ロッド

21月下美人MXアジング510UL‐Sのインプレ!高弾性ソリッドってどうなの?

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2021年9月に新発売した月下美人MXアジング510UL‐Sを購入したので、使用感をレビューしていきたいと思います!

月下美人MXアジング510UL-Sは約2万円で購入できるDAIWAの中級クラス(ハイスタンダードモデル)のロッドですが、その重量は驚異の50g

これは上位ロッドであるAIR AGSアジング510UL‐Sと変わらないレベルです。

めっっちゃ軽いです。

先に結論から言いますと、高弾性ソリッドにより感度と魚を浮かせる力が備わったロッドであり、ジグ単アジング・メバリングにはこれ1本あれば対応可能なロッドです!

ということで、実際の使用感と、進化前の18月下美人MXアジングとの違いなどを詳しく書いていきたいと思います!

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21月下美人MXアジング510UL-S

スペック

21月下美人アジング510UL-S18月下美人アジング510ULS-Sからモデルチェンジしたショートロッドです。

どんな進化を遂げてるのか、2本のロッドを比較してみます。

  21月下美人アジング510UL-S 18月下美人アジング510ULS-S
全長 1.78m 1.78m
継数 2本 2本
仕舞 93㎝ 93㎝
自重 50g 55g
ルアー適合重量 0.3~5g 0.3~5g
価格 Amazonで2万円弱 同価格帯

先径と元径はどちらも0.7㎜ 7.9㎜となっています。

ご覧のようにスペックだけを見ると、重量以外変化していません。

重量に関しては、18月下美人アジングが55g、21月下美人アジングが50g−5g軽量になっています。

どれだけ違うんだ!?と思いながら実際に手に持ってみた感想ですが、50gも55gも正直よく分からねぇ~( ;∀;)という感じです。笑

どっちもめちゃめちゃ軽いです!

2本のロッドを交互に持ってみてようやく50gの方が軽いかも?というレベルです。

なので、5g軽量化されたことで劇的に変化を感じれるってわけではないですね!

「な~んだ、モデルチェンジしても大した変化してないんじゃん」

と思ったのですが、実際に海で使用してみるとスペックを見ただけでは分からない変化があったので、その辺を詳しく書いていきたいと思います!

デザイン

デザインは18月下美人から少し変化しています↓

上が18月下美人 下が21月下美人

まずはリールシート付近のブランクのデザインですが、DAIWAのロゴが無くなり、ロッドの名称が刻印されている部分のカラーは赤のグラデーションが消え、全体的に銀色の配色になっています。

これとは対照的に、月下美人MX(メバリング)は全体的に赤色の配色が施されているので、アジングとメバリングロッドでカラーの差別化がなされています。

個人的には、赤のグラデーションがポイントになっていて好きだったのですが、これはこれで銀色に光るアジみたいでカッコいいかな?と思います。

次にリールシートです↓

21月下美人にはエアセンサーシートが採用されたため、リールシートは非常にコンパクトです。(画像左)

リール装着側のカラーは21月下美人が赤色になっていますね。

エアセンサーシートの追加によってグリップが小型化し、手にすっぽりと収まるようになったので、ロッドとの一体感は強くなったように感じます。

次にガイドの形状の変化です↓

手前の短い方が18月下美人で、奥の長い方が21月下美人です。

8個あるガイドのうち、穂先から数えて7個目と8個目が長く変化しています。

これにより、リールからガイドにかけてラインを通した時の角度が小さくなるので、よりスムーズにライン放出ができて飛距離が伸びる可能性が。

これは後々検証してみます。

ティップは高弾性ソリッド

個人的に感じた一番の変化はこれです!

ティップのソリッド部分が高弾性ソリッド(ハードソリッド)になっており、18月下美人510ULS-Sよりも弾力があるため硬く感じます。

家でロッドを振っている時は両者のティップの曲がり込みなどに目立った違いは感じなかったのですが、実際に海でジグヘッドを付けた状態で使用してみると、全然違いました!

表現としては硬いというよりも、弾力があるという感じなんです。

ただ、弾力があるからといって魚のアタリを弾くようなものではなく、魚を掛ける前の感度の高さへの貢献と、魚を掛けた後にその弾力の恩恵を受けれるような感じでした。

正直、感度に関しては18月下美人も高かったのでそこまでの違いは感じなかったのですが、掛けた後のやり取りに関しては、

21月下美人MXアジング510UL-Sの方が高弾性ソリッドのおかげで魚が楽に浮いてくるように感じました!

ボトムで掛けたカサゴを楽々浮かせることができたので、なんか18月下美人より楽だな・・・?とそこで気づきました。

感度の高さは同じレベルで、魚とのやり取りは21月下美人の方が楽というイメージです。

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タックルバランス

216gの16月下美人MX2004を装着した時のタックルバランスがこちら↓

ロッドが軽いので重心が手元に寄りまくっています。

185gの21アルテグラC2000Sを装着した時がこちら↓

30g軽くなった分、重心が少しロッド側に移動しました。

このクラスの軽量ロッドに200g以上のリールは少しバランスが悪いように感じる(全然使えますが)ので、200g以下のリールが良さそうです。

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飛距離

飛距離に関しては、18月下美人アジング510ULS-Sがジグヘッド1g+無風状態で約13mの飛距離なので、それと殆ど同じと思われます。

さすがに、ティップが高弾性になったことやガイドの変化で2m~3mも変わらないでしょうし。

ただ、これも後日計測してみたいと思います!

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扱いやすいジグヘッドの重さ

適応ジグヘッドウエイトは0.3~5gとなっていますが、その中でも1g~1.5gがある程度の重みがあるため操作感を感じやすく扱いやすいと感じました。

1g以下では使うシチュエーションによって扱いやすさに差が出ますね。

漁港内での豆アジ狙いの場合、無風状態であれば0.4gなど超軽量ジグヘッドを使用しても操作感があり快適なアジングが楽しめると感じます。

この辺は18月下美人MXアジング510UL-Sと同じ感覚ですね。

18月下美人510ULS-Sと同じ感覚だとすると、重めのジグヘッドを使用した激流の深場などは潮を捉えすぎて苦手だと思うので、

メインの使いどころとしては3gまでのジグヘッドを使用した浅場~流れの少ないタイミングでの深場などがメインになると思います。

18月下美人MXとの違い

ここまで色々書きましたが、18月下美人との違いをまとめていこうと思います。

ガイドの形状

ガイドの7個目・8個目の形状が違い、18月下美人が短く、21月下美人は長く反りあがるような形状になっています。

エアセンサーシートの有無

手のひらにすっぽりと収まるエアセンサーシートが追加されたリールシート。

正直な感想を言うと、エアセンサーシートってそんなにすごいのか?って感じです。

私の手感度がアホなのかもしれませんが、ノーマルシートの18月下美人でも高感度だったので、感度はもちろん高いですがそこまでの違いは感じないです。

ここが一番の違い!ティップの種類

これに関してはすでに力説しましたが、ティップの違いはかなりあると感じます。

高弾性ソリッド」によるメリットと感じたことは、

  • 感度が高まる
  • 魚を掛けた後のやり取り(浮かせ力)が高くなる

この2点です。

まず感度ですが、1gのジグヘッドを付けた状態でボトム(底)に沈めても、岩や障害物に当たっているのが伝わってくるくらいの高感度です。

なので、わけが分からず根がかりしていた・・・というようなことは潮が速いなど特殊な状況でない限り起こりにくいです。

ただ、この感度に関してはモデルチェンジ前の18月下美人時点で十分に高かったので大差はないと感じました。

が、魚を掛けた後のやり取りはかなり楽になったと感じます。

弾力のあるティップ(高弾性ソリッド)により、魚が突っ込んでもすぐに反発力で浮かせてくれる感覚です。

また、「掛け調子」と謳っているように、18月下美人よりもティップが硬くなったことで掛けるスタイルのアジングも楽しめるのではないかと思います。

(18月下美人は掛けるというよりは乗せるという感じ)

大きいメバルやアジを釣った時はどんな感じになるのか楽しみです。

ロッドのしなり方

ロッド(ティップ)のしなり方ですが、少しだけ21月下美人の方がしなやかにしなってくれるように感じます。

上の画像が18月下美人で、下の画像が21月下美人です。

2番目のガイドから先がソリッドになっていますが、21月下美人の方が継ぎ目が少しだけなめらかで違和感が殆どないです。

これによって釣果に何か影響するのか?と言うと、特にないと思いますが、ロッド製造技術が上がったということでしょうか?

ジグ単アジングの使い心地

釣ったアジのサイズは30㎝までですが、アジの吸い込むアタリがしっかりと手元まで伝わってきますし、高弾性ソリッドの反発力のおかげでトゥイッチ等のアクションも入れやすいです。

また、18月下美人よりもパワーアップしているため、尺クラスのアジでも走られることは走られますが、主導権を握られている感覚はなく寄せてこれました。

18月下美人510ULS-Sが豆アジ~20㎝中盤までがメインだったのに対して、21月下美人MX510UL-Sはより大型のアジが獲りやすくなったという感じですね。

不意の大物にも対処しやすいと思います。

ただその分、小さいサイズは簡単に寄せてこれるので面白味は減ったかもしれません。

ジグ単メバリングの使い心地

ジグ単メバリングで使用した印象ですが、感度が高いのでメバルのアタリはもちろんのこと、岩や海草に触れた違和感も伝わってきます。

また、1g以下の軽量ジグヘッドを扱いやすいという点もアジングロッドならではの繊細さが活きているように思います。

ただ、今回じっくりとメバリングに使用してみて、「感度」という点に関しては、18月下美人MXアジングの方がやや高いように思います。

これは21月下美人MXアジング510UL-Sの感度が悪いわけではなく、十分高いのですが、比較するとそのように感じます。

おそらくこれは高弾性ソリッドの影響かと思われますが、感度が若干下がった反面、メバルを浮かせる力、抜き上げ力は18月下美人よりも高くなっていると感じました。

実際、23㎝クラスのメバルを釣り上げた時は18月下美人よりも楽々浮かせることができました。

このロッドは1g以下のジグヘッドを扱える繊細さがあり、ある程度のパワーもあるため、根掛かりの起こりやすいポイントでもうまく回避しながら良型が狙えると感じます。

ただ、25㎝以上の大型メバルを根の荒い場所で釣るのは不可能ではないですが、あくまでパワーよりも繊細さに重きを置いてあるロッドなのであしからず。(私は磯でもガンガン使っていますが)

漁港をメインに磯場などでも使える

月下美人MXアジング510UL-Sを使用してみて、想像以上の進化を遂げていると感じました。

私は18月下美人MX510ULS‐Sでショートロッドデビューしたのですが、その「感度の高さ」と「海中で自分が何をしているか手に取るように分かる操作性」、「魚を掛ける楽しさ」などは衝撃的でした。

まさにライトゲームの楽しさを教えてくれたロッドと言っても過言ではありません。

そんな18月下美人MXがモデルチェンジして発売された21月下美人MX510UL‐S。

まだショートロッドを使用したことのない方、1万円程度のスタンダードモデルから買い替えを検討している方などはかなり楽しめると思います。

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21月下美人MXアジング510UL-S

使用するシチュエーションとしては、漁港をメインに場所によっては磯場まで幅広く使えます

磯場で使用するなら、飛距離に少し不安があるので足元からある程度の水深があるようなポイントがおすすめですね。

ショートロッドでは不利と言われている高さのある堤防でも、足元の表層にいるメバルを狙ったジグ単メバリングなどは逆に手返しが良く数釣りが楽しめます。

このロッドはとにかく取り回しのしやすさが魅力なので、テンポよく釣りが展開できる=魚に出会うチャンスも上がるというイメージです。

魚の抜き上げサイズの目安ですが、18月下美人MXアジング510ULS-Sでメバル25㎝、アコウ28㎝、アジ28㎝、サバ33㎝を抜き上げているのである程度の大物でも大丈夫だと思います。

ただ、大物をむやみやたらに抜き上げまくっているとロッドが折れる心配もあるので、そこは注意した方が良いと思います。

それでは、良いフィッシングライフを(^O^)/

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1人をこよなく愛する孤独な釣り人です。 基本釣りには一人で行き、一人で楽しんでいます。 自分が良いと感じたものを紹介したり、語ったりするスタンスです。