秋に使うエギのサイズについてですが、皆さん3.5号はどれくらいの時期から使い始めるのでしょうか?
私はというと、9月末から3.5号を使い始めます。
その理由は、400g~500g台の良型が狙えるようになる9月末からは、なるべく小さいイカを掛けたくないからです。
ということで、自身の経験に基づいて3.5号を使うメリットやデメリットを解説していきたいと思います!
メリット①サイズが狙える
3.5号のエギを使う1つ目のメリットは、サイズが狙えることです。
言い換えると、小さいイカが掛かりにくくなるとも言えます。
いや、普通にちっちゃいの釣れるけど?
というツッコミお待ちしておりました。
確かに私も11月に入って3.5号を使っていた時、こんなイカが釣れたことがあります↓
ですが、1回の釣行を通して計算すると、3.5号でこのようなチビイカが釣れることは少ないです。
しかし、もし同じ場所で2.5号のエギを使っていたらどうでしょうか。
おそらく、これくらいのチビイカがもっと掛かってくると思います。
そしてチビイカばかりを釣ってしまうことで、チビイカでも墨を吐きますから付近に居た他のデカイカの警戒心が高まる可能性があります。
ですが、3.5号の場合はチビイカが寄ってきたとしても物理的に抱くのが難しいサイズのため、掛かるまでに至らないことが多いです。
むやみにチビイカを掛けないことで、その間にデカイカにエギを見つけてもらって抱いてもらう確率を上げるイメージです。
とはいえ、これは「3.5号を使った方がデカイカ釣れやすいよね」というレベルの話であって絶対ではないため、2.5号のエギにデカイカが掛かる時もあります。
ただ、私個人の経験では9月末から3.5号を使用するようになって全体的に釣れるサイズが上がったと感じています。
絶対ではないが、3.5号を使うことで釣れるデカイカが確かに居る
メリット②飛距離が出る
3.5号を使用するようになって釣れるサイズが上がったと書きましたが、そのもう一つの理由が飛距離アップです。
2.5号・3号・3.5号のエギの重量を比較すると、
- 2.5号 11g
- 3号 16g
- 3.5号 22g
このような差があり、2.5号と3.5号とでは倍の11gもの差があります。
この差が飛距離に与える影響はかなり大きく、倍とは言わないまでも目測で1.5倍以上は飛距離が出ている感覚です。
この飛距離を最大限活用し、人が攻めにくい竿抜けポイントを狙ったり、沖に出てきた潮目に届かせることで潮目の中を回遊しているデカイカにエギを見つけてもらうといったことが可能になります。
サイズの大きいアオリイカは足元に居る場合もありますが、潮通しの良い沖を回遊していることも多いため、どちらも狙える3.5号を使うメリットは大きいです。
飛距離が出ることで、小さいエギでは届かないポイントを狙える=デカイカに出会いやすくなる
夜はシルエットが大きい方が見つけてもらいやすい!?
3.5号を使うメリットとして、シルエットが大きく夜でもイカに見つけてもらいやすいということがあります。
アオリイカは満月の方が釣れると言われているように、満月であったり、常夜灯の付いている堤防など明るい状況下の方がエギに対して反応が良いことが多いです。
これはアオリイカが目で獲物を追う習性があり、付近を通るエギを目視で確認して反応しているからだと思われます。
また、目視での確認に加えて、エギのサイズが大きいとその体積の分だけ水の抵抗が発生し、その波動も含めてイカが反応する要因になっているのではないかとも考えられます。
これらのことから、夜に関してはエギのサイズが大きい方がイカに見つけてもらいやすいことが想像できます。
夜に大きいエギを使うメリットはイカに見つけてもらいやすいこと
デメリットは小さいイカが掛かりにくい
デメリットは小さいイカが掛かりにくいことなので、例えばシーズ序盤の9月前半に3.5号のエギを使いたいか?と聞かれると答えはNOです。
その理由は、シーズン序盤は胴長15㎝くらいまでのサイズが多く、そのサイズを数釣りしようと思うと小さいエギの方に軍配が上がるからです。
これは日中にサイトエギング(抱く瞬間を見ながら釣る)をしていると分かるのですが、エギのサイズが大きいとなかなか抱いてくれません。
ですが、エギのサイズを落とした瞬間、いとも簡単に抱いてくれることがあります。
獰猛なアオリイカですが、一応は目の前に居る餌(エギ)が自分にとって捕食に適した相手なのかどうか判断しているようです。笑
ただ、夜は暗くて見えにくいからか、昼間は抱いてこないような小さいサイズが夜には抱いてきたりしますね!(抱いてみたら思ったより大きい獲物だった的な感じか!?)
あくまで1つの目安ですが、私は400gオーバーが釣れ始める9月末から3.5号を使い始めていますね。
サイズ狙いの時は3.5号がおすすめですが、シーズン序盤の数釣りは2.5号~3号がおすすめです
3.5号を活用してデカイカを狙おう(注意点)
シーズン序盤の新子イカ狙いとしては使いにくい3.5号ですが、500gオーバーが狙える9月末から活躍してくれるエギです。
特に沖に潮目ができている状況や、沖の方が潮の動きが良く飛距離を出したい時などは非常に武器になる存在です。
また、エギのシルエットが見えにくくなる夜も3.5号に反応が良いことが多いため、常夜灯のある堤防や月明りのある日の磯などで使用すると思わぬ釣果を得られることがあります。
ただ、注意していただきたいのは3.5号を盲信し過ぎない方が良いということです。
私の実際の経験であったことですが、11月にサイズ狙いで3.5号を投げまくっていた時に400g程度までしか釣れず、横で釣っていた父が3号で700gの良型をあっさり釣り上げてしまったことがありました。
あんなに頑張ってシャクってたのに・・・つらたん。
という感情になったのは言うまでもないですが、3.5号で反応がない時は3号などに落としてみてもいいかもしれません。
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/