先日淡路島で釣ってきた脂の乗ったアジを、5日間冷蔵庫で熟成してみました!
えっ!青物って腐りやすいと聞くけど熟成させて大丈夫なの・・・?
と疑問に思われるかもしれませんが、実際に食べてみると釣った当日よりも味わいが濃厚になっていて、脂の甘みも増しており一言で言うと激ウマでした!
ということで、私の行った熟成方法を書いていきたいと思います!
特別な道具も必要なく簡単にできますし、何より本当に美味しかったのでアジをよく釣るという人には超おすすめしたいですね!
熟成させるアジは脂乗りの良いもの
今回熟成させたアジは、淡路島で釣ってきた30㎝クラスの脂乗りの良いアジです。
熟成させると脂の旨味が全体に行き渡っていたので、サイズは小さくても良いと思いますが、脂乗りはそれなりにあった方が美味しくなると思われます!
脂が乗っているかどうかの目安としては、下画像のように白い内蔵脂肪を蓄えているものか、
手で皮を引く時にぬるぬると滑る感触があればそれなりに脂が乗っている証拠です。
熟成方法
釣ってから熟成までの流れですが、①釣る→②血抜きする→③クーラーでキンキンに冷やして持ち帰る→④捌いて内蔵を取り、お腹を綺麗に洗う→⑤ペーパータオル等でお腹と全体の水気を取り、ペーパータオルを敷いたバットの上に並べて冷蔵庫に入れておく
これだけです!
アジを美味しく食べる一番のポイントは、生きているうちに血抜きすることと、氷たっぷりのクーラーでキンキンに冷やすことです。
なぜなら、魚は死に至ると、筋肉中のグリコーゲンが乳酸に分解する過程で発熱し、そのままにしておくとわずか数分間で肉質が落ちてしまうと言われているからです。
これを防ぐために、できれば氷たっぷりのクーラーに海水を注ぎ入れ、キンキンに冷えた海水で一気にアジを冷やします。
これにより身質が良い状態で持ち帰ることができます。
とはいえ、ここまでできなくても血抜きをしてクーラーに入れることができていれば、問題なく美味しく食べることはできます。
バットに並べて熟成させる
アジを捌いて内蔵を除去し、お腹と全体の水気を拭き取ったら、アジのお腹にペーパータオルを1~2枚詰めて熟成中に出てきた水分を吸収してくれるようにしておき、
ペーパータオルを3枚ほど重ねて敷き詰めたバットにお腹側を下にして並べます(上画像の状態)
そして、バットごとラップで包み込み、5日間何もせずに冷蔵庫で寝かせます。
ちなみにペーパータオルを敷く理由は、時間の経過とともにアジから水分が抜けてくるからです。
熟成させる時は魚をペーパータオルで包んでラップをし、外気を遮断した状態で寝かせるのが一般的なようですが、私の場合はそこまでしなくても美味しくできました!
※気になる人は丁寧にペーパータオルで包む+ラップでアジを密閉してください。
まるで脂の乗ったブリ!?
5日間の熟成が終わったら、水洗いもせずにそのまま捌いて食べました。
この時思ったこと。
腐ってない・・・よな?臭みとか大丈夫か・・・?
捌いて刺身にし、口に入れて思ったこと。
うっまぁぁぁぁぁ!!なんじゃこれ!?旨味と甘みマシマシやんけぇぇぇぇ
なんというのでしょう。
口に入れた瞬間に甘みが広がるのですが、その味わいはちょっと脂の少ないブリのよう。
全体的に味が濃厚になり甘みが増えて、食感は時間の経過した魚らしく柔らかくてモチモチとしている感じです。
それでいて気になっていた「臭み」は一切なく、食べ終わった後は口の中に甘みだけが後味として残りました。
なんというか、ちょっと良い鮮魚店やお寿司屋さんで出てくるアジって感じですね!
とにかく味わい深い!!
たぶん、これでお寿司なんて握ったら最高だと思います。
いやこれは・・・食べてすぐにブログに書かねば!と思い、こうして筆を取っている次第であります。
この絶品熟成アジ、皆さんにも是非ご賞味いただきたく思います!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/