣れます。
ただ、海面をライトで照らす上で注意すべき点もあるので、それらも含めて詳しく書いていきたいと思います!
常夜灯下の場合
たまに雑誌などでもこの議論が交わされてますが、「釣れる」という人と「釣れなくなる」という人で大きく2極化していますね。
後は、海域(瀬戸内海か太平洋かなど)によっても違うといった意見もあるようです。
私がメバルをよく釣るエリアは広島県のしまなみ海道周辺や、関西の淡路島あたりの瀬戸内海になるので、そのエリアでの経験談となりますのでよろしくお願いします!
また、海面をヘッドライトで照らすというのは、「どれくらいの時間照らすのか?」といった点が曖昧なので、今回は障害物や海藻の有無を確認するために1~2秒照らすということを前提に書いていきたいと思います。
では見出しに書いた、常夜灯下の場合についてですが、常夜灯下で海面をヘッドライトで照らした場合、釣果への影響は少ないと感じます。
その理由は、普段から常夜灯によって海中に光が入り込んでいる状況なので、ヘッドライトの光が海中に届いたところでメバルが驚いて逃げるというのは考えにくいからです。
仮に、ヘッドライトの光を当てたことで瞬間的にメバルが逃げたとしても、そのメバルはすぐに戻ってくるのではと考えています。
その理由は、やはり常夜灯によって一晩中光が届いている為、光に対しての警戒心がさほど高くないと考えるからです。
ということで、常夜灯下ではヘッドライトで1~2秒海面を照らしたとしてもそこまでの影響はないと言えます。
しかし、そもそも常夜灯で光が届いている場所でヘッドライトで海面を照らす機会自体がないかもしれませんが・・・。笑
闇磯の場合
気になるのはこちらですよね!
全く自然の光が入り込まない闇磯の場合はどうなのか?という点。
これは、月も全く出ておらず、周りに人気もない完全な闇磯のことです。
これは昨年の5月頃のメバルシーズン真っただ中での経験談になります。広島県の初めて入る闇磯で釣りをした時のこと。
そこは初めて行くポイントだったのですが、その日は明るいうちにポイント確認ができなかったので、ポイント到着後に止む負えず海面をライトで照らして状況確認を行いました。
本当は良くないんだけどなぁとは思いましたが、岩や海藻の存在を確認しないことには、根がかりのリスクは増えるわ、キャストするポイントが分からないわで釣りにならないと思ったので仕方なくです。
なるべく照らし過ぎないように気を付けつつ、明るいヘッドライトで1~2秒照らしては消す、を繰り返して大体のポイント確認を行いました。
「今のでメバルいたとしても逃げちゃったかもな」そう思いました。
なにしろ、全く月も出ていない闇磯で普段から人工的な光を浴びていない場所にいるメバルにまばゆいばかりの光を当てちゃった可能性大でしたので。
とはいえ今更気にしても仕方ないので、ライトで確認した、いかにもに釣れそうな海藻の際を通すルートにキャストしました。そしてただ巻き。
ガツンッッ!
1投目で釣れました。
24.5㎝のメバルでしたが、このメバルはライトを1~2秒当てたくらいでは逃げなかったようです。
そしてこの後も数匹メバルが釣れたので、海面をライトで照らすと釣れなくなるということはないんだなとこの時思いました。
また、この次の日も全く同じ場所に釣りに行ったのですが、今度はポイントを把握していた為、ライトで海面を照らすことはしませんでした。
予測ではライトで照らさない分、警戒心の高い大型メバルが釣れると思っていましたが、釣果はサイズが0.5㎝大きい25㎝が釣れただけで、釣れた数は前日と殆ど変わりませんでした。
もちろん、海というのはその日の状況によって全く釣果が変わるので、ライトだけが釣果を決定づけるわけではありませんが、少なくとも海面をライトで照らすと釣れなくなる、ということはありませんでした。
一瞬ならあまり影響はない?
上記の経験から、闇磯であっても一瞬(1~2秒)なら釣果への影響はさほどないのではというのが私の考えです。
ただ、やはり普段人工的な光の入らないような闇磯で海面をライトで照らすのは、それによって逃げているメバルがいる可能性も否めないのでおすすめはしません!
お前に言われなくても分かっとるわ!ダボがぁ!と言われそうですが、一番良いのは安全面を考えても明るい時間から下見をしておくことですよね。
ですが、どうにもその日の釣果が上がらず、「ちょっと試してみたいポイント」が出てくるのはよくあることですよね。
そんな時は、1~2秒ライトで照らしたくらいではさほど釣果に影響はないと思っておくと気が楽かもしれません。
他の釣り人がいる場所ではNG
海面をライトで照らすことにおいて、1点気を付けた方が良いことがあります。
それは、他の釣り人がいる場所では基本的に照らしてはだめだということです。
魚をタモで取り込んだり、何かトラブルがあった際に照らすのは仕方のないことですが、ポイント確認をする為に、すでに先行者がいる場所をライトで照らすのはマナー違反となります。
これは初心者の方が知らずにやってしまっていることが多いと思います。
自分が釣りをしている近くで海面を照らされて気持ちが良くなる人はいませんから、それがきっかけで口論やトラブルにならない為にも、周囲への配慮はするようにした方が良いと思います^^
まとめ
今回は、「メバルは海面をライトで照らすとビビって逃げるのか問題」について書いていきましたがいかがだったでしょうか。
メバルは警戒心が高いと言われていますが、ライトで照らしても案外釣れます。
私の考えとしては、地形の分かりにくい闇磯でわけもわからずキャストするよりは、ライトでキャスト場所を確認してからメバルの着いているコースに仕掛けを通す方が釣果に繋がるように思います。
考え方は人それぞれですが、だからこそ釣りは面白いですよね!
それでは、よいフィッシングライフを(^O^)/