私はメバルが大好きで春はメバリングばかりしているのですが、満月はよく言われているように釣れにくいです。
それは過去の釣行を思い返してみても明らかで、満月だと釣果が出にくく大きいサイズも釣れにくいと感じます。
たまに満月の方が釣れる!という記事も見かけますが、10年以上メバルを釣ってきた経験から言うと満月は間違いなく釣れにくいです。
ただ、そんな渋い状況になりがちな満月のメバリングでも、それなりに釣果を出す方法があるので、今回はそれについて自身の経験を元に書いていきたいと思います。
攻略法と言うと大袈裟ですが、実際に満月で釣れた4つの方法を書いていきます!
マズメを狙う
満月の時に一番サイズも数も出やすく、かつ簡単に釣りやすいタイミングがマズメ(夕マズメ・朝マズメ)です!
その大きな理由は、マズメには満月も新月もあまり関係ないからです。
釣り場によってはすでに月が昇っている場合もありますが、満月・新月関係なく明るさの残っているマズメのタイミングにはあまり関係ないように思います。
マズメにメバルがよく釣れるタイミングですが、夕マズメの場合、太陽が沈んでから1時間くらいの間なので、
4月なら19時半~20時半の約1時間
5月なら20時~21時の約1時間
このタイミングが最も連発で釣れやすく、夏至に向かうにつれて夕マズメの時間帯は遅くなっていきます。
ちなみに朝マズメは、薄明るくなってくる4時~5時台が連発しやすいタイミングですね!(4~5月の場合)
ですので、満月に手っ取り早く釣果を出すにはマズメのタイミングを攻めるのが効率が良くておすすめです!
マズメのタイミングは満月も新月も関係なくよく釣れる!
月が昇る前or沈むタイミングを狙う
マズメ以外のタイミングで狙い目なのが、「月が昇る前のタイミング」や「月が沈んだ後のタイミング」です。
年間を通して満月の日(スーパームーンの日)は18時頃には月が出現して翌朝まで残っているため、上記したタイミングを狙うことができませんが、
満月周りの日(15日が満月の場合は10日~20日くらいまで)であれば「月が昇る前のタイミング」や「月が沈んだ後のタイミング」を狙うことができます。
どういうことか具体的に説明していきます!
まずは満月の日(スーパームーン)についてですが、
この画像は私の住む大阪の月の出る時間・沈む時間が記載されているものですが、これを見ると2022年5月の満月の日にあたる15日は
月の出が17時56分
月の入り(沈み)が4時06分
となっており、夜の間中ずっと月明かりに照らされていることが予想できます。
これだとメバリングには厳しいですよね。
では次に満月の日から4日間ずらして19日の月の出入りの時間を見てみます。
月の出が22時44分
月の入り(沈み)が7時15分
となっており、ド満月の日(スーパームーン)よりも月の出る時間が遅くなっています。
ということは、5月は大体20時頃日が沈みますが、その後も月が出る22時44分までは月の影響を受けることなく釣りができると予測できます。
しかもこの日は大潮最終日から2日後の中潮のため、潮もよく動くことが予想できメバリングには最適な日であると言えます。
ここまでは月が昇る前のタイミングの話でしたが、次は月が沈んだ後のタイミングの話です。
満月の日から3日遡って12日の月の出入りを見てみます。
月の出が14時33分
月の入り(沈み)が2時39分
となっており、月の出る時間は早いものの、沈む時間も早いです。
つまり、この日は月が沈んだ後の2時39分以降が狙い目と言えます。
実際、昨年の12月のメバリングでは、月明かりがある時間は渋かったものの、月が沈んだこのタイミングに25㎝クラスのメバルが釣れました。
このように、ド満月の日(スーパームーン)は夜の間中月明かりがあるため厳しいですが、満月周辺の日であれば、日にちによって月の出入り時間が変わるため、
「月が出る前」や「沈んだ後」の月明かりの影響を受けないタイミングを狙うことができます。
全国各地の月の出入り時間については、こちらのサイトで調べることができます↓
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/
月の出る前や沈んだ後のタイミングが狙い目!
潮の動くタイミングを狙う
満月の日であっても、潮の動くタイミングはメバルが連発することがあります。
特に干潮からの動き出しや、満潮前後の潮がよく動く時間帯はちょっとした時合が訪れることがあります。
まさに少し前の5月に行った満月メバリングではそのようなパターンで、満潮前に4匹ほどですが20㎝オーバーが連発しました。
ただ、それでも満月の日は岩や海草などの障害物からあまり離れずに捕食していることが多いため、そういった障害物の近くをうまく通してやることが釣果アップのコツだと感じています。
満月の日は潮の動くタイミングに障害物周りをいつも以上に丁寧に探ってあげるとHITしやすい!
シンキングフロートでボトムを狙う
満月メバリングの攻略法としてよく言われているボトム攻めですが、実際に効果はあると感じます。
やはり、満月の日はメバルの警戒心も強くなっているのか、新月の時よりも浮いているメバルが圧倒的に少ないです。
メバルの生息数が激減したのか?っていうくらいアタリの数も激減するのが満月の特徴ですが、それでもボトム付近を攻めることでポツポツと釣果を出すことはできます。
この時のボトムの攻め方ですが、なるべくゆっくりとした動きで誘う方が効果的だと感じます。
方法としては、シャローエリア(水深5m程度まで)ではシンキングフロートで狙うのが根がかりも少なくアタリも出やすいと感じます。
この時使うシンキングフロートですが、自作フロートがおすすめです。
自作フロートとは、自分でラグビー型のスーパーボールを購入して木ネジをねじ込んで作るものなのですが(私の作り方)、なぜおすすめかというと、
市販のものでは再現できないゆっくりとしたフォールを実現することができるからです、
市販のもので言うと、有名なアルカジックジャパンのシャローフリークDIVEでもよいのですが、実際に使用してみた結果、藻場で使用すると根がかりが多いんです(-_-;)
けっこうフォールスピードが速いんですよね。
ですが、自作の超スローフォールするフロートであれば仮に藻場に突っ込んだとしても、深く突き刺さらないためロストすることが圧倒的に少ないです。
釣り方としては、自作フロートに0.4g程度の軽量ジグヘッドをセットして岩陰や海草帯などでゆっくりとフォールさせると、フォール中やボトム付近でのただ巻きに反応してくるパターンが多いです。
これは本当におすすめなので、まだやったことのない方は試してみていただきたいです!
自作フロートの作り方はこちらに記載しています↓
春に海草が繁茂するシャローエリアではスローフォールするシンキングフロートがおすすめ!
満月でもデカメバルが釣れるチャンスはある!
私自身、満月の日は25㎝以上のデカメバルが釣りにくいと思っていたのですが、今年の5月の満月メバリングではそれらしき大型メバルを何匹もバラしました。
その時はタックルが弱かったためバラしてしまいましたが、今年10匹以上25㎝UPを釣った経験からするとあの引きは大型メバルだったと思います。
釣れた日は満月から2日後で、21時頃月が出現する日でしたが、日が沈んで20時~21時の夕マズメのタイミングに連発しました!
この体験をしてから、月明かりの強い日でもシーズン中は積極的に釣行しようと思いました!
満月かどうかは釣果に影響する重要な要素ですが、最近は釣る場所や時間帯の方が重要だという考えに変わってきた気がします。
満月でもデカメバルが釣れるチャンスは大いにある!ってことですね!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/