こんにちは^^
今年の春は何度か磯場へ大型メバルを狙いに行きましたが、今の所全く出会えていません(;’∀’)
その中には新規開拓の為に行ったポイントもありますが、実績のあるポイントも含まれています。
ではなぜ釣れないのか?
もちろん、自身の腕の問題もありますが、2020年春の瀬戸内海は昨年とは少し状況が違うように思います。
ということで、メバルの釣れない理由を考察していきます。
海草がない
そうです。
海草が生えていないのです。
いや、詳しく言うと生えてはいるのですが、少ないんです!
昨年のGWに行った磯場では、干潮時にキャスト場所に困るくらい海草が繁茂しており、陸続きに繋がっている砂浜まで誰が見ても分かるくらいビッシリと生えていました。
しかし、今年の春は同じ場所へ行っても干潮時に水面を覆いつくすようには生えていません。
生えていても、長さが短くまるで去年とは状況が違っています。
お陰で、海草による根がかりが殆ど無く快適な釣りができました!
ってなるかーーい。
それでも少しくらいは釣れるんじゃないか?と思ってメバリングをしてみたものの、びっくりするくらい釣れません。
海草以外の条件では、潮通しの良い岬という好条件で過去の実績もある好ポイントなのは間違いないのですが、マジに釣れませんでした。
天候の問題?
メバルが釣れないのは、釣行時の天候が荒れていたことが原因だと思っていたのですが、どうも勘違いだったようです。
というのも再度、数日間良い天候が続いた時に釣行したものの、その時も全く釣れなかったからです。
そこで考えられる原因なのが、やはり海草の少なさです。
3月の終わりに行った時は、そこそこ海草(ホンダワラ)が生えていて、今後に期待できそうだと思ったのですが、4月に再度行ってみると、海草が殆ど無くなっていました・・・。
私の釣っている瀬戸内海のホンダワラは、春に最も成長して大きくなるようなのですが、今年はその成長のピークが早かったようで、4月には枯れてしまったものが増えたのではないかと思います。
2020年の冬は暖冬と言われるくらい暖かい冬だったのは、皆さんもご存知の通りかと思いますが、その影響が海には間違いなく出ているように感じました。
海は例年よりも海水温が上昇し、季節の進行が早くなっているのではないかと考えられます。
磯焼けが気になる
大型海藻が繁茂する藻場が縮小し、それに伴って藻場で生活する魚介類の漁獲量が減少する現象は「磯焼け」と呼ばれ、日本各地で大きな問題となっています。
藻場は、アオリイカの産卵場、メバルやカサゴの棲み場となります。
京都府立海洋センター季報より引用
上記は京都府立海洋センターの「ホンダワラ類の増殖」というテーマの内容から引用したものです。
ここに書かれているように、藻場はアオリイカの産卵やメバルやカサゴの棲み場となっているわけですが、
海中プランクトンの減少などによる海水の貧栄養化や、温暖化によって海が温かくなることでホンダワラ類が減少し、それに伴い魚介類まで減少することを磯焼けというそうです。
今シーズンは何度か磯場で釣りをしてみましたが、磯からメバルが消えているように感じました。磯焼け・・・?
もちろん、私の行った場所がたまたま今年そういった状況で、SNSなどを見ていると磯場で良型メバルを釣り上げている方もいらっしゃるようですが、やはり暖冬の影響はあるように感じてなりません。
とはいえ、地球温暖化は世界レベルの話なので、なかなか難しい問題ですよね(;’∀’)
ですので、個人ができることは、「海にゴミを捨てない、小さい魚を持ち帰らない」等の海を汚さない行為だったり、資源を守る行動ではないでしょうか。
1人が捨てたゴミはたったの1つでも、そんな人が10万人いれば10万個のゴミですもんね。
今の日本の釣り人口は600万人以上いるというデータもありますから、仮に10人に一人が1つゴミを捨てたとすると60万個ものゴミ出ます。
その中には風で吹き飛ばされて海に落ち、海の水質を悪化させたり、餌と勘違いした魚が食べてしまって死んだりしている可能性も大いにあります。
まとめ
少し話が脱線しましたが、釣れなかった長い長い言い訳がしたかった・・・のではなく、海草の無い磯場にはメバルはいなかった!というお話でした。
今年は、常夜灯下でのメバルプラッギングや、潮通しの良い堤防での釣りの方がメバルの釣果が良いです。(私の場合)
ということで、もし磯場で釣りをするなら海草が繁茂している場所を見つけるのがキーワードとなりそうです!
それでは、よいフィッシングライフを(^O^)/