エギングロッドでメバリングができるのか?
答えはYES!できます!
ただ、ラインにジグヘッドを結ぶだけのジグ単の釣りに関しては、穂先の繊細さが必要なジグ単用のメバリングロッドやアジングロッドでないと難しいので諦めた方が良いです。
その代わり、フロート(ウキ)を使用したフロートメバリングはエギングロッドでも十分に楽しめるのでおすすめです!
ということで、エギングロッドを使用したフロートメバリングについて詳しく書いていきますので、
という人は参考にしてみてください!
もくじ
メバリングの釣り方4つ
メバリングの釣り方の種類は豊富にありますが、主に以下の4つではないかと思います↓
- ジグ単
- フロート
- キャロ
- プラグ
メバリング初心者の方にも分かりやすいように、1つ1つ簡単に説明していきます。
ジグヘッドと呼ばれる針と錘が一体化したものにラインを直接結びつけ、ワームを装着して釣る最もシンプルな釣り方。近距離にメバルが居れば手返しよく釣れる。
フロートと呼ばれる浮きを装着し、その下に軽いジグヘッドを結び付けてワームを装着する釣り方。棚が安定するため、「棚が命」と言われているメバルと非常に相性の良い釣り方。
キャロと呼ばれる細長い中通し錘にラインに通し、その先に軽いジグヘッドを結び付けてワームを装着する釣り方。遠投して広範囲を狙いたい時に便利ですが、棚を探っていく必要があるため中~上級者向けの釣り。
浮力のある魚の形をしたルアー。主に表層にメバルが居る時に出番が多く、ワームに反応しないメバルを釣ることも可能な優れもの。常夜灯のあるポイントで特に活躍が期待できる。
以上、メバリングの主な釣り方4種類の説明を簡単に書きました!
この他にもメタルジグ等を使用した釣り方もありますが、釣り番組やSNSなどを見ていても基本的にはこれらの釣り方が多いですね。
ちなみに私は、ジグ単・フロート・プラグを使用することが多いです!
使い分けとしては、
- 足元にメバルが居る時はジグ単
- 磯場やゴロタ場などで遠投が必要な時はフロート
- 常夜灯下ではプラグ
このような感じです!
「絶対にこの場所ではこの釣り方!」というルールを設けているわけではなく、より効率の良い釣り方で釣っていくイメージですね!
ジグ単の釣りが難しい理由
エギングロッドでのジグ単の釣りが難しい理由は、メバリング用ロッドと比較してアタリを弾いてしまうからです。
その理由ですが、エギングロッドは最低でも10g程度のエギを扱う「イカ釣り用」のロッドのため、基本的に太めで硬めのチューブラー素材でできており、ジグ単ではメバルのアタリを弾いてしまいフッキングが難しいのです。
逆にメバリングロッドの穂先はメバルの吸い込みバイトを弾かないように柔らかいソリッド素材になっていることが殆どです。
根本的なロッドの造りが違うため、1g程度の軽いジグヘッドを使用するジグ単メバリングとの相性は悪いです。
私自身、過去にエギングロッドでジグ単メバリングを試みた一人なのですが、まぁなんと難しいことか・・・
1g程度のジグヘッドを使用すると全く何をしているか分かりませんし、1g以下のジグヘッドでは、もはや空気を釣っているような感じです。
そこで、対処法として操作性を上げるためにジグヘッドを2g~3gにするとジグヘッドの重みでメバルの食いが悪くなる場合が多いため、結論としてはジグ単でメバルを狙うなら感度の高いメバリングロッドかアジングロッドが最適ということになります。
それと同じような理由で、プラグもエギングロッドでは難しいと感じています。
ただ、エギングロッドの曲がり込みは非常に良いため、後述していきますがフロートメバリングには適しています!
フロートメバリングがおすすめな3つの理由
フロートメバリングがおすすめな理由は、「エギングロッドでもメバルが簡単に釣りやすいから」です!
その理由を3つ書いていきます。
アタリが感知できる
エギングロッドでも10g程度のフロートを付けることにより、0.2~0.6gの軽量ジグヘッドを使用することができるため、メバルのアタリの数が増えます。
アタリが増える理由は、メバルはシーズン中は表層を漂っているアミ類やバチなどの餌を捕食していることが多く、
それらの餌と同じ層を通すのにフロート+軽量ジグヘッドという組み合わせが最適だからです。
そして、フロートが付いていることにより常に竿先にテンションが掛かっている状態になるため、メバルのアタリも感知しやすくなります。
これがジグ単の場合、重いジグヘッドを使用しないと竿先にラインテンションが掛からないためアタリも分かりにくいという弱点がありますが、
フロートを使用することで弱点を克服できるイメージですね。
よく曲がってくれて楽しい
エギングロッドはイカ釣り用のロッドのため、先調子よりも胴調子(ロッドの中間くらいまでしなやかに曲がる)のものが多く、獲物が掛かるとよく曲がってくれます。
この曲がりはメバリングにおいても同様で、アタリに合わせてフッキングした後はロッドがしなやかに曲がってくれるため、サイズ以上の引きが楽しめるんですね!
また、エギングロッドはパワーがあるため、25㎝以上の大型メバルでもあまり苦労することなく釣り上げれるというメリットもあります!
尺メバル狙いの人はあえてエギングロッドで挑むという人もいるそうですよ。
良型が狙える
エギングロッドはパワーがあるため、通常の細いメバリングロッドだとバレてしまうような大型メバルでも浮き上がらせることができます。
例えば根の荒い場所や海草の繁茂した場所で釣る場合、メバルが掛かった後にいかに早く浮き上がらせることができるかが勝負の分かれ道だったりしますが、
そんな場所でもメバルの引きに負けないバットパワーを活かしてやり取りすることができます。
ここまでをまとめると、フロートメバリングをやるならエギングロッドで十分代用できて、なおかつ楽しめるってことなんです!
フロート仕掛けの作り方
フロート仕掛けといえば、Fシステムと呼ばれる仕掛けが有名ですね↓
作り方は画像の通りですが、PEラインに直接フロロカーボンラインを結び付け、あえて長めに残しておいた余り糸にフロートを付け、リーダーの先に軽量ジグヘッド+ワームを装着した仕掛けです。
この仕掛けのメリットは、魚のアタリがウキを介さずダイレクトに伝わってくることです。
そのため、ほんの小さな違和感でも感じ取りやすいです。
リーダーの長さはメバル狙いの場合、表層で釣れることが多いため60㎝~90㎝程度がおすすめです。
私自身はリーダーの端糸は約10㎝、リーダーは約80~90㎝で釣ることが多いです。
PEラインの号数
この時に使用するPEラインとリーダーの太さ(lb)についてですが、PEラインは最低でも0.4号はあった方が良く、強度や耐久性を考慮すると0.6号が最もおすすめです↓
エックスブレイド(X-Braid) アップグレード X4 150m
わざわざ用意するのが面倒という人は、エギング用に使用しているものをそのまま流用すれば大丈夫です。
リーダーの号数
次にPEラインに結び付けるリーダーについては、1.5号がラインの強さと潮馴染みのバランスが良いためおすすめです。
1.5号以下だと強度に不安が残り、1.5号以上だと海草の繁茂した磯場などで強度が必要な場面はない限り、ラインが太いと感じています。
ヤマトヨテグス フロロショックリーダー1.5号
強度のあるリーダーならシーガーグランドマックスFXがおすすめ(めちゃくちゃ強い)です↓
フロート仕掛けはPEラインに結ぶだけで簡単にできますし、飛距離も50mは出るので広範囲を探ることができます。
そのため、遠くの障害物周りなどの竿抜けポイント(誰にも狙われていないポイント)を狙い打ちできて良型メバルに出会える可能性も高く最高に楽しい釣りです!
フロートメバリングの釣り方
フロートメバリングの釣り方はとても簡単です!
大まかに分けて2つの釣り方があるのですが、どちらも誰でもすぐにできる簡単なものです。
ただ巻き
1つ目はただ巻きです。
具体的には、メバルのいそうな沖に突き出た岩の周りや、海草が浮いている場所にキャストして、リールのハンドルを3秒に1回転ほどでゆっくりとただ巻きします。
メバルは不規則な動きに違和感を感じてしまうため、なるべくスピードは変化させず一定のスピードで巻いていきます。
すると、障害物周りや海草周りに差し掛かったところでアタリが出ることが多いです。
もしくは、メバルの活性が高い時は特に何もないような場所でもアタリが出るため、仕掛け回収までただ巻きを続けます。
これさえできれば、シーズン中にメバルが居る場所で釣りを行えば高確率で釣れます!
ストップ&ゴー
2つ目はストップ&ゴーです。
英語で書くとややこしいかもしれませんが、ただ巻きの最中に巻くのを止めるだけです。
例えば、リールを5回転させる→巻くのを止めて5秒待つ→再度リールを回す
というような感じで、自分なりに巻く回数や止めるタイミングを決めて行います。
この時にメバルが食いついてくるタイミングは、巻くのを止めてジグヘッドがふわっと海中に沈んでいくフォール中にアタリが出ることが多いです。
それだけで!?と思われるかもしれませんが、ただ巻きで反応が無い時はストップ&ゴーで反応が出ることが実際にあるので面白いです!
エギングロッドでメバリングを楽しもう!
上の画像はエギングロッドのエメラルダスMX83Mで釣った25㎝までのメバルたちですが、エギングロッドでのメバリングは、ロッドがよく曲がってくれるため引き味を最高に楽しむことができます!
もちろん、究めようと思えば専用ロッドを購入して楽しむこともできますが、手元にあるロッドで楽しめるならスタートはそこからでよいのではと思います。
そして上記したように、釣り方も非常に簡単なため初心者の方にもおすすめできる釣りの1つです!
それにしても、エギングロッドって投げ釣りもできるし、ちょっとしたジグも投げれるしで本当に万能ロッドですよね・・・(;’∀’)
それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/