これまでフロートアジング・メバリングに使用していた18フリームスLT2500S-XHのコツコツ感・ゴリ感が強くなってきたのでリールを新調することにしました!
オーバーホールとやらに出してみても良かったのですが、間もなくメバリングシーズンも到来することですし、今シーズンへの気合を入れるという意味も込めてオニューなやつ買っちゃお!となったわけであります!
そこで候補に挙がったリールが、21フリームスと21カルディア!
私としては18フリームスの使用感が良かったので、21フリームスLT2500‐XHでいいや。と思っていたのですが、色々調べていくと、いや待てカルディアの方がいいか・・・?
と釣り人特有の欲が出てきたので、一つ一つ比較検討しながら決めていきたいと思います!
※選択するにあたって、ベアリングを追加したり、ハンドルを交換したりというカスタムについては考慮せず、販売されている状態で比較選択していきます。
21フリームスLT2500‐XH
21カルディアLT2500S‐XH
もくじ
フロートメバリングのリールに求めること
今回購入するリールの使用目的は、主にフロートメバリングです。(アジングにも使う予定)
私がフロートメバリングのリールに求めることは
- ハイギアであること
- 巻き心地の良さ(コツコツ感の無さ)
- 巻きやすい形状(ハンドルノブ長さ・形状)
- そこそこのドラグ性能
この4点くらいです。
まずハイギアについてですが、フロートメバリングではローギア(ノーマルギア含む)・ハイギア両方とも使用した経験がありますが、ハイギアの方が釣りやすいと感じています。
ローギアはゆっくり巻くという点で優れていますが、メバルを素早く根から引き離したい時や、連発中の手返しの良さなどを考慮するとハイギアの方がメリットが大きいと感じるからです。
次に巻き心地の良さについてですが、フロートメバリングではただ巻きをすることが多いため、「巻き心地の良し悪し」はかなり重要視しています。
遠投先でメバルのアタリを感知するため、少しでもコツコツ感などがあるとアタリなのか?なんなのかが分かりにくくなるからです。
集中力にも影響しますね。
と言っても、そんな高価なリールは必要なく、DAIWAで言うとねじ込み式ハンドルのものであればまず問題はないと感じています。
次に巻きやすい形状についてですが、私はメバリングの時にはいつもI型ハンドルノブを使用しているため、「巻き慣れている」という意味でもI型が第一希望です。
もちろん、T型でも色々種類があるため一概には言えませんが、17セオリー2508PEのT型ハンドルを使った時にただ巻きがやりにくいと感じたため、それ以来I型を使用しています。
3つ目はドラグ性能についてですが、フロートメバリングにおいてはドラグ性能はそこまで気にしていません。
メバルはアジと違って一度掛かれば針外れでバレることは殆どないですし、
大型メバルが掛かった時、最初の鋭い突っ込みに対して滑らかでなくてもジジジーッと緩衝材変わりに出てくれればいいと思っています。
ただ、今回購入するリールはアジングにも併用したいので、そこそこのドラグ性能は求めたいです。
18フリームスはこの項目を十分に満たしてくれていたので、ほな21フリームスでええやん?という話なのですが、一旦落ち着いて両者のスペックの違いなどを見ていこうではありませんか!
両者のスペックを比較
2500番手ハイギア同士のスペックを比較していきます。
品名 | 21フリームスLT2500‐XH | 21カルディアLT2500S‐XH |
ギア比 | 6.2 | 6.2 |
巻取り長さ | 87㎝ | 87㎝ |
自重 | 200g | 190g |
最大ドラグ力 | 10kg | 5㎏ |
ハンドル長さ | 50㎜ | 55㎜ |
ノブ | T型 | I型 |
ベアリング | 5/1 | 6/1 |
標準糸巻き量 | PE0.6号‐290m | PE0.6‐200m |
実売価格 | Amazonで12000円程 | Amazonで17000円程 |
スペックの違う点をオレンジ色に染めました。
自重の違い
21フリームスが200gであるのに対して21カルディアが190gと10gの差があります。
ふむ、21フリームスの方が重いわけですが、これまで205gの18フリームスLT2500S-XHを使用してきた私にとっては特に気になる点ではないですね!
200g前後であれば長時間釣りしていても腕が疲れるといったことはありませんので、次!
最大ドラグ力の違い
21フリームスが10kgであるのに対して、21カルディアは5kgです。
メバリングではドラグ力2kgもあれば十分ということはこれまでの経験で分かっているため、ここも気にしません。
あとは手動でのドラグ調整で何とでもなりますもんね!
ハンドル長さの違い
21フリームスが50㎜であるのに対して、21カルディアは55㎜です。
メバリングでただ巻きを行う際は感覚的なものですが、ハンドルは短い方が指の動きも小回りで済むため、巻きやすいかな。
50㎜のフリームスの方に1票入れたいと思います!
ハンドルノブ形状の違い
21フリームスがT型であるのに対して、21カルディアはI型です。
これは個人的にはこだわりたい部分です!
上記しましたが、I型は指で軽く摘まむだけで回せるため、T型よりも個人的にはただ巻きが行いやすいと感じています。
ただ、今回の21フリームス2500‐XHはノブ形状がT型ではあるものの、素材が指で持った時に滑りにくい「ゴム」のような感じだったため、決して持ちにくいわけではなかったです。
それでも、「自分が巻きやすいと感じて巻く」という感覚が釣りでは大切だと思うので、ここではカルディアに1票です!
ちなみに、18フリームスはI型でした・・・。
ボールベアリングの違い
21フリームスが5/1であるのに対して、21カルディアは6/1とボールベアリングの数で上回っていますね。
基本的にボールベアリングが多い方が巻き心地が滑らか・軽いと言われています。
メバリングにとって「ノイズ」は大敵なので重要ポイントです!
そこですでに所有している21フリームスFC LT2000Sと21カルディアFC LT2500Sを巻き比べてみると、
「ん?そこまでの違いは感じないな・・・しいて言うならカルディアの方が巻き始めが軽くスムーズにリーリングが始まるかな」というのが正直な感想です!
どちらもガタツキの起きにくいねじ込み式ハンドルが採用されているということもあり、巻き心地の違いが決め手になるようなレベルではないと感じます。
両者ともメバリングを行う上では十分な巻き心地と言えます。
シャロースプールか否か
21フリームスLT2500‐XHが通常のスプール(深溝タイプ)であるのに対して、21カルディアLT2500S‐XHはシャロースプール(浅溝タイプ)となっています。
例えば、同じPEライン0.6号を200m巻くとすると、深溝タイプのフリームスには下糸が必要ですが(巻かなくても良いですが、巻いた方がライン放出がスムーズだったりメリットが大きい)、カルディアは下糸無しで200m巻くことができます。
ですので、リールにラインを巻く準備段階ではカルディアの方が手間がかからず楽かもしれません。
ただ、カルディアでもPE0.4号など細いラインを巻く場合は結局下糸が必要になってくるため、そこまで重要な判断材料にはならないですね!
ということで、スペックを比較した上での選考結果としては、
ハンドルの長さ・ノブ形状の違いという点において、21フリームス1票、21カルディア1票と拮抗しております!
テクノロジーの違いを比較
次はボディやローターに使用されている素材などのテクノロジー面を比較していきます!
素材・機能面 | 21フリームスLT2500‐XH | 21カルディアLT2500S‐XH |
ボディ素材 | ザイオンV | ザイオンV(モノコックボディ) |
ローター素材 | ザイオンV | ザイオンV |
ギア | タフデジギア | タフデジギア |
ドラグ | ATD | ATD |
防水機能 | マグシールド | マグシールド |
スプール | LC-ABS | LC-ABS |
ベール | エアベール | エアベール |
ハンドル | ねじ込み式ハンドル | ねじ込み式ハンドル |
ON/OFFストッパー | あり | なし |
大きな違いはボディ素材
テクノロジー面での21フリームスと21カルディアの大きな違いはボディ素材ですね!
どちらも新素材であるザイオンVが使用されているのですが、カルディアのボディにはモノコック構造が採用されています。
対してフリームスは、ボディ・ローター素材にザイオンVが使用されているため軽量化と剛性UPに成功していますが、ギアの強さはモノコックボディのカルディアに劣ると考えられます。(弱いわけではない)
モノコック構造とは、これまで別々に組まれていたボディとフレームを一体化させることでボディ自体の剛性が高まり、従来であれば必要だったビスを固定するためのスペースが不要となることで、内部のスペースが広がる構造のことです。
内部スペースに余裕ができるため、その分従来よりも大きなギアを格納することができます。
ギアが大きくなることで得られるメリットは、
ギアが大きくなる→巻き上げ力が強くなる→軽い力で巻ける→リールの耐久性向上→負荷が掛かっても通常のリールと比較してゴリ感などが出にくい
モノコックボディのリールを使用することで、軽快で快適なリーリングが長期間に渡って持続することが予想されます。
大型のメバルやシーバスなどがこれまでよりも楽に寄せれると思ったら魅力的ですね。
これは+5000円出してカルディアを購入するかどうかの大きな判断材料になりそうです。
ON/OFFストッパーの有無
21フリームスには上画像のようにON/OFFストッパーが付いていますが、21カルディアには付いていません。
これはラインを巻きすぎた時などに逆回転させて即解決できるため便利ではありますが、なくてもドラグ調整してラインを放出すれば良いだけなので、「どっちでも良いかな」という感じです。
特に大きな判断材料にはならないですね!
カルディアが上回っている点のまとめ
ここまでスペックや機能面を比較してきたので、21カルディアが上回っている点をまとめていきます!
- 重量
- ボールベアリング数
- ボディ構造
この3点が大きな違いですね。
この違いを大きいと見るか、「ベアリング数やボディ構造なんてライトゲームでは殆ど関係ない」と見切ってしまうかは人それぞれだと思いますが、
より軽やかで快適なリーリングや巻き上げ力、耐久性を求めるなら21カルディアでしょうね!
とはいえ、21フリームスの巻き心地や耐久性が悪いというわけではなく、むしろ1万円台前半のエントリーモデルとして十分過ぎる性能を誇っています!
それに、モノコックボディで頑丈になったといっても、毎日釣りをする人なら重要視すべき点かもしれませんが、週1アングラーであればあまり気にすることでもない気がします。
コスパ重視ならフリームス
フリームスを選ぶ最大のメリットは、やはり金銭的な負担の少なさではないでしょうか。
カルディアと比較すると、実売価格に約5000円の差があります。
また、フリームスの替えスプールが約5000円であるのに対して、カルディアの替えスプールは約9000円と4000円ほどの金額差があります。
つまり、替えスプールも揃えるとなると、最大で1万円近い金額差が出てきます。
ですので、コスパ重視でフリームスを選ぶか、性能重視でカルディアを選ぶか・・・ということなのですが、いや~本当に悩みますね!笑
替えスプール
カルディアに決めた理由
めちゃくちゃ頭を悩ませたのですが21カルディア2500S‐XHを購入しました!
決め手となった点は、モノコックボディとハンドルノブの形状です!
え、さっきモノコックボディとか別にいらん!みたいなこと言ってなかった?と思われたかもしれませんね。
確かに実釣性能に関しては18フリームスで満足していたレベルなので大きく気にしていなかったのですが、モノコックボディによるギア大口径化での軽やかなリーリングや強力な巻き上げ力、高耐久性というのはやはり魅力的だと感じました。
そしてハンドルノブ形状ですが、これはモノコックボディと同じくらい大きな理由だったりします。
T型とI型ではやはりI型の方が指が慣れており、実際に巻きやすいと感じるのでI型のカルディアに気持ちが持っていかれました!
いや、正直に言うとフリームスでもハンドルノブを交換すれば解決する問題なのですが、最終的にはI型ノブ+モノコックボディという魅惑の組み合わせに持っていかれた形ですね!
今年のフロートメバリング&アジングは21カルディアで釣りまくりたいと思います!
それぞれ追加できるベアリング数
21フリームスと21カルディアに追加することのできるベアリング数は、それぞれ3個と5個です↓
ベアリング追加箇所 | 21フリームス | 21カルディア |
ハンドルノブ | 2個 | 2個 |
ラインローラー | 1個 | 1個 |
スプール内部 | 不可 | 1個 |
スプールシャフト | 不可 | 1個 |
ベアリングを追加することで巻き心地が軽やかになったりするようですね!
私自身はベアリング追加というものをしたことがないのですが、興味はあるので今度やってみようと思います!
店頭で巻き感を確認しよう!
実は今回21カルディアを購入した際、持ち帰ってからコツコツ感・ゴリ感が出てきてしまい、慌てて購入店舗へ持って行ったという経緯があります(;’∀’)
レジ前で巻き感を軽く確認させてもらった時は問題なかったのですが、一定時間ハンドルを回すことで出てきた違和感でした。
幸い、当日中でレシートもあったため、しっかりと交換対応をしていただくことができました。
リールには個体差があり、いわゆる「当たり個体」と「はずれ個体」と言われるものが存在するようですので、
リールを購入する際はレジに持って行く前に店員さんにお願いして巻き心地を確認させてもらい、違和感があれば別の個体を触らせてもらうのがベストですね!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/