21カルディアから4年の時を経て、間もなく25カルディアがモデルチェンジして新発売されますね!(2025年3月発売予定)
ぱっと見たところ、主な仕様変更点は外観のデザインやドラグ性能、エアドライブデザインの搭載に伴う軽量化のようですね。
中でもひと際目を引いたのが21カルディアとはガラリと変わったシルバーを基調としたメタリックな外観です。
このデザインだけで「欲しい!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私は思いました。笑
と、話が逸れてしまいましたが、本日のタイトルは25カルディアがメバリングに向いている理由です!
何を隠そう、私は21カルディアを4年間メバリングに使ってきた男ですからね!
カルディアがメバリングに向いているリールであることは間違いないです!
- ザイオンVを使用したモノコックボディで強い巻き上げ力があるため、藻場でのパワー勝負が必要なフロートメバリングにも対応できる
ということで、カルディアがメバリングに向いている具体的な理由を書いていきたいと思います!
スペックやテクノロジーなどの細かい説明はネット検索ですぐ出てくるため、実際の使用感に的を絞って書いていこうと思います。

なぜメバリングに向いている?

カルディアがメバリングに向いている理由は性能面で不足がないからです。
私は21カルディアLT2500S-XHを主にフロートメバリングで使用しているのですが、特にこれといった不満点がありません。
20㎝中盤サイズのメバルが不安感なく釣れますし、海草ジャングル(藻場)でも20m先くらいから強烈な引きをする28㎝のメバルを引きずり出すこともできました。
50㎝クラスのシーバスが4連発で釣れた時も、大型メバルに藻場に突っ込まれないようにドラグは締め気味でしたが、リールに負荷が掛かる状態であったものの全く問題なかったです。
安いリールにありがちな強い負荷が掛かった時のリールのたわみも発生せず(さらなる上位クラスのリールよりは劣るが)基本性能が充実しているため快適なメバリングができています。
正直、陸からメバルを釣るのにこれ以上のリールは必要ないとすら思っています。
もし、カルディアで釣れないメバルが居るとしたら、リールが原因というよりも海草ジャングル過ぎるか、ロッドに問題があるかだと考えます。
このようにメバルを釣ることに関して必要十分なリールだと感じていることがメバリングに向いていると思う理由です。
巻き上げ力が強い理由

テクノロジーの話になりますが、カルディアの強い巻き上げ力の要因となっているのがザイオンVモノコックボディです。
モノコックボディとは、ビスを使わずリールを組み上げることで内部の空間を広げ、従来よりも大きなギアを格納できるようにしたDAIWAのテクノロジーですね。
この大口径ギアが搭載されたことで、21カルディアは強い巻き上げ力を手に入れることになりました。
メバルごとき小魚にそんな強い巻き上げ力いらねーだろwwwと小馬鹿にする人も居ますが、それは海草の繁茂したポイントでメバルとのギリギリの戦いをしたことのない人のたわごとだと思っています。
本拠地(海草繁茂帯)でのやつらのパワーは凄まじいものがあります。
リールを巻く時マジで体反ります。
エビ反りです。
そんなエビ反りを最小限にしてくれるのがモノコックボディなのですが、もちろん25カルディアにも引き継がれているようなのでご安心を。
21カルディアとの違いは?

21カルディアと25カルディアの違いですが、
- 外観のデザイン
- エアドライブデザイン(3つ搭載)
- 軽量化
- ATD-TYPE-Lに変更(ドラグ)
外観やスペックを見る限りこの辺りが違いになると思われます。
スペック上の主な変更点であるエアドライブデザインについてですが、これまでエアドライブデザインが採用されている23レガリス・24ルビアス・24セルテートを使用しましたが、スプールやローターの軽量化によりリール全体が軽量化されたことで、感度や操作性が良くなっています。
リールのバランスを調整しながら軽量化されたことにより、持ち重りが軽減されて実際の重量よりも軽く感じるという人も多いようです。
私は感度バカなので「多少感度や操作性が良くなったかな」程度なのですが、毎日釣りに行く方や感度の高い人にとっては結構な違いのようです。
ただ、それがメバリングにおいて飛躍的なメリットをもたらすかというと、そんなことはないと感じるため、エアドライブデザインにあまり期待し過ぎない方が良いかもしれません。
また、ATD‐TYPE-Lに関しては、従来のATDよりも魚の動きに対して初動が速くなっているため、ドラグの滑り出しが速くバラシ軽減に繋がっています。
これはどちらかというと、皮一枚で繋がっているような魚とのやり取りや、細糸でのやり取りで真価を発揮してくれそうなので、メバルよりは口切れしやすいアジを釣る時に恩恵がありそうなテクノロジーではないかと個人的には思っています。
結論として、21カルディアと25カルディアの違いは最新のテクノロジーが搭載されているか否かですが、メバルを釣ることに関してはザイオンVモノコックボディ大口径ギア搭載の21カルディアがあれば必要十分だと感じます。

25カルディアよりも約4000円安いので、新しいテクノロジーに興味のない人は21カルディアの方がお得感がありますね。
メバリングにおすすめの番手は?
最後にメバリングにおすすめの番手について、メバリング初級者の方向けに書いていきます。
ここではあまり細分化はせずに、ジグ単での近距離の釣り向けの番手とフロートでの遠投の釣り向けの番手に分けて書いていきます。
結論から言いますと、
ジグ単であればローギアかノーマルギアの番手がおすすめ
- フロートはハイギアの番手一択
こんな感じです。
ジグ単におすすめの番手

まずジグ単に関しては、一般的な漁港でメバリングをするならローギアかノーマルギアが良いです。
その理由は、メバリングでは掛けた魚をキャッチするよりも、アタリを出すまでの方が難しいため、ゆっくりとしたリーリングが行いやすいローギアやノーマルギアが向いているからです。
(磯やテトラ帯など根の荒い場所や海草の多い場所で釣りをするならハイギアという選択肢もアリですが、基本はローギアやノーマルギアが扱いやすいです)
※メバルは目の前を一定スピードでゆっくりと動くものに反応しやすいです。
ということで、ジグ単に最もおすすめの番手はリール1回転あたりの巻取り量が67㎝でノーマルギアであるFC LT2000Sとなります。

同じようなノーマルギアの番手でFC LT1000Sという番手もあるのですが、2000番の方がフロートに併用しやすいなど汎用性は高いと感じますし、ジグ単は本当、2000番があれば十分楽しめます。
ただ、より繊細なジグ単メバリングをしたい!という人には、リール1回転あたりの巻取り量が64㎝とカルディアの中で最も少なく、ハンドル長さも短いFC LT1000Sも選択肢になるかと思います。

そこはお好みで選ばれてください!
フロートにおすすめの番手

私はフロートメバリングでノーマルギアとハイギア両方を使用した経験がありますが、圧倒的にハイギアがおすすめです。
というか、ハイギア一択です!
その理由は、ノーマルギアと遠投するフロートメバリングの相性が悪いからです。
ノーマルギアはハンドル1回転あたりの巻取り量がハイギアと比較して少ないため、回収に時間が掛かり手返しが悪くなります。
さらに、回収が遅いことで遠投先で釣れたメバルに根に潜られやすくなり、その結果バラしも増えます。
そんなこんなでフロートメバリングでノーマルギアを使うメリットがほぼないため、ハイギア一択というわけです。
※フロートは棚が安定するため、ハイギアでも意識してリーリングをゆっくりにすればメバルは普通に食ってきます。
ということで、フロートメバリングにおすすめの番手はハンドル1回転あたりの巻取り量が87㎝でハイギアのLT2500S-XHとなります。

磯で海草繁茂ガチメバリングをやる人は一つ上の番手であるLT3000S-CXHでも良いかもしれませんが、基本はLT2500S‐XHで対応できます。
実際、私は21カルディアLT2500S-XHで磯で28㎝までのメバルは釣り上げることができましたので!
それ以上大きそうなサイズは、海草の繁茂するポイントではリールの力だけではどうにもならなさそうなレベルでした・・・
それでは、今年も良いメバリングライフを(^O^)/

