私は大潮のエギングで数釣りをした経験が多いです。
また、大潮の時は大型が釣れることが多いです。
そんな自身の経験からエギングでは大潮が釣れやすいという印象を持っており、あえて大潮の日を狙って釣りに行くこともよくあります。
大潮が釣れやすい!は本当!ただ、大潮でも釣れやすい条件がある!
自身の経験から大潮が釣れやすいのは本当だと感じていますが、大潮ならいつでも釣れる!というわけでもないため、釣れやすい大潮の条件やおすすめのポイントについても詳しく書いていきたいと思います!

大潮とは?

大潮とは、5種類ある潮(大潮・中潮・小潮・長潮・若潮)の中で最も干満差が大きく、かつ他の潮回りよりも流れが速くなりやすく、潮流の変化が起きやすいという特徴があります。
海域毎の特徴としては、日本海よりも瀬戸内海の方が干満差が大きく、干潮の時と満潮の時とで3m以上の海抜差になる日もあります。
エギングで大潮が釣れやすい理由

エギングにおいて大潮が釣れやすい理由は、アオリイカの餌となる甲殻類や小魚の活性が上がりやすいからですね。
大潮で流れの速い日にプランクトンが活発に活動→そのプランクトンを捕食する甲殻類やアジなどの小魚が活発に活動→それらを捕食するためにアオリイカが活発に活動→エギへの反応も良くなる
このような流れでエギへの反応が良くなっていると考えられます。
また、大潮の日は「潮目ができやすいこと」も釣れやすい理由の一つだと言えます。
潮目とは、潮の流れが速い場所で異なる潮同士がぶつかり合うことにより出現する海面上に伸びる細長い道のようなもののことです。
この潮目にはアオリイカの餌となる甲殻類や小魚が集まりやすく、それらを求めてアオリイカも集まってきやすいため、潮目に向かってキャストすることで釣れる確率がグッと高まります。
潮目は他の海面の色とは異なって見えるため、目視で簡単に分かりますし、夜でも月明りのある日はすぐに潮目だと気付けるくらい分かりやすいものです。
潮目のメリットは広い大海原でも狙いを定めやすくなることで、大潮=潮目ができやすい=狙いを定めやすい=釣れやすいという大潮マジありがとうパターンができあがります。

大潮で大型が釣れやすい理由

個人的には大型のアオリイカが釣れるのは大潮の日が多いのですが、この理由としては遊泳力のある個体が抱いてきやすいからではないかと考えています。
というのも、大型が釣れた時の状況を思い返してみると、大潮かつ潮の流れの速いタイミングが多いんですよね。
流れの速い場所では体力を消耗するため、それなりの遊泳力が必要と考えられ、さらに流れの速い中でも捕食できるだけの遊泳力のある個体となると、必然的に大型が多くなるのではないかと思われます。
これらはあくまで仮説ですが、同じポイントに通ってエギングをしていると、潮が緩い時や動いていない時は釣れても小型が多く、大型は滅多に釣れないため、あながち間違っていないのではないかと思います。
とはいえ、大潮以外でも良い潮の流れがあれば大型が釣れる時はあるため、大潮というのはあくまでも一つの目安という感じですね!
釣れやすい大潮の条件とは?

私が最も釣れやすいと感じている大潮の条件ですが、干潮からの潮の動き出しと夕まずめ・朝まずめが被っている日ですね。
まずめの時間帯についてはこちらの記事に詳しく書いています↓

夕まずめや朝まずめは海の生物の活性が上がりやすく釣れやすいというのは有名な話ですが、そこに大潮の干潮からの動き出しというプラス要素を加えると、さらにアオリイカに出会える確率が高まります。
釣れる条件を掛け合わせて確率を上げてやろう!作戦です!
実際、まるで湖になったかのような潮の動きのない干潮から、一気に潮が動き始めるタイミングに、それまで全く釣れる気配のなかったアオリイカが連発したことが何度もあります。
具体的な狙い目の時間帯としては、干潮から30分~1時間後が朝まずめ・夕まずめと重なる時間帯がおすすめです。
例:17時が夕まずめなら、16時に干潮を迎える日を狙う、というような感じです。
また、大潮の日は満潮前後も潮が動きやすく釣れやすい時間帯になるため、満潮前の2時間~満潮後の2時間くらいは狙い目ですね!
大潮の日は潮の動き出しとまずめが重なる時間帯が激アツ!
潮が動きやすい満潮前後も釣れやすい
大潮の日におすすめのポイント

大潮の日はどのポイントでも釣れやすくなりますが、普段流れが緩やかなポイント(中潮や小潮や長潮や若潮の時に緩やかなポイント)は狙い目です。
堤防でもテトラ帯でもサーフでもゴロタ場でも磯でもどこでも良いのですが、普段流れの緩やかなポイントでは大潮の日に速い潮の流れが発生することでアオリイカが回遊してくることがあります。
特におすすめのポイントは、普段は見過ごしがちな小さな堤防や水深の浅いゴロタ場、ちょっとした小磯です。
これらのポイントは一見不人気に思えますが、潮の動き出しで連発したり、潮が満ちてくるとアオリイカの群れが入ってきて連発することがあるため、GoogleMAPで注意深く探してみてください!
例えば、下画像のような道路沿いの小磯は釣り人が少ない上に、大潮の日に狙ってみると潮に乗って回遊してくるアオリイカが連発することがあります。

こういった小場所はガチ磯と違い、潮が満ちてきても歩いてすぐに引き返すことができるため、危険レベルも低く安心してエギングができます。
もしくは危険レベルを考えないのであれば、地磯をひたすら歩けば自分だけのユートピアが見つかる可能性が高いですが、足場の悪さが原因で転倒するなどの危険も潜んでいるため、挑戦する場合はくれぐれも気を付けてください。
いずれにしてもエギング人口が増え続けている今、自分だけのホットスポットを見つけることが楽に釣果を上げるコツだと心の底から思っています。
そして逆に、狙わない方が良いポイントは普段から流れの速いポイントです。
例えば、瀬戸内海のしまなみ海道なんかは普段から潮の流れが速いため、大潮だと流れが速くなりすぎてしまい、アオリイカは居てもエギを沈ませにくかったりと釣りにくい状況になりがちです。
もちろん、ディープタイプのエギを使用したり、仮面シンカーを付けるなどして対応はできますが、慣れていないと状況把握に時間がかかり、その間に地合い終了・・・という悲しい結末になる可能性が高いです。
基本的にはどのポイントでも大潮は釣れやすい
不人気に見えるポイントでも、大潮の日は爆釣ポイントに化けることがある
普段から流れの速いポイントは大潮では釣りにくい
大潮でも潮が動かない日がある
大潮の日は感覚的には8割以上は潮が動く日が多いのですが、たまに潮が動かない日があります。
最初に遭遇した時はそう思ったのですが、何度調べてもその日は大潮で間違いなかったので驚きました。
こんな日もあるんだなと。
ですがその後、釣りに熱中して釣行回数が増えると、それに比例して大潮なのに潮が動かない日にぶち当たることが何度かありました。
それまではたまたま潮が動かない日に遭遇していなかっただけだったんですね。
ですので、大潮なのに潮が動いてねえじゃねえか!と思った時は運が悪かったと思ってください。笑
その日がたまたま動かなかった日の可能性が高いため、2回は同じポイントに通って確認してみることを推奨します!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/

