タクシー

道を知らなくてもタクシー運転手としてやっていく方法

タクシー運転手への転職を考えているけど、道が分からないのに大丈夫なのかな?

という疑問を抱えている人は多いのではないでしょうか?

安心してください。

履いてますよ!

じゃなくて、道が分からなくてもタクシー運転手にはなれますよ

それを証明するのは、自分自身の話をするのが一番分かりやすいと思うので、

今回は私がタクシー運転手になったばかりの頃の話と、私が実践した道の覚え方について書いていきたいと思います。

全く道が分からなかった自分

まずは私の話ですが、タクシー運転手になるまで道が全く分かりませんでした。

そのレベルは、大阪の大動脈と呼ばれている御堂筋が分からないレベル!

てへへっ。

この時点で大阪の人なら、こいつやべぇな!と思われたと思います。笑

私は御堂筋線のことを地下鉄の名称と思っていたので、まさか御堂筋という車道があるとは夢にも思いませんでした。

この他にも、堺筋・四橋筋・なにわ筋・あみだいけ筋・新なにわ筋・玉造筋・今里筋などなど、有名な筋の名前ですら全く知りませんでした。

唯一知っていたのは、何度か通ったことのある谷町筋だけでした。笑

えー・・・言い訳させてもらうと、私は県外出身者なので知らないのは当然なんですよね!(10年近く住んでいましたが)

とにかく、大阪で一番有名な道路名すら分からない私が、何を血迷ったか運転手を目指してしまったわけですね(;’∀’)

道は後から覚えれば良いです

私がそれでもタクシー運転手を目指した理由は、端的にまとめると会社の人間関係が嫌で1人で出来る仕事がしたかったからなわけですが、今回それは置いときまして。

道に関しては、後から覚えればいいや!と思っていました。

もちろん、地図を見て勉強はしましたが、地図はあくまで真上から見た道が書いてあるだけ。

実際に車道を走ると大きな建物やビルが並んでいるので、地図で見てイメージした道とはちょっと違うんですよね。

そこで、道の覚え方を逆にするようにしました。

先に車(空車)で走って、後から地図で確認する。

走った後に地図を見ると、イメージが湧きやすく覚えやすかったです。

さらに良いのは、地図で見る→実際に走る→再度地図で確認

だと思いますが、私は面倒なのでやりませんでした。うん、なめてますね。

とにかくお客さんを乗せて乗せて乗せまくる

いくら走って地図で覚えても、お客さんを乗せると分からない道が必ず出てきました。

それもそのはず。実際にお客さんが走って欲しい道は千差万別だからです。

目的地が同じ場所でも、どこで乗せるかによって目的地までのルートは常に変化します。

そこで、

私
なんや。地図で道覚えても意味ないじゃん!

と思った私は、とにかくたくさんお客さんを乗せるようにしました

乗せて乗せて乗せまくりました!

そして、色々なパターンを頭に叩き込んでいきました。

結局のところ、この方法が一番道を覚えることができます

釣りと一緒で、ベテラン釣り師に口頭で魚の釣り方について説明されるより、実際に自分で魚を釣ってみるのが一番上達への近道なのと一緒です!

例えが合っているかは分かりませんが、言いたいことは伝わったと思います。笑

とにかくお客様を実際にお乗せして、緊張しながら冷や汗かきながら、道を教えていただくorナビを使って目的地に辿り着くことが一番道を覚える近道だと思いますね。

そうしていると、大体お客様の通って欲しい道が共通していることに気づいてきます。

細かい道は違うんですが、この場所からなら大体このルート!みたいなのが分かってきます。

お客様は大体の場合、目的地までの最短ルートや早いルートを知っているんですね。

だからやはり、自分で道を覚えることも大切ですが、最初はお客様に道を聞くのが一番良いと感じます。

結果、お客さんに怒られまくった

ただし、この方法には最大のデメリットがありまして、、

お客さんに怒られまくる経験をすることになります。笑

「え?タクシー運転手なのに分からないの?」

「これだからタクシー運転手は・・・仕事なめてるのか」

「そんなんだからタクシー運転手しかできねーんだよ」

「チッ(舌打ち」

これらの罵声を浴びることは覚悟しておかなければなりません。

しかし、道を知らないのにタクシー運転手をやっている時点で、これらのことは言われても当然なのです。

ファミレスで料理を注文したら、ウエイトレスの人に「オーダーの取り方が分からないので教えていただいても良いですか?」

と言われたら、えっ?ってなりますよね。それと一緒です。

私はそれだけは肝に銘じていたので、何を言われても、「勉強不足で申し訳ございません。道を教えていただけませんでしょうか」

とひたすら謝罪して道を教えていただいていました。

それができたのは、最初はそれが自分の仕事だと思っていたからです。

ただ、いくら仕事とはいえ怒られまくるとキツイものがありましたが。笑

今はもう低頭平身が無理になりつつありまして、自分の知っている道でしか営業しなくなってきていますが・・・。

ですが、営業エリアを広げておく(知っている道を広げておく)と、間違いなく売上が上がりやすくなります!

スマホでルート検索する

最近では、道を知らなくてもスマホを使うことで対処できることも多いです。

というのも、車にスマホを固定できるようにしておけば、GoogleMAPで最短ルートなどをすぐに検索できるからです。

使う場面としては、 お客様に目的地を言われて、

「あっ。道分からねぇ(;^_^A」

「大体の道は分かるけど、最短ルートってどこだったっけな?」

「久しぶりすぎてこの道忘れたわ」

ってなった時にササッと素早く目的地を入力して使います。

私はこの動きを極めまくった結果、お客様にバレないよう超高速で入力する加藤鷹ばりのゴッドフィンガーへと成長しました。

設置場所ですが、 スマホを専用の器具でハンドルの右側あたりの右手で楽に触れる距離に固定しておきます。このような器具です↓

これが非常に便利です!会社の自称カリスマドライバーよりも間違いなく頼りになります!

ただ、スマホはあくまで補助的ツールとして使用するのがベストだと感じます。

というのは、GoogleMAPは殆どの場合最短ルートを出してくれますが、稀に表示してくれない道もあったりするからです。

なので、ある程度道を知っている状態で補助的ツールとして使うのがベストかと思います。

お客様から道を教えてもらうのと並行して使うと効果が高い気がしますね。

具体的な使い分けとしては、

・ビジネスマンなど忙しそうにしている人には道を聞くこと自体が時間を奪う行為なので、率先してナビを入れされてもらう

・土地勘が無い人にもナビを入れさせてもらう

・酔っぱらって寝そうな人にもナビを入れさせてもらう。

 

・道を知っているおばあさんなど時間に余裕のありそうな人には素直に道を聞くようにする

・道のこだわりがあるような人には言われた通りのルートを走る

このような感じですね。

聞ける人には聞き、道を知らない人や酔っ払い、忙しそうな人にはナビを入れさせてもらう、など臨機応変に対応するのが良いと思います。

ちなみに、通常のナビとスマホのGoogeMAPの違いですが、GoogleMAPの方が道路の混雑状況がリアルタイムで見れ、導き出すルートもGoogleMAPの方が最短最速である場合が殆どです。

特に混雑状況の表示が優れていて、それを見てお客様に空いているルートを提案できるのが嬉しいところ。

なので、ナビを使うならスマホが圧倒的にオススメですね!

私はスマホを使いだしたのは最近なので、最初からこれがあればもっと楽だったのに!と何度か思いました。笑

でも、お客様に直接道を教えていただく経験ができたので、スマホには表示されないルートも覚えれたのは良かったと思っています。

まとめ

この記事で書いた道の覚え方としては、

・空車で走って後から地図で確認する

・お客様に聞く

・スマホのGoogleMAPを活用する

この3つがあります。

私は本当に全く道を知らない状態でタクシー運転手になりました。

最初は本当に道が覚えれるのか不安しかありませんでしたが、約1年で大体の道は覚えました。その後は少しづつ引き出しを増やしていった感じです。

お客様に怒られるのがどうしても嫌だという人は、自分で頑張って道を覚えるしかありません

その場合は自家用車やレンタカーなどを使って、GoogeMAPも有効活用しながらひたすら走って覚えるしかないと思います。

ただ、怒られまくるのも最初の半年くらいなので、どうってことはありません。

そこを乗り切ってある程度道を覚えれば、タクシードライバーの仕事は自由時間も多くて気楽です。

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それでは、良いタクシーライフを(^O^)/

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孤独な釣り人
1人をこよなく愛する孤独な釣り人です。 基本釣りには一人で行き、一人で楽しんでいます。 自分が良いと感じたものを紹介したり、語ったりするスタンスです。