20月下美人アジング80ML‐Tを使用してメバルとアジを釣ってきたので、その使用感を書いていきたいと思います!
このロッドは遠投用アジングロッドとして販売されていますが、フロートメバリングにも併用できる使い勝手の良いロッドです。
結論から書きますと、フロートアジング・フロートメバリングはこのロッドが1本あれば十分だと感じます。
月下美人アジング80ML‐Tを使用したアジング・メバリング釣行記はこちら↓
スペックと進化点
20月下美人アジング80ML-Tは前モデルの83ML-Tからモデルチェンジしていますが、大幅にスペックが上がっています。
比較してみるとこんな感じです↓
20月下美人80ML‐T | 月下美人83ML‐T | |
全長 | 2.44m | 2.51m |
継数 | 2本 | 2本 |
仕舞 | 126㎝ | 130㎝ |
自重 | 85g | 110g |
ルアー適合重量 | 2~15g | 3~10g |
価格 | Amazonで約12000円 | 同価格帯 |
変化点をオレンジ色に染めてみましたが、ご覧のように殆どのスペックが変化しています。
一言で言うと、「細く軽くなった」という感じです。
やはり特筆すべきは「重量」ですね!
前モデルの83ML‐Tは私自身持っており、フロートアジング・メバリングを楽しんでいたのですが、重量が110gと長時間釣行するには少し重いと感じていました。
正直、後半になるとロッドの重みで腕が疲れてくる感じです。
ですが、進化した20月下美人80ML-Tは自重が85gとかなり軽量です。
実際に持ってみた感じも全く違っていて、進化というよりも別物のロッドって感じです。
なので、長時間の釣行でも腕の疲れが殆どありません!
1日の釣行時間が長い私にとって、ロッドが大幅に軽量化されたのはかなり有難いです。
買ってよかった!と素直に思えました。
軽量化の他にはルアー適合重量が5g増えて15gとなっていますが、これに関しては前モデルの83ML-Tでも15gのフロートは余裕でぶっ飛ばせていたので、数字上だけのものだと感じます。
もちろん、80ML-Tでも15gのフロートはかっ飛ばすことができますよ!
デザイン
ロッドの全体は黒ベースになっており、手元の部分だけが赤く染められています。
黒地に赤が映えていてなんだか妖艶な雰囲気ですね。
なかなかカッコ良いと思います!
リールシートのデザインは、上位機種のテクノロジーであるエアセンサーシートと見た目は殆ど変わりません。
チューブラーティップなので、継ぎ目の違和感がなく自然なガイドです。
タックルバランス
重量205gの18フリームス2500XHを装着した時のタックルバランスはこんな感じです↓
次は重量180gの21カルディアFC LT2500Sを装着した時↓
やはりリールが軽くなると重心が手元から離れていきますね!
実際の使用感としては、205gのフリームスの方が手元に重心が寄るためロッドを立てて操作することの多いフロートアジング・メバリングは行いやすいと感じました。
高感度チューブラーティップ
20月下美人アジング80ML‐Tは中身が空洞になっているチューブラーティップのため、感度が高く手元に伝わる情報量が多いです。
なので、釣っていてシンプルに楽しい!!
今のアタリなの?岩に当たっただけなの?なんなの?
という疑念を感じることなく魚のアタリを感知できるので、集中力もマシマシです。
実際の釣行でも、フロートを使用した遠投先での良型アジの小さな小さな「コッ」というアタリもしっかりと手元に伝えてくれましたし、メバルのアタリも完全掌握。
文句無しです。
飛距離抜群!
20月下美人アジング80ML‐Tをフルキャストした感想は、楽に飛距離が出せるロッドという感じです。
ロッドにハリのあるチューブラーティップということもあり、キャスト時に力が分散されずしっかりと竿先に伝えてくれていると感じます。
正直、前モデルの83ML-Tよりも細くなったため、力いっぱいフルキャストして大丈夫か心配でしたが問題なく遠投できました!
私はフロートアジング・メバリングでは10gのフロート(ウキ)を使用することが多いのですが、目測で50mは飛んでいます。
これは、私の釣行エリアである広島~関西のゴロタ場やサーフなどのシャローエリアで釣りをする際でも十分な飛距離です。
ちなみにですが、15gのフロートを使用するとさらに10~20m以上飛距離が出るイメージですね。
フロートアジングの使い心地
フロートアジング・メバリングの使い心地を、感度・バットパワー・ロッド操作のしやすさという3点から書いていきます。
- 感度
感度は抜群です!
この感度でアタリが取れない人は釣りをするべきではない、と言えるくらいのものがあります。
つい先日、11月の渋いアジングをこのロッドでしてきたのですが、アジのついばむような小さいアタリも逃さずキャッチすることができました。
やはりチューブラーティップの高感度は釣っていて楽しいですね!
- バットパワー
私が釣ったアジは31㎝までですが、簡単に抜き上げることができました。
ですので、尺アジ程度なら余裕で抜き上げれるパワーはあると感じます。
掛けた後もドラグが少し滑るくらいの調整でグイグイ寄せてこれました。
少なくとも、大丈夫かな?と心配になるような6フィートの細いアジングロッドとは全く別物です。
- ロッド操作のしやすさ
このロッドはハリがあるためトゥイッチやシャイクなどのアクションも入れやすいです。
私はライントラブルが増えるという理由からあまりアクションは入れませんが、扱いやすいロッドだと感じます。
フロートメバリングの使い心地
- 感度
遠投先のメバルが吸い込む「コンッ」というアタリを捉えることができます。
アタリを感じた後はひと呼吸おいて合わせるとフッキング率が高いですね。
ジグ単だとアタリを弾きやすいチューブラーティップですが、遠投+間にフロートを挟むことで緩衝材のような役割となり、メバルが吸い込んでくれやすくなるんでしょうかね。
前モデルの月下美人アジング83ML-Tでもフロートメバリングを行っていましたが、チューブラーティップでの高感度メバリングはやっぱりおもろいです!
- バットパワー
このロッドでは、まだ24.5㎝までのメバルしか釣っていませんが、過去に28㎝までのメバルを釣った経験から書くと十分なバットパワーがあるように感じます。
いつもジグ単で使用している6フィートの細いアジングロッドでも25㎝クラスのメバルは抜き上げれているので、このロッドなら尺クラスでも抜き上げれそうな気はします。
本来はアジングロッドですが、良型のメバルにも十分通用するロッドだと思います。(今後さらに検証)
結論、軽量で遠投性能抜群の疲れないロッド
20月下美人アジング80ML‐Tは軽量で遠投性能抜群の疲れないロッドです!
これまでに110gのロッドでフロートアジング・メバリングをしてきたからこそ分かる、軽量ロッドのありがたみ。
このロッドがおすすめの人は、1本でフロートアジング・メバリングをやりたい!という人ですね!
メバリング用のロッドはアジングに併用しにくいですが、(柔らかいとアジがバレやすいため)アジング用のロッドはむしろメバリングに向いています。
20月下美人アジング80ML‐T
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/