瀬戸内海といえばメバルの聖地とも呼ばれていますが、初めてメバリングをする人は、「いつが一番釣れる時期なのか」分からないと思います。
先に結論から言いますと、タイトルにも書いているように4月~5月が一番釣れます!
私は瀬戸内海で10年以上メバルを釣っていますが、これは間違いないですね。
ただ、私だけの経験では説得力がいまいち薄いので、常日頃から色んな方の釣りブログをチェックしている中で得た情報も参考にしつつ、
4月~5月が一番釣れる理由や、その他の釣れる時期について書いていきたいと思います!
私がよく釣りをする場所
まず始めに、私がよく釣りをする場所についてのお話です。
私は出身が広島県でして、広島の西部を主な釣り場としており、福山~しまなみ海道周辺でよく釣りをします。
「広島はメバルの聖地」なんて記事を見かけることがありますが、広島西部(福山周辺)はその中でもかなり魚影の薄いエリアで、メバルの聖地なんてとても呼べません。
ハイシーズンでもその辺の堤防では15㎝以下のメバルが少し、という釣果もある地域です・・・。
これには地元の方も激しく同意されるのではないかと思います。笑
もちろん、場所を厳選すれば1日2桁釣果も出ますし、稀に25㎝クラスが釣れることもありますが、どこでもホイホイ釣れるわけではありません。
少し足を延ばしてしまなみ海道へ行っても、これまた場所を厳選しないと18㎝クラスのメバルがちょろちょろ・・・といった釣果になります。
もちろん、それはそれで楽しいですし、場所を厳選しないといけないのはどこの地域でも同じことかもしれませんね!
話が逸れてしまいましたが、この記事を書いている本人が主にどこで釣りをしているのか分かっていただいた方が説得力が増すと思ったので、前置きをさせていただきました!
それでは、本題に入ります。
なぜ4月~5月が釣れるの?
4月~5月が釣れる理由ですが、非常にシンプルです。
- 産卵を終えたメバルが体力を回復している
- メバルの適水温になる
- ベイトフィッシュが多い
主にこのような理由ですね。
1月頃に産卵を終えたメバルは痩せた状態で厳寒期(1月~2月)を過ごします。
その後、3月になるとたくさんアミを食べたり、地域によってはイカナゴなどの栄養豊富なベイトを食べてメバルは体力を回復していきます。
そして4月になると気温もぐんと上昇していき、メバルの適水温と言われている14度前後に近づいていきます。
また、この暖かくなる時期はメバル以外の魚も高活性になっていく時期なので、メバルの餌となるベイトフィッシュ(ボラの稚魚など)も浅瀬でたくさん泳いでいるのが見えたり、海が賑やかになっていきます。
このような流れで、たくさんの餌を食べて体力を回復したメバルと、水温が上昇してメバルの餌となるベイトフィッシュが増えていく時期が重なるのが4月なんですね!
適水温で高活性のメバル×豊富な餌=4月
という感じですね!
そのため、4月は他の時期と比較してかなり釣れやすい時期になります。
その後、適水温×豊富な餌のある状態は5月末くらいまで続くので、4月~5月が1年を通して一番メバルを釣りやすい時期になるというわけですね!
ちなみに、瀬戸内海での春のメバルのベイトフィッシュの変化は以下のような感じです。
- 3月 アミや地域によってはイカナゴ
- 4月 アミやハク(ボラの稚魚)
- 5月 アミやバチ(イソメやゴカイ類)
多少の地域差はあると思いますが、このベイトフィッシュに合わせたワームやプラグを使用することが釣果を上げるコツだと思います(私はポンコツですが・・・)
ただ、この時期は結構どんなワームにも食ってくるのでそこまでシビアに考える必要はないかもしれません。
より良い釣果を上げようと思ったら最適なワーム・プラグ選びが重要という感じですね!
5月が終わり、6月になってくるとベイトフィッシュはまだたくさんいるのですが、水温の上昇と共にメバルは深場へ移動していくと言われており、実際に釣りにくくなってきます。(釣れても数が釣れない)
2番目におすすめの時期が3月・6月
4月~5月以外におすすめの時期としては、3月と6月です。
まず3月ですが、常夜灯下でのプラグを使用した釣りで好釣果が期待できます。
おそらくですが、3月は体力を回復したいメバルが常夜灯下に集まってくる「アミ」を効率よく捕食するため、常夜灯下の水面直下で待ち構えていることが多いのではないかと思います。(というかそんな記事を見た)
そのため、リッジ35Fなどのトップウォータープラグに積極的にアタックしてくることが多いです。
足場のよい常夜灯のある堤防で釣れるので、非常におすすめです!
また、凄腕アングラーさんのブログなんかを見ていると、3月にイカナゴの回っている地域では、
「イカナゴパターン」といってイカナゴに似せたワームやプラグに良型メバルが入れ食いになる現象が起こるようです。
私はまだ体験したことがないのですが、しまなみ海道の一部やとびしま海道、淡路島などではイカナゴが回るようなので、お近くの方は狙ってみると想定外の大物に出会えるかもしれません!
次に6月についてですが、数釣りは難しいものの、案外メバルが釣りやすいのもこの時期だったりします!
6月にもなると30度を超える真夏日も出てきたりして、一見メバルの適水温には程遠そうですが、意外と海水温はそこまで高くなく、堤防付近に残ってるメバルもいます。
特に梅雨メバルと呼ばれる雨の多いシーズンになると、降雨によって大量の酸素が海に送り込まれることや、
気温が下がることで一時的にメバルが高活性になることがあります。
ただ、雨といってもあまりに大雨過ぎると良くないようで、しとしと軽く降っているような状態が一番良いようです。
ちなみに、昨年の6月は特に雨も降っていない状態でしたが20㎝ほどのメバルが何匹か釣れました!
状況に合わせた釣り方をすることで、3月~6月くらいまでメバリングは楽しめると言えます!
3番目におすすめの時期は12月
12月は産卵を控えたメバルが荒食いをする時期なので、日にちと場所がうまく噛み合えば爆釣になることも珍しくありません。
私自身、昔は「メバルは冬に釣る魚」だと思っていて12月に一番よく釣りに行っていました!
卵を持ってお腹がパンパンになったメバルをよく釣った記憶があります。
メバルが釣れやすい具体的な日にちとしては、12月半ば~12月末くらいの風の少ない「凪の日」がよく釣れたと記憶しています。
ただ、釣れるサイズに関しては瀬戸内海の場合、冬よりも春の方が大きい印象があります。
理由はよく分かりませんが、釣りブログなどを見ていても春の方が良型がたくさん釣れているイメージですね。
春の方がメバルが釣りやすい(気温的にも)と知った今でこそ12月に釣ることは少なくなりましたが、
ブログやSNSなどを見ていても12月がメバルのよく釣れるシーズンというのは間違いありません。
12月はとても寒いですが、防寒対策をしっかりして風の少ない日に釣行すれば暖かく感じる日もあるくらいなので、釣行日程を慎重に選べばかなり楽しめると思います!
逆に、12月の強風の中での釣りは、ひたすら耐え忍ぶだけの修行になってしまう可能性もあるので、よほど釣る自信がない限りは風の少ない日を選んでください!
それ以外の時期について
上記した以外の時期についてですが、釣ろうと思えば釣れるものの、釣果にムラの出やすい時期だったり、単純にメバルの釣れにくい時期だったりでおすすめとはいえません。
下記の表は、一般的な堤防でのメバル釣りにおける、釣りやすい時期を「〇◎△×」で個人的な経験から表してみたものです↓
1月 | △ |
---|---|
2月 | △ |
3月 | 〇 |
4月 | ◎ |
5月 | ◎ |
6月 | 〇 |
7月 | × |
8月 | × |
9月 | × |
10月 | △ |
11月 | △ |
12月 | ◎ |
え?11月や1月や2月は結構釣れるよ?
と思った方もおられるかもしれませんが、日によって釣果にムラが出やすいという意味で△にしました(^-^;
釣りが上手い人はバンバン釣る時期だとは思いますが、メバリング初心者の方にはなかなか厳しい時期かと思います。
瀬戸内海メバリングで持っておきたいワーム
瀬戸内海でメバリングをする時に是非とも持っておきたいワームは、「月下美人のビームフィッシュ」とです!
非常に有名なワームですが、メバリングで厳しい2月でも好釣果を出せたので持っていて損はないと言えます。
個人的には、このワームを使っても釣れないならこの場所にメバルはいないな・・・と感じるくらいの信頼感があります。
まとめ
瀬戸内海メバリングは「釣れやすい時期」に釣行することで、誰でも比較的簡単に釣果の出る釣りだと思います!
シーズン中は1g程度のジグヘッドにワームを付けてキャストしてゆっくりと巻くだけで、浮いているメバルが釣れますからね^^
これから3月~にかけて本格化するメバルシーズンに向けて私も準備をしなければ!
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/