メバリング

瀬戸内海でメバルがよく釣れる潮回り【小潮・長潮・若潮は釣れない?】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

瀬戸内メバルは大潮や中潮などの「潮がよく動く潮回り」が釣れやすいと言われていますが、実際どうなのでしょうか?

そこんところを、メバル釣り歴20年の私が過去の釣果データを元に考察していきたいと思います。

結論
  • ポイントによりますが、基本的には巷の噂通りに中潮~大潮が一番釣れやすく良型も出やすい
  • 小潮・長潮・若潮は大型が出にくいものの、数釣りは可能

ということで、全ての潮回りの特徴や傾向を詳しく書いていきたいと思います!

小潮

  • 釣行データ
  • 釣行日 2022/5/24
  • 場所 瀬戸内海
  • 小潮 満潮 1時11分 干潮 16時50分
  • 釣れた数 21~24㎝ 20匹以上

釣行データは今年の5月に釣行した時のもので、夕まずめ~翌3時頃まで釣って20匹以上の釣果でした。

小潮は潮の干満差が少ないため、潮の流れが緩いことが多く、この日も緩い流れしかありませんでした。

そのためか、時合特有の連発劇はありませんでしたが、1時間に3~4匹ペースでだらだらと釣れ続ける感じでした。

釣れた状況としては潮の流れが少ないため、流れの中を釣るというよりは、海草や障害物の点在するポイントに狙いを絞って拾っていくような釣りでした。

以前にも小潮の日に別のポイントで釣行したことがあるのですが、その日も同じようにだらだらと一晩中釣れ続ける感じでした。

こういった釣れ方をする確実な理由は分かりませんが、潮が緩いと表層に浮いて捕食する時間が長くなる傾向にあるようです。

このことから、小潮周りは5~10匹と連発で釣れるような大きな時合がない代わりに、メバルが長時間釣れ続きやすいという特徴があるように感じます。

釣れるサイズに関しては、潮周りが大きくて潮がよく動くタイミングの方が大型が出やすく、小潮は大型メバルの確率は下がるように感じます。

小潮は潮の流れが緩く、何匹も連発で釣れるような大きな時合はないものの、長時間釣れ続きやすい傾向がある。

大型は出にくい。

5月24日 リーダーを太くしてメバルリベンジマッチ!【小潮】 釣行日 2022/5/24 場所 淡路島小潮 満潮 1時11分 干潮 16時50分天気 晴れ風速 5m~程度最高気温 25度 ...

長潮

  • 釣行データ
  • 釣行日 2022/5/25
  • 場所 瀬戸内海
  • 長潮 満潮 20時50分 干潮 14時33分
  • 釣れた数 10匹以上

こちらも今年の5月に釣行した時のデータで、夕まずめ~翌2時頃までやって10匹以上の釣果でした。

長潮という緩い潮回りでしたが、満潮が20時50分ということで夕まずめに熱い時間が訪れると期待していたのですが・・・結果的には夕まずめは不発。

どんな潮回りでも夕まずめは関係なく釣れることが多いため、メバルという魚のことがよく分からなくなった日です。笑

その後のパターンとしては、小潮の時と同じで潮の流れにメバルが着いているというよりは障害物や海草に寄り添うようにして身を隠しながら流れてくる餌を捕食している感じでした。

なので、そういった場所にリーダー長80㎝程度のフロートリグでキャストし、表層で反応してくるメバルを釣っていく感じでした。

結果的には小潮と同じようにだらだらと釣れ続く感じでしたが、平均すると30分に1匹ペースで小潮よりもやや数が釣れない結果となりました。

ただ、これに関しては潮回りだけの条件ではなく、当日は強風が吹き荒れており天候面の悪条件が加わっていたため、数が釣れにくかったというのもあります。

ですので、小潮と長潮の釣れやすさは大体同じくらいと考えて良いと思います。

サイズに関しては25㎝クラスと1匹大型をバラしたため、大型は出にくいものの、辛抱強く狙っていけばチャンスはあると言えそうです。

小潮と同じように大きな時合はなく、だらだらと釣れ続く傾向。

大型は出にくいものの、全く釣れないわけではなく、丁寧に探っていけばチャンスはある。

5月25日 強風の長潮メバリングで良型連発! 釣行日 2022/5/25 場所 淡路島長潮 満潮 20時50分 干潮 14時33分天気 晴れ風速 5m~程度最高気温 25度 ...

若潮

  • 釣行データ
  • 釣行日 2021/12/14
  • 場所 瀬戸内海
  • 若潮 満潮 15時26分 干潮 22時20分
  • 釣れた数 7匹

長潮の翌日にあたる若潮ですが、「若返りの潮」とも呼ばれており、小潮~長潮などの小さい潮回りの後、若潮を挟んで中潮~大潮と潮が大きくなっていきます。

潮が大きく生まれ変わるイメージから若返りの潮=若潮と呼ばれているようです。

潮の動き方としては、小さい潮回りと大きい潮回りの中間くらいで、程よく動く傾向があるためメバルも釣りやすいと感じます。

上記の釣行データは12月のものですが、満月付近の若潮だったため、月明かりがあり悪条件ではあったものの、月明かりの消えたタイミング+朝マズメに連発しました。

サイズはMAX25.5㎝が出てくれましたね。

ただ、月明かりのあるうちは全くと言っていい程アタリがなかったため、若潮でメバリングに行くなら新月付近の月明かりの少ない潮回りで行くのがおすすめです。

小潮長潮と比較した場合、やや潮の動きが良くなる傾向にあるものの、経験上、釣果が特別良くなるような感じではないですね。

小潮・長潮・若潮の釣れやすさは殆ど同じくらい。

若潮でメバリングをするなら、新月付近がおすすめ。

中潮

  • 釣行日 2022/4/28
  • 場所 瀬戸内海
  • 中潮 満潮 22時36分 干潮 4時06分
  • 釣れた数 20匹以上

中潮に入ると潮の動きがかなり良くなってきます。

特に、大潮前の中潮と大潮後の中潮は潮の動きがしっかりとあるためメバルの活性も高くなりやすく、かつ大潮ほど速い潮の流れでもないため、仕掛けが馴染みやすく釣りやすいです。

というのも、大潮となるとポイントによっては潮が速すぎて仕掛けを馴染ませるのが難しい場合があり、逆に釣りにくいこともあるからです。

ですので、魚の活性の高さと釣り人目線の釣りやすさを考えると、数釣り&大型を狙うなら一番おすすめの潮ですね!

実際、上記の釣行データを参考にすると、一番の爆釣日となったのが4月の中潮でした。

一見、数に関しては小潮と同じように見えますが、1キャスト1ヒット状態が続いた時間帯もあり、実釣時間は小潮の時の半分くらいでした。

サイズもMAX28㎝が出ており、数も型も揃った釣行でしたね!

当日の状況としては、22時過ぎの満潮に向けて潮の流れがどんどん良くなっていき、フロートリグでキャスト後、潮に仕掛けを流しているとガンガン当たってくる感じでした。

潮の動きの良い中潮~大潮周りは潮に流す「ドリフト」が効果的なパターンが多いですね。

潮の流れがしっかりとあるためメバルの活性が高く、潮も速すぎないため釣り人的にも釣りやすい。

数も型も狙いやすくて一番おすすめの潮。

大潮

  • 釣行データ
  • 釣行日 2022/3/1
  • 場所 瀬戸内海
  • 大潮 満潮 17時21分 干潮 0時21分
  • 釣れた数 11匹

大潮はどの潮よりも流れが速いことが多く、大型メバルが釣れやすいことが特徴です。

ただ、時合は比較的短い傾向があり、15分間に連発して釣れるとか、30分間で10匹以上釣れるみたいなことも起こりやすいと感じます。

その代わり、時合が終わるとピタッと釣れなくなってしまいます。

そして、再度時合が来たら連発で釣れる・・・みたいな感じが多いですね。

個人的には一番好きな潮で、潮の干満差が大きいため普段は釣れないような磯場にも干潮時に歩いて渡れることがあり、そこが竿抜けポイントになっていたりして大型メバルに出会えることがあります。

ですので、潮の動きもさることながら入れるポイントのバリエーションも増えてシンプルに釣りが楽しくなる潮回りです。

過去を振り返ると、大型が釣れた実績があるのは大潮が一番で、タイミングとしては干潮からの潮の動き出しで食ってくることが多かったです。

メバルは潮を釣れ」という言葉があるくらい、メバルは潮の動きに依存している部分が大きいため、潮の動き出しや突然川のように流れ出した時はチャンスタイムです。

時合は短いことが多いが、短時間で爆釣することがある。

干潮時は普段渡れない磯などで釣れるため、竿抜けポイントを見つけやすい

25㎝以上の大型メバルは一番実績のある潮。

良型が爆釣しやすいのは中潮~大潮

ここまでの内容をまとめると、良型が爆釣しやすい潮周りは中潮~大潮で、その大きな理由は

  • 潮がよく動くため、メバルの活性が高くなりやすい

というものです。

潮がよく動くということは、その分メバルの捕食するベイト(アミやバチなど)がたくさん流れてくるため、ベイトを求めて表層に浮きやすかったりと釣れる条件が整いやすいです。

実際、私はどの潮でも釣った経験がありますが、メバルは潮の動きがあった方がよく釣れます!

そして、一番おすすめの潮は上記したように「大潮前後の中潮」です。

その理由は潮の流れもしっかりとありつつ、流れが速すぎないため釣り人的にも仕掛けを馴染ませやすく釣りやすいからです。

ただ、だからと言って小潮・長潮・若潮が全く釣れないかというとそんなことはなく、メバルの居る場所で釣れば数に関しては同じくらい釣れる日もあります。

一方、サイズに関しては中潮~大潮などの潮の動きが速くなる潮周りの方が経験上、大型が釣れやすいです。

特に瀬戸内海は潮の大きさによって潮の動き方が全然違うため、顕著に釣果に現れると感じますね。

時期が大切

メバルは潮も大切ですが、シーズン中に釣ることが最も重要なので、春なら4月~5月。

冬なら12月に釣りに行くことが、どの潮で釣りをするかよりも大切です。

シーズン中に行けば、どんな潮でもメバルが居る場所でやれば釣れます!

瀬戸内海のメバリングで一番釣れる時期が4月~5月の理由 瀬戸内海といえばメバルの聖地とも呼ばれていますが、初めてメバリングをする人は、「いつが一番釣れる時期なのか」分からないと思います。 ...

例外もある

メバルは基本的には中潮~大潮が釣れやすいですが、普段から潮の流れが速い海峡部などでは小さい潮回り(小潮・長潮・若潮)の方が釣れやすいポイントもあります

例えば、しまなみ海道の島と島の間の海峡部などはそういったポイントも複数あると思います。

いやはや、ポイントによって釣れやすい潮があったりと、釣りは奥深いです。

それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/

春と冬の夜にメバルが釣れまくった実績ワーム3選【おすすめカラー】 メバリングってワームの種類がありすぎて、実際どれが釣れるの?似たようなの多くね!?って状態に陥りやすく、悩み過ぎて釣具屋での滞在時間が...
月下美人MX83MH-Tは藻場の大型メバルにおすすめ! 5月の海草の繁茂しまくったポイントでどうしても釣り上げることのできないメバルがいたので、ロッドを新調しました。 その結果、Mクラ...

ABOUT ME
孤独な釣り人
1人をこよなく愛する孤独な釣り人です。 基本釣りには一人で行き、一人で楽しんでいます。 自分が良いと感じたものを紹介したり、語ったりするスタンスです。