- 釣行日 2022/10/11
- 場所 広島
- 大潮 満潮 00時 分 干潮 18時20分
- 天気 晴れ時々曇り
- 風速 3~8m程度
- 最高気温 22度
満月大潮ということで、毎年恒例の広島離島エギングに行ってきました!
先日購入したDAIWAのエギングXだけを使用してガチエギングをしてきたので、実釣での使用感なども兼ねてレポートしていきたいと思います!
日中は風に悩まされる
船で離島に渡り、まず向かったのは数年前に開拓して以来のお馴染みの磯場。
2019年の満月には500g前後の良型が連発した信頼のポイントです。
BUT!
いざ釣り場に立ってみると、風速測定アプリ「Windy」で確認した時よりも予想以上の横風が・・・(;’∀’)
キャストしたい方向から吹き付けてくるので飛距離が出ない+シャクった後にアタリを取れないの二重苦で幸先の悪いスタートです!
とりあえず、当たりが取れないのでシャクった後に乗ってたらラッキーくらいの感覚でやってみることに。(シャクり合わせってやつですね)
時刻は16時過ぎ。
まずは日中に実績のあるブルーポーション3号で今年の状況を確認していきます。
アオリイカの当たり年には1投目で釣れることが多いですが、どうかな?
最初は磯周りにいるイカをチェックするために、軽くキャストしてシャクっていきます。
エギングX・・・自重が108gと軽量なので、いつもエメラルダスMX83M(95g)を使用している私でも違和感なくシャクれて扱いやすいです。
そんなことを考えていると、悲しくも無反応のままエギが足元まで寄ってきました。
一応、距離を置いてエギを狙っているイカがいるかもしれないので最後まで気を抜かずに誘ってみます。
すると!
しゃくり上げ→海面でホールドさせていると、1杯のアオリイカがスゥゥーーッとエギを抱いて行かれました!
バシッ
グイーングイーン
理想ではキャスト先での3シャクリくらいですぐに釣れるイメージでしたが、なんとか1キャスト目で釣れてくれたのでこの後も期待が持てそうです!
撮影後は飛距離が出ないながらもカケアガリ付近にキャストし、基本のシャクリ→ショートピッチジャークの定番コンビで誘っていきます。
すると、足元付近まできたところでヌッ!と、ほんの少しの違和感を感知!
すかさず合わせてみると、グイーンとロッドが胴から曲がる気持ちの良い引きです!
これこれ!この引きよぉ~!
アオリイカのジェット噴射を堪能しつつ、ソイヤッ
16時27分 胴長16㎝ エギ王Kブルーポーション3号ノーマル
胴長15㎝超えの綺麗なアオリイカでした^^
その後は、数投するもイカからの反応はなく、さらに風が強まってきたので泣く泣く風裏になりそうなポイントへ移動することに。
夕マズメにここで良型アオリを釣りたかったのですが・・・。
新規ポイントで良型HIT!
歩いて移動してきたのは先程のポイントの向かい側にある磯場です。
一度だけメバル狙いで来たことがありますが、さっぱりだった場所。
水深はフルキャストしても3m程度のシャローエリアですが、湾に入っていく回遊型のアオリイカの目に留まれば1発ありそうな雰囲気です。
時刻はすでに18時を回り、夕まずめドンピシャの時間帯です。
水深が浅いのでエギ王Kメープルサンセット3号シャロータイプでゆっくりと誘っていきます。
沖で着底後、何度目かのシャクリでグイーン
アオリイカはっけ~ん!
BUT!
あまり引きません・・・。
最後の最後に抵抗してきましたが、上がってきたのは良型のコウイカでした。笑
今回はアオリだけ持ち帰ると決めていたのでリリースします。
その後、シャクった後にPEラインが岩に擦れたのかシャクり切れでメープルサンセットをロスト(;’∀’)
岩が点在しているようで、なかなか難しいポイントです。
なので、ちょうど岩と岩の間の狭い範囲を誘っていくイメージでやってみることに。
良型に期待してエギは大きめの軍艦グリーン3.5号シャロータイプに変更!
沖から湾に入ってくる時の通り道になりそうな場所へフルキャストし、ゆっくりとスラックジャーク4回→スラックジャーク3回→数秒待つ→逃げ惑う小魚のようにショートピッチジャークを5回入れると、ヌンッ!
という触腕でエギを持って行く時特有のアタリが!
すかさず合わせると、グイーングイーン!ジリジリジリーっと緩めのドラグが気持ちよく出されていきます。
胴まで弧を描いてしなるエギングX。
これはでかそうです!
絶対に逃したくないので慎重に一定速度でリールを巻いていきます。
足元まで寄せてきたのでライトで照らすと、やはり触腕1本に掛かっています!(1本だけというとバレやすそうですが、意外とこのパターンでバレたことはないです)
そのまま浜にずり上げてもよいのですが、ここは慎重に持ってきていたタモ網で掬います!
足場が悪いので少しモタつきましたが、取り込み成功!
18時39分 胴長21㎝ エギ王K軍艦グリーン3.5号
いや~、久しぶりにアドレナリンの出るやり取りでした^^
せっかくなので検量してみると、
惜しくも500gに届かない490gでした!
それでも、良型の引きを味わえましたし嬉しい1杯です(^O^)/
この後、完全に日が沈み反応がなくなったので移動することに。
漁港内エギング
やってきたのは常夜灯のあるアジ・イカ共に実績のある堤防です。
外向きの方が釣れるサイズが良いので外向きに立ちたかったのですが、こちらも風裏と思っていたのに強風が吹き荒れています。
どうやら、この島は一定の風速を超えるとどこにいても風が吹き込んでくるようです。
仕方ないので堤防内側で漁港内エギングをすることに。
まずはエギ王K3号で探っていきますが、潮もまだ低いからか反応がありません。
30分程やって釣れないので一旦ご飯休憩をし、22時を過ぎて再開しました。
すると、潮が満ちてきて良い動きになってきたからか生体反応アリ!
最近お気に入りのパタパタ3号で胴長10㎝もないミニマムサイズが釣れました。笑
即海にお帰りいただきます。
その後、さらに1時間程反応が無く、満潮前になった頃ようやくアタリ始めました。
パタパタで緩めのドラグで3回シャクリをゆっくりと入れて誘っていると、シャクった時に乗っていました。
23時52分 胴長13㎝ パタパタ3号
その後同じ誘い方で追加の1杯
00時1分 胴長13㎝
パタパタはエギ王Kよりも優しいシャクリの方が釣れる印象です。
もっと連発するかと思いましたが、この漁港では3杯追加しただけで終了しました!
月夜のはずが月明かりが届かない!?
仮眠後は、一番楽しみにしていた月夜の磯場で良型狙いのエギングです!
ワクワクしながら飛び起きて空を眺めると、なんと曇り空でせっかくの満月の光がわずかしか届いていないではありませんか!!
オーマイガー・・・
ということで、少し肩を落としながら磯場へ向かいます。
そしてポイントへ入ると、更なる悲報が。
風裏予報だったのに、夕方と同じく横風が吹き付けているではありませんか!
オーマイガーのダブルパンチ。
両肩を落としつつも、信頼と実績のエギ王Kムラムラチェリー使用でテンションを上げていきます!
が、月明かりが少ない影響なのか、エギへの反応がよろしくありません。
う~む。
ここはエギチェンジなどの悪あがきはせず、感情を殺してエギング専用ロボットとなり、シャクってはフォールをひたすらに繰り返します。
すると、シャクリ合わせで乗っていました!
きたよッッ!
この重みはッ!なかなかの良型のはず!
と思ったら、なんと胴の始まりの部分にカンナが掛かっていました(;’∀’)
一体何がどうなったらこんなところに。
その後、なんと1時間反応のない時間が続き、ようやく反応が出たのが若干薄明るくなってきた5時半頃。
ムラムラチェリー3.5号シャロータイプで水深1~2mの浅場を探っていると、グイーン!と持って行ったのでバシッ
5時33分 胴長15㎝くらい エギ王Kムラムラチェリー3.5号シャロータイプ
よく肥えたアオリイカさんです。
直後にカケアガリ付近へキャストし、横風があるのでシャクった後は海中に竿先を突っ込んでフォールさせていると、クンッとわずかな違和感が!
バシッ!
グイーングイーン
5時38分 胴長15㎝くらい
朝マズメ効果なのか連発です!
今がチャーンス!とばかりにサッと撮影を済ませてキャストすると、少しの沈黙・・・。
ここで、朝マズメで活性が高くなっているイカをテンポよく探るために、フォールスピードの速いノーマルタイプにチェンジ!
沖にフルキャストしてシャクっていくと、フォール後のシャクリでグイーングイーン
乗っていました!笑
5時58分 胴長15㎝くらい エギ王K3.5号ノーマルタイプ
これはノーマルタイプで連発か!?と期待しますが、後が続きません。
なぜだ~?と頭を悩ませているうちにみるみる空が白んできました。
活性の高いイカが浅場に入ってきているのでは?と思い、エギをブルーポーション3号シャロータイプに変えて岸から数メートルの浅場(シャローエリア)を狙っていきます。
よく根がかりする場所でもあるので、表層~中層を探るイメージで着底はさせずにシャクっていきます。
すると、ピッ!と引っ張るアタリを感知!
5時20分 胴長12㎝くらい エギ王Kブルーポーション3号シャロータイプ
やっぱり浅い場所にいました^^
その後は、明るくなるにつれて潮も速くなり、反応が遠のいて納竿としました。
釣果
- アオリイカ 胴長8~21㎝ 12杯(リリース含む)
予想以上に風が強く、期待していた月明かり効果も得られずで苦戦を強いられましたが、なんとか2桁釣果になりました。
この日の半数以上はシャクり合わせで釣れたので、風が強い日はアタリを感知するのは諦めた方が釣果に結び付きやすいのかなと感じました!
また、シャクった後は余分なラインを回収しない方が風に流されず安定したフォール姿勢が保たれて、イカも抱いてきやすいように感じました。
久しぶりにエギング1本通しで1日ガチエギングをしましたが、アオリイカって何度釣っても楽しいものですね~^^
- ロッド DAIWA エギングX83M
- リール 17セオリー 2508PE-H
- ライン よつあみ(YGK) ライン XBRAID UPGRADE X8 0.6号
- リーダー シーガーグランドマックスFX 2.5号
- エギ パタパタ エギ王K
エギングXの使用感
この日使用した2022年発売のエギングX(108g)ですが、相当軽いです!
私はいつも上位機種のエメラルダスMX83M(95g)を使用しているのですが、その重量差は13gあるものの、特に違和感なく釣りが行えました。
目隠ししてエギングXを手渡されても少しの間気付かないくらいのレベルだと感じます。
次に実釣での操作感や感度ですが、エギングX83Mの場合、一番扱いやすいエギは3号ですね。
少し柔らかめのロッドなので、3.5号のエギだとシャクった時の重みの乗り方が少し安定感に欠ける感じがあります。(良型は3.5号で釣れましたが)
3号だと、バシバシ気持ちよくシャクれる感じですね。
感度に関してはイカが触腕でエギを抱いた時のヌンッという感じのアタリが明確に分かるレベルで、ラインテンションを張っていれば岩や障害物に当たった感触もよく分かります。
その他、イカを掛けた後のロッドの曲がりですが、胴で溜めて吸収してくれるので苦労することなくキャッチすることができました。
1万円以下でこの軽さでこの操作性の良さはマジですか?という感じです。
9~10月のハイシーズンは3号のエギが扱えれば十分楽しめるので、普通にイカが釣れるだけの感度と操作性が備わっているエギングXは入門ロッドにぴったりだと1日実釣してみて納得しましたね。
安くて軽い、素晴らしいロッドです。
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/